キャットフードの安全性を比較するには?
大事な家族の一員である猫だからこそ元気で長生きしてほしいと誰もが願っていると思います。キャットフードによっては猫の健康を損ねてしまうこともあるため、安全なフードを選び与えることが非常に大事になってきます。
安いキャットフードで長生きできないイメージがありますが、価格に関係なく入っている素材や量、バランスなどによって、値段が安いけども良質で安全なものもあり、人気ランキングにランクインしているフードもあります。
安全なキャットフードを選ぶ際にどんなところに注目すればいいのか3つのポイントをそれぞれ紹介したいと思います。
主原料が動物性タンパク質・穀物不使用(グレインフリー)
安全なフードを選ぶには、原材料を注意してみてみましょう。猫は肉食動物であるため豊富なタンパク質が必要です。そのため肉や魚といった動物性タンパク質がメインでつくられているキャットフードが安全だといえるでしょう。
安価なキャットフードの多くは小麦やトウモロコシなどの穀物が入っている傾向がありますが、猫にとってはこの穀物類は上手く消化することができずアレルギーを引き起こす要因でもあります。
キャットフードに表記されている中に「コーングルテン」などと書かれているものもありますが、それらも穀物類に入るので避けましょう。
害を及ぼす人工添加物が使われていない
キャットフードでもドライフードは日持ちするメリットはありますがその分、保存料や酸化防止剤、着色料などの多くの添加物が使用されている傾向があり、成分によっては安全面を考慮しておらず猫の健康を害するものもあるため気をつけることです。
危険な添加物
- BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
- BHT(ジブチルヒドロキシルエン)
- エキシトシン
- 赤色102号・106号
- 黄色5号・1号
特にBHA(ブチルヒドロキシアニソール)やBHT(ジブチルヒドロキシルエン)、エキシトシンなどの酸化防止剤は発ガン性があるといわれています。
合成着色料に関しても見た目をよくする目的でキャットフードに使われやすい添加物であります。猫は見た目よりもキャットフードのニオイで食べるか食べないか判断するため必ずしも必要な添加物ではないのです。
特に「赤色102号・106号」や「黄色5号・1号」はアレルギーを引き起こしやすかったり、発ガン性があるなど決して安全ではないため、これらの添加物が入っていないキャットフードを選ぶようにしましょう。
栄養基準『AAFCO』を満たしている
キャットフードをはじめ、ペットフードは多くのメーカーが存在し種類がとても豊富です。その中には質が悪く安全性が低いキャットフードもあるため、飼い主が安全で良質なキャットフードを選ぶ際の基準となる、1つの安全な基準としてAAFCOがあげられます。
AAFCOが(米国飼料検査官協会)決めているペットフードの栄養的基準は世界的なスタンダードでもあります。AAFCOはキャットフードを含め、ペットフードの栄養基準の他にラベル表示などに関する基準を決めています。
現段階で日本のペットフード公正取引委員会もこのAAFCOによる栄養基準を取り入れています。しかし中にはAAFCOが決めた栄養基準を合格しているキャットフードでも、安全性が低く猫にとって好ましくない材料を使用しているものもあります。
そのためAAFCOが決めた栄養基準にクリアしている全てのキャットフードは安全とは言い切れませんので、キャットフードに入っている材料もチェックをし、本当に安全かどうか確認することが大切です。
安全なキャットフードのおすすめランキング
冒頭で安全なキャットフードの選ぶ際のポイントを踏まえながら、猫の健康に良く安全性が高いキャットフードをランキング化しました。私なりにランキングトップ10を決め、それぞれ詳しく解説しながら紹介していきたいと思います。
第1位「カナガン」
カナガンは早々に穀物不使用(グレインフリー)として登場したキャットフードであり、多くのキャットフード人気ランキングで1位をとっている程高い人気と安全性があります。使われている材料は全て高品質で新鮮なものだけを使っていたり、小麦やトウモロコシといった穀物類を使っていません。
高タンパク質のチキンや消化が良いサツマイモなど厳選された原材料を使用していたり、猫に必要なタウリンが豊富に入っているため獣医師からも高く評価受けているキャットフードという事もあり、今回ランキング1位にさせていただきました。
関連記事:カナガンキャットフードの口コミ評判|安全性はどう?原材料やから評価!
第2位「モグニャン」
ランキング第2位で選ばせていただいたモグニャンは穀物不使用(グレインフリー)のキャットフードで、イギリスの生産工場の専門の方々とともに原材料やフードの粒を比較し固さの調整などをチェックしてつくっています。
関連記事:モグニャンキャットフードの口コミ|安全性を原材料や評判から評価!
そのためモグニャンはFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の基準に合格したキャットフードでもあり、着色料や香料を使っていないため安全性が高く、子猫から高齢猫まで年齢関係なく与えることができます。
第3位「HALO グレインフリー(1才以上の成猫の健康維持・体重管理)」
商品情報
・一歳以上の成猫の健康維持と体重を管理するフード
ランキング第3位に選んだキャットフードは豊富なタンパク質が必要な猫のために高品質なサーモンを原材料として使用し、安全を考慮しており副産物・ミール系を使っていません。また穀物である小麦やトウモロコシを使っていません。
他にもミネラルバランスを調節しているので猫にかかりやすい尿路疾患にも配慮していたり、食べやすいようにドーナッツ型の粒になっています。
第4位「ジャガー」
人が食べても安全で問題ない材料で使っているヒューマングレードのプレミアムキャットフードです。チキンや鴨肉、サーモンを豊富に使用し動物性タンパク質が約80%以上と高く、安全を考慮して穀物類を一切使っていません。
このキャットフードはペットフード先進国のイギリスからつくられているため市販で購入することはできませんが、その分工場で安全管理を徹底してつくられ飼い主の元へと届けています。
関連記事:ジャガーキャットフードの口コミ|お試しした方の評判や評価!
第5位「シンプリー」
動物愛護先進国イギリスで動物栄養学者と共同開発したキャットフードです。サーモンやニシン、マスなどの高品質なタンパク質を使っています。また安全面でも小麦やトウモロコシなどの穀物類を一切使用していないグレインフリーや、合成着色料や合成保存料を使っていません。
FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)で決めた栄養基準を満たしている工場で作られており、子猫から高齢猫まで食べ続けられるように栄養バランスを調整してつくられています。
第6位「シェフキャット」
商品情報
・風味を損なわない良質なたんぱく質のあるフード
猫に必要な栄養を考えてつくられた国産のキャットフードで、小麦やトウモロコシなどの穀物類を使っていません。猫の安全面も考慮しており、BHAやBHTといった酸化防止剤や保存料や着色料などの添加物も使用していません。
三大栄養素であるタンパク質、脂肪、炭水化物の栄養バランスを調整されており、AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準を満たしています。また工場からできたフードを飼い主さんの元へ直送するため安全国産のキャットフードでもあります。
第7位「ピュリナワン グレインフリー(チキンor白身魚)」
猫が生涯、健康で長生きできるようにペット専門栄養士が猫に必要な栄養バランスを調整して作られたプレミアムキャットフードです。ピュリナワンシリーズの中でもグレインフリー(穀物不使用)をオススメしており、穀物によるアレルゲンケアで安全面も高いです。
肉食動物の猫に向けて第1主原料に動物性タンパク質を豊富に含んでいるチキンを使っています。フード粒も「やわらかほぐし粒」と「美味しいカリカリ粒」の2つの異なる食感の組み合わせで猫が食べやすいように作られています。
第8位「ナチュラルバランス グリンピース&ダッグフォーミュラ」
商品情報
・穀物不使用のアレルギーケアのキャットフード
アメリカを拠点としサンディエゴ動物園にて採用されたキャットフードです。動物栄養学博士からなるプロジェクトチームにより猫の必要な栄養素やバランス、原材料などを研究・開発してできたフードでもあるため、安全性が高いです。
そのためナチュラルバランスはAAFCO(米国飼料検査官協会)が定める栄養基準を満たしており、使われている原材料は全てオートナチュラルで、アメリカの農務省の認定、肉類では米国肉類検査サービスで管理されたものを使用しています。
ナチュラルバランスは全年齢・全猫種対応しているキャットフードでシリーズの中には食物アレルギーに配慮をしており、グルテン・グレインフリーのフードや、ダッグ肉などの新奇性のタンパク質で作られたものもあります。
第9位「ニュートロ ワイルドレシピ」
野生の頃から食べている食事内容を再現したキャットフードで第1主原料を肉や魚をメインにしており、タンパク質が約40〜42%以上含まれています。また米や小麦、トウモロコシなどの穀物類を一切使っていないグレインフリーであり、その分消化性が高いエンドウマメやポテトを使用しています。
このキャットフードに使われている材料は厳選された自然素材なため安全面も高く、必須脂肪酸であるオメガ3系・6系脂肪酸を適切なバランスで調節されており皮膚や被毛の健康維持をサポートしてくれています。
第10位「ニュートロ ナチュラルチョイス」
商品情報
・室内猫のニーズに対応した最適な栄養バランスフード
厳選された自然素材で使用しているキャットフードで、原料の品質や安全性など独自の検査基準を設けて作られています。「ミートファースト」および「フィッシュファースト」というように第1主原料に肉および魚をメインにして使用しています。
また猫のライフスタイルに合わせて素材や栄養バランスとともに安心・安全面を配慮をし、素材本来の美味しさを実現したキャットフードでもあります。厳選された自然素材で作られているため、出来る限りの合成ビタミン、ミネラルを添加していません。
まとめ
毎日与える猫の食事管理は飼い主さんの大事な務めでもあり、適切な食事によって健康で長生きすることができます。販売されている猫の餌の中には猫の健康を損ねてしまうものが入っているキャットフードもありますので、安全なキャットフードを選んであげることが大切です。
今回は私が考えて選んだ安全なキャットフード10種をランキング化してみましたが、猫の年齢や何らかの疾患などによっては、それに対応するフードの方が好ましいこともあります。その際は猫の状態を踏まえて獣医師と相談し、その子に合った適切で安全なキャットフードを選んであげてください。
30代 女性 ひなた
グレインフリーなので、穀物アレルギーの猫ちゃんには特に安全でオススメですよ!
うちの猫ちゃんも最初は何に対してアレルギーがあるのかが、わからなかったのですが血液検査をして穀物アレルギーがわかりそれからは、カナガンを与えています。最初から喜んで食べてくれたので安心しました。カリカリフードの中でグレインフリーは増えてきましたが、これからも、もっと増えていってほしいです。
友人の猫ちゃんもカナガンを食べ始めて皮膚が綺麗になったと言っていました。アレルギー体質も改善していくと思いますよ。