『アパート』での暮らしでも飼いやすい猫種5選 性格や特徴から快適に過ごしてもらうコツまで

『アパート』での暮らしでも飼いやすい猫種5選 性格や特徴から快適に過ごしてもらうコツまで

ペット可のアパートであっても、猫を飼う際には他の住人への配慮が大切なポイントです。本記事では、鳴き声の大きさや性格の穏やかさといった点を踏まえ、集合住宅でも飼いやすいと言われる代表的な猫種を5つご紹介。それぞれの特徴と快適に過ごしてもらうコツを解説します。

1.スコティッシュフォールド

茶トラのスコティッシュフォールド

スコティッシュフォールドは、おとなしく落ち着いた性格で知られています。鳴き声も比較的小さく、アパートのような集合住宅でも近隣に迷惑をかけにくい猫種です。また、人懐こく穏やかであることから、猫を初めて飼う方でも飼いやすいと言われています。

丸みのある体と愛らしい表情で人気ですが、関節系の疾患を持ちやすいため、段差を減らした環境づくりが重要です。キャットタワーを低めに設定したり、床にクッションマットを敷いたりするなど、安全面を工夫すれば快適に暮らせます。

運動量は多くないので、遊びの時間を飼い主が工夫して与えてあげましょう。

2.ブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘアは筋肉質でがっしりとした体格ですが、大人しくて鳴き声も控えめです。自立心が強くマイペースな性格で、一人で過ごす時間を好む子も多いことから留守番が多めになりがちなアパート暮らしにも向いています。

飼育する上で注意したいのは、太りやすい傾向があるため食事管理と適度な運動が欠かせないことです。与えるキャットフードの量を調整し、キャットタワーなど上下運動ができる家具の配置を工夫することで、健康的な暮らしをサポートできます。

3.ラグドール

ラグドール

ラグドールは大きな体ながらも、穏やかで人懐っこい性格をしています。抱っこされることを好む子が多く、まるで「ぬいぐるみ」かのように大人しい振る舞いをするのが特徴です。のんびり屋さんで走り回ることは少なめなので、集合住宅でも安心して飼いやすいでしょう。

しかし、大型ゆえに運動不足になりやすいため、十分なスペース確保と遊びの工夫が重要です。上下運動を促すためにキャットタワーを導入したり、心身に刺激を与えられる知育おもちゃなどを使い、のびのびと遊ばせてストレスを防ぎましょう。

4.ロシアンブルー

ロシアンブルー

ロシアンブルーは「ボイスレスキャット」とも呼ばれるほど鳴き声が小さいことで有名です。アパート暮らしにおいては、近隣トラブルになりにくく飼いやすい猫種といえるでしょう。

性格はやや神経質で繊細な面があり、できるだけ静かな環境を好みます。飼い主に対しては甘えたり愛着を示したりしてくれますが、来客や騒音を苦手とするため、安心できる隠れ場所を作ってあげるのが快適に過ごしてもらうための秘訣です。

シンプルな部屋だとしても、キャットハウスやカーテン裏など落ち着ける空間を用意しておくと猫が安心して過ごせます。

5.アメリカンショートヘア

タワーでくつろぐアメリカンショートヘア

アメリカンショートヘアは活発で遊び好きではありますが、順応性が高く、アパート暮らしにも適応できます。

元々ハンター気質があり運動量は必要になるものの、環境に合わせて行動を調整できる柔軟さを持っているのです。また、鳴き声も大きすぎず、飼い主のライフスタイルに合わせやすい点が魅力です。

小さな部屋でも、上下に動ける空間を設けたり、一緒に遊ぶ時間を作ることで運動量を確保できて十分にエネルギーを発散させられます。日頃から猫とよく触れ合ってコミュニケーションを取り、遊びで狩猟本能を満たすようにすると楽しく過ごしてもらえるでしょう。

まとめ

ソファに寝そべる猫

アパート暮らしに適した猫種は、性格が穏やかで鳴き声が控えめな傾向にあります。しかし「飼いやすいから安心」ではなく、猫が快適に暮らせる環境づくりと、近隣住民への配慮が不可欠です。

防音対策やトイレの清潔さ、日々の遊びや健康管理を怠らないことが、集合住宅での猫との暮らしをスムーズにします。また、賃貸の場合、壁紙や備え付けの家具に傷をつけないような対策も必要です。

猫の性格や体格、好みなどの個体差を理解し、その子に合った工夫を取り入れながら、安心で楽しい暮らしを築いていきましょう。

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