猫のしつけに『霧吹き』が効果的な理由3つ 安全な活用法から注意すべきことまで解説

猫のしつけに『霧吹き』が効果的な理由3つ 安全な活用法から注意すべきことまで解説

『霧吹き』によるしつけは効果的?そう言われる理由は?有効性がある理由や実践するうえでの注意点、猫への影響など徹底解説いたします!!

猫のしつけに『霧吹き』が効果的な理由3つ

叱られる猫

猫は犬のように技を磨いたり、その都度指示に従うように仕向けることはできません。理由は群れをなさない動物だからです。猫は常に自分の判断で動きます。本能的に誰かに従う術を持たないのです。

では『しつけ』は不可能なのでしょうか。これに関しては、目的と方法によります。つまり、やり方次第では好ましくない行動を阻止できるというわけです。

皆様は、猫のしつけに『霧吹き』が有効だと聞いたことはありませんか?

ここでは、その根拠となる理由を3つ紹介いたします。あわせて安全なやり方や、注意点についても詳しく解説いたします。

1.『不快感』を利用できるから

水がかかる猫

猫のフィールドは砂漠です。砂漠では水に触れ合う機会が少ないので、イエネコも本能的に水が苦手です。触れることはもちろんのこと、体が濡れるのはもってのほかなのです。

霧吹きはこの『不快感』を利用した、まさに画期的な手段になります。

イタズラや噛みグセ、侵入してはいけない場所に踏み入ろうとすると"嫌な思いをする"と記憶に刻ませることによって、徐々に望まない行動を減少させることができます。

2.ただの水だから安全性が高い

霧吹き

大前提として、しつけに用いる霧吹きの中身はシンプルな水(水道水)に限ります。ここを守ることで、安全に罰を与えることができるのもメリットの1つです。

ただし、いくつかコツがあるので参考にしてみてください。

  • 現行犯に限る
  • 顔ではなく体に吹きかける
  • 不意をつき誰がやったかバレないようにする
  • 協力者がいればその人が吹きかける

霧吹きによるしつけは、人間にとって好ましくない行動を抑制する目的で行われます。もちろん猫にとって危険な行動の制止という目的も含まれます。

よって、突如水がかかって『驚いた』『犯人は分からないけれどもうやめよう』という心境に持っていくことが重要です。そのためにも、不意打ちであることは必須条件です。

例えば噛みグセを修正したい場合。噛まれた被害者ではなく、第三者が霧吹きを使用することをおすすめします。あくまでも人がやっているとバレないようにしてください。

猫の場合は現行犯でなければ効果がありません。一度の犯行につきワンプッシュです。これを根気強く続けましょう。

3.信頼関係に影響しにくい

挨拶する猫

先ほどのコツを駆使することで、愛猫との信頼関係にヒビが入る心配はありません。悪意がなければ悪影響がないというのも効果的といわれるゆえんです。

そのためにも顔は避ける・ワンプッシュに留める・不意打ちを狙うを徹底してください。感情的になったり、イタズラ心でやるのはNGです。

したがって、霧吹きを使用したしつけは必ず大人が行いましょう。お子様には、しつけの目的や大人がやる理由を丁寧に説明し、真似をしないように優しく伝えてあげてください。

まとめ

猫のイタズラ

今回紹介したポイントを踏まえると、安全な方法で適切な罰を与え、しつけにつなげることができるでしょう。今まさに"猫の困り行動"にお悩みの方は、参考にしてみてください。

ちなみに霧吹きは、『サイズ感が小さめ』『音が静か』『粒子が細かい』タイプを選びましょう。実践に移る前に使いこなすことも大切です。持ち方や吹きかけ方を研究し、上手く不意打ちを狙えるようにしてみてくださいね。

最後に重要なポイントをもう1つ。ある一定の習性(爪とぎやじゃれる行為)に関しては別ジャンルだと認識しておいてください。おもむろに霧吹きを使用しても問題解決には至りません。他のアプローチが必要になりますので、気をつけてください。

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