猫が『膝に乗りたがる』ときの心理3選 特別な人にしかしないの?愛猫が伝えたい気持ちとは

猫が『膝に乗りたがる』ときの心理3選 特別な人にしかしないの?愛猫が伝えたい気持ちとは

家族がいる中で、愛猫が自分の膝の上に乗ってくると、ちょっとした特別感を感じませんか?一方で「うちの猫は誰の膝にも乗らない」とか「以前は乗らなかったけど、最近急に乗るようになった」など、猫の膝乗りに対する疑問を持つ人もいそうですね。猫が膝に乗るときは、何を考えているのでしょう?膝乗り行動の裏に隠された猫の本音を探ってみましょう。

猫が膝に乗るときの心理的な理由3つ

膝の上のチャトラ

人の膝は、座っているときなど限られた状態でしか乗れませんから、猫としては何か考えがあった上で乗ってくるのでしょう。

理由はひとつではありません。猫の心理を探ってみましょう。

1.甘えるための作戦

猫から見ると、飼い主の膝の上は適度な高さと快適さがあるので、まるで「特等席」のようです。膝の上に乗れば、飼い主はどうしても注目してしまいます。実はこれが猫の作戦。

スマホやパソコン、本を読んでいる飼い主さんの意識を独占して、撫でてもらいたいという甘えた気持ちを伝えられるからです。猫の作戦通り、つい撫でてしまいますよね。

飼い主の膝の上では、気持ちよくなれば眠ることもできますし、嫌になったらぴょんと降りるだけでいいので、猫にとってはとてもお手軽で最適な場所なのです。

2.快適さの追求

寒い季節には、猫も温もりが恋しくなります。飼い主の膝の上が快適なことを知っている猫は、率先して膝の上に乗りたがるようになるでしょう。

人間の膝は適度な柔らかさと安定感があるだけでなく、ニオイにも親しみがあり、リラックスできる場所としてこの上ない場所です。さらにひざ掛けなどがあれば、猫は気持ち良いことをわかって、お昼寝目的で率先して乗ってくることもあるでしょう。

ただし、飼い主さんの膝があまりにも快適すぎると、猫がどいてくれずに家事も仕事もできなくなってしまうデメリットもあるかもしれませんね。

3.ニオイ付け

猫が膝の上に乗ってきたときに、頬をこすりつけたり足踏みをしたりすることがありますが、これは自分のニオイをつけるためのマーキングの一種です。

猫の頬や顎、肉球などには臭腺と呼ばれるニオイを分泌する器官があり、猫は飼い主さんの膝の上でスリスリすることで「この人の膝の上は私の場所」「ここはお気に入り!」と自分の印を残すのです。

もちろん服を洗ってしまうと猫のニオイは消えてしまいますので、猫は自分のニオイが残っているか確かめ、上書きもしたいと思って何度も膝の上に乗ってくるのです。

愛猫が膝に乗って伝えたい気持ちとは?

ヒザの上で仰向けになる子猫

猫が膝の上に乗りたがる心理的な理由が「甘え」「快適さ」「ニオイ付け」のいずれかであっても、それに共通する特別な気持ちを持っています。

甘えて乗ってくるときは、スキンシップを求める親密さがありますし、暖かくて心地いいから乗る場合は、飼い主さんを頼りにする信頼感を示しています。自分のニオイをつけるには「ここは自分の場所なんだ」という親近感を持っているのです。

もともとの猫は警戒心が強いので、意図しない変化をとても嫌います。そのため、飼い主さん、あるいは「女性」など、経験上信頼できる相手にしか無防備な姿を見せません。

多くの場合は保護や譲渡など、出生後に家族になることがほとんどなので、すべての猫が飼い主に懐くわけでもありません。それでも、膝の上に乗りたがるのであれば、それは飼い主さんを「特別な人」「大好きな人」だと感じているからなのです。

まとめ

膝の上でバンザイする猫

家族の中でも、猫が膝に乗ってくる人・乗らない人、あるいは、好んでよく乗ってくる人など、少しずつ差が見られることがあります。

猫が膝に乗るのには複数の理由がありますが、どの理由であっても共通しているのは信頼と愛情です。飼い主さんを心から信頼している「特別な人」だと思っているからこそ、最高の愛情表現といえるでしょう。

もし、愛猫が膝に乗ってくるときは「自分を信頼してくれているんだなぁ」と受け止めて、一緒にゆったりとした時間を楽しみましょう。

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