猫の『フード』を切り替えるタイミング4つ 変更の必要性や安全な方法も解説

猫の『フード』を切り替えるタイミング4つ 変更の必要性や安全な方法も解説

「今のフード、いつまで続けていいの?」と悩むことがあると思います。 愛猫の健康を守るために知っておきたい切り替えのタイミングと、お腹を壊さない安全な進め方を解説します。

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記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

フードを切り替えるタイミング

ごはんを食べる2匹の猫

1.年齢が変わったとき

猫には「子猫用」「成猫用」「シニア用」といった年齢別のフードがあります。人間と同じで、育ち盛りの子供と大人では必要な栄養の量が違うからです。1歳になったときや、7歳を過ぎてシニア期に入ったときが大きな切り替えのタイミングです。

2.病気の治療が必要なとき

獣医さんから「療法食」を勧められたときです。腎臓のケアやダイエットなど、特定の病気をサポートするために特別な栄養バランスで作られたフードに切り替えることがあります。

3.体の変化やトイレの様子が変わったとき

「毛並みがパサパサしてきた」「最近うんちがゆるい、または固すぎる」といった変化は、今のフードが体に合っていないサインかもしれません。また、太りすぎてしまったときに低カロリーなものへ変えることもあります。

4.今までのフードを食べなくなったとき

猫は意外とグルメで、急に今のフードに飽きてしまうことがあります。また、年齢とともに噛む力が弱くなって、粒の大きさが合わなくなることもあります。「食いつきが悪くなったな」と感じたら、切り替えを考えてみましょう。

なぜフードを変える必要があるの?

離乳食を食べる子猫

フードを切り替える一番の目的は、今の猫の状態に「最適な栄養バランス」を届けてあげることです。総合栄養食はそれだけで必要な栄養がとれますが、必要なエネルギー量は運動量や年齢によって変わります。その時の猫にぴったりのフードを選ぶことは、肥満を防いだり、内臓への負担を減らしたりと、病気の予防につながる大きなメリットがあります。

ただし、フード選びを飼い主さんだけで判断するのが難しい場合もあります。「療法食を食べてくれない」という悩みや、急激な体重の変化、毛並みの悪化などが気になるときは、まずは動物病院へ相談しましょう。定期検診のときにフードについて確認すると、より安心して切り替えを行うことができます。

猫のフードの安全な切り替え方

ペットフードを準備する人

新しいフードに変えるときは、約10日間かけてゆっくり進めましょう。急に変えると猫の胃腸がびっくりして、嘔吐や下痢を引き起こしてしまうことがあるからです。

最初は今のフードに新しいフードを1割だけ混ぜ、数日おきに2割、3割と、新しいフードの割合を増やしていきます。10日かけて100パーセント切り替えるイメージで、うんちの様子を見ながらゆっくり進めるのがコツです。

まとめ

ペットフードの袋を2つ持つ人

猫のフードを切り替えることは、単に種類を変えるだけでなく、その時の健康状態を再確認する大切な機会です。

日々の食事の様子や排泄物の状態をよく観察し、少しでも迷うことがあれば、遠慮せずに動物病院に相談しましょう。

年齢や体調に合わせた適切な食事管理を続けて、猫が健康的に過ごせるようにしたいですね。

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