1. やけど
![アスファルトを歩く猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/3/c3c6e23b976e33f3c792101f48bd5218.jpg)
猫は夏場に熱せられたアスファルトの上を歩くことで、肉球にやけどを負ってしまうことがあります。猫は肉球をやけどすると患部を気にしたり、足をひきずるようなしぐさをしたり、いつもより歩くのを嫌がったりします。
見て確認できる状態だと水ぶくれ、赤くなる、黒ずんでいるなどです。また、このようなアスファルト以外にもIHコンロやストーブなどの暖房器具の上に飛び乗ってやけどをしてしまうこともあります。
このような事故を防ぐためには、猫がやけどをする可能性のある場所に近づけない、もしくはそのような器具を側に置かないといったことが大切ですが、もし万が一火傷してしまった場合は、保冷剤や氷を使用して患部を冷やす処置をして、その後獣医さんに連れて行きましょう。
2. 腫れている
![肉球をなめる猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/6/e436e774fe555ea3122e645f0154dc88.jpg)
夏場など暑い季節になってくると昆虫も増えてきます。猫は元々動くものを追いかける習性があるため、このような虫達にちょっかいをかけているうちに、肉球を刺されてしまうということもあるようです。
虫刺されの危険性
猫が肉球を刺される特に危険なのが蜂で、蜂に刺されると刺された手が大きく腫れてくる他、発熱する場合があります。
夏場など、昆虫の活発な時期に猫が手をしきりに気にして痛がる、腫れているなどした場合、蜂に刺された可能性もありますので確認しましょう。
対処法
患部を確認して針が残っている(ミツバチ)ようであれば、針の先についている毒の袋を刺激しないようにそっとピンセットで針を抜き取り、その後患部を流水で洗い流し、低温やけどにならないようにタオルなどでくるんだ保冷剤で冷やしてあげましょう。
また、針が患部に見られない場合は、他の虫やミツバチ以外の危険な蜂に刺された可能性もあります。
このように、腫れは考えている以上に猫を危険にさらす可能性もあるトラブルなので、処置後はできる限り早く獣医さんに見てもらうようにしましょう。
3. 怪我
![猫と肉球](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/4/7186e6c08f9b7f761647ba16a3d7ca9b.jpg)
猫が歩いていて異物の破片などをうっかり踏んで怪我をしてしまう、というのも起こりうるトラブルです。もし猫が歩いた跡に血痕などが見られたら肉球を傷つけている可能性もあります。
猫の肉球を確認して異物が刺さっている場合はそれを取り除き、その後清潔なガーゼやタオルなどで強めに押さえて止血しましょう。
もしこのように処置しても血が止まらない、猫が嫌がって暴れるなどの場合は獣医さんで処置してもらいましょう。
4. あかぎれ
![猫の手をとる人](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/6/167253da6076b6a1934d00686bb5d8e2.jpg)
人間でも冬など寒い季節になると手が「あかぎれ」の状態になることがあります。猫の肉球が人間のようなあかぎれになることはまれですが、乾燥から肉球がひびわれて、ひどい場合はそこから血が出てしまうこともあります。
あかぎれは、冬場の乾燥などが原因で引き起こされるものとされていますから、もしも猫の肉球が触ってカサカサになっていたら、猫の肉球専用クリームで保湿することであかぎれを防ぐことができます。人間のクリームは猫にとって有毒な可能性があるので絶対に使わないでください。
また、もしもすでにひびわれがひどく出血しているようであれば、菌が傷から入る可能性もあるため、クリームを塗る前に、まず獣医さんに連れていって指示を仰ぐ必要があります。
まとめ
![肉球を見せて眠る猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/8/f4837ca821e8bafbf90dc1c8ca1477d2.jpg)
いかがでしたか?猫の肉球はとても可愛いチャームポイントですが、一方でデリケートな傷つきやすい部分でもあるようです。
共通するトラブル防止方法としては危険のある所へ行かせない、また猫の近くにそのようなものを置かないといったことですが、もし万が一猫が肉球を負傷してしまった場合は自宅でできる正しい処置方法を行って、すみやかに獣医さんに見てもらうようにしましょう。