期待で胸がわくわくする時間

1.ごはん・おやつをもらえる時間
食事の時間は生きるために欠かせないだけではなく、美味しさに心が弾む、猫にとって楽しみなひととき。
朝から必死に飼い主さんを起こすのも、多くはごはんのため。
少し眠たそうにしているときも、大好きなおやつがもらえると分かると、一気に目が覚めて飛びついてきます。
喜びを分かりやすく表現してくれるので、準備する側もうれしくなります。
そんな楽しみな時間を安心して迎えられるよう、食事はできるだけ決まった時間にあげるのがおすすめです。
2.飼い主さんが帰宅・休憩する時間
あなたが仕事や学校から帰ってくると、猫はどんな様子を見せるでしょうか。
玄関での出待ちは代表的ですが、爪とぎをしながら見つめてくるのも、うれしくて興奮しているサインです。
外出からの帰宅にかぎらず、家にいるときも、猫は飼い主さんのちょっとした仕草から「休憩の合図」を察知します。
たとえば筆者の場合、一息つこうとメガネを外すと、すぐに愛猫が近寄ってくるのです。
待っていてくれたことに感謝し、声をかけたりなでてあげたりすると、猫の喜びがさらに深まることでしょう。
好奇心を満たす時間

3.窓の外を眺める時間
ニャルソックという俗語が広まっているとおり、猫は窓の外を眺めるのがお気に入りです。
カーテンや窓を開けると、いそいそとパトロールに向かう姿が見られます。
窓から見える小鳥や虫の動きに心がくすぐられ、外の空気を感じることもよいリフレッシュになります。
興奮して「カカカ」「ケケケ」と謎の声を出す猫もいますが、狩りの気持ちを高めているのではないかと言われています。
脱走や落下の危険がないよう、網戸ロックや脱走防止柵などで安全を守りましょう。
4.段ボールや洗濯かごが空になる時間
実は、段ボールや洗濯かごが空になる瞬間を、猫は密かに楽しみにしています。
四隅が覆われていて隠れ家にもなる空間は、野生時代の習性を思わせる安心感があります。
通販の箱を放置しておくと、いつの間にか猫が陣取っていることも。
思い切って毛布を敷いて、寝床に認定してあげてはいかがでしょうか?
さらに、穴を開けたり屋根をつけたりしてアレンジすれば、オリジナルの猫ハウスとして長く使ってもらえそうです。
コミュニケーションを育む時間

5.飼い主さんと遊ぶ時間
忙しくても必ずつくってあげたいのが、遊びの時間。
遊びは狩猟欲を満たすだけでなく、飼い主さんとの信頼関係を深める大切なコミュニケーションでもあります。
猫から誘ってくるタイミングを見逃さないことがコツで、筆者はお風呂上がりに誘われることが多いです。
じっと見ているだけだと反応があまりよくないように見えますが、獲物に見立てたおもちゃに跳びかかるタイミングを伺っているのでご安心ください。
6.飼い主さんと寝る時間
1日の終わりを彩るのが、飼い主さんと一緒に寝る時間です。
布団で愛猫の温もりを感じられるのは、飼い主さんにとっても幸せな瞬間のはず。
ただし、寝る場所や寝る向きは猫にお任せするのが鉄則です。
おしりを向けられると複雑な気持ちになるかもしれませんが、猫は敵に背を向けて寝ることはありませんので、それだけ安心できているということなのです。
寄り添い合うのが理想ですが、現実では、人間の方が肩身が狭いことが多いでしょう・・・!
まとめ

猫が心待ちにしている時間は、毎日の暮らしのなかに散りばめられています。
ごはんや遊び、スキンシップなど、1つひとつに愛情を込めると、猫はもちろん飼い主さん自身の心も満たされていくことでしょう。
ときには大変なこともありますが、早起きが得意になったり、帰宅の足が早まったりと、生活そのものが豊かに変わっていくかもしれません。