猫が飼い主さんに『おみやげ』を持ってくるときの5つの気持ち もらったらどう対応すれば?

猫が飼い主さんに『おみやげ』を持ってくるときの5つの気持ち もらったらどう対応すれば?

猫の「おみやげ」を知っていますか?生き物やおもちゃなど、猫が狩りをして捕まえてきたものを飼い主さんのところに持ってくることです。猫はどのような気持ちでおみやげを持ってくるのでしょうか。もらったおみやげの対応などもご紹介します。

猫が「おみやげ」を持ってくるときの気持ち

人の顔の前あるおもちゃを見る猫

1.飼い主さんのために獲ってきた

子育て中のメス猫は、獲物を捕まえると子猫に食べさせなくてはなりません。猫は飼い主さんを「狩りができない猫」と思っていて、メス猫は飼い主さんに食べさせようとしておみやげを持ってくると言われています。

飼い主さんが体調が悪くて寝ていたら、猫がベッドにたくさんおもちゃを運んでいたということもあるそうです。

2.狩りを教えている

飼い主さんを「狩りができない」と思っているので、メス猫は獲物をおみやげにして食べさせるだけではなく、仕留め方を教えようとしている場合もあります。

母猫は子猫に死んだ獲物を持ってきますが、子猫が成長すると、まだ生きている状態の獲物を持って帰り、仕留め方を覚えさせます。飼い主さんに対しても親猫のような気持ちで接しているのです。

3.愛情表現

飼い主さんへの愛情を、おみやげという形で表現している場合もあります。特別なプレゼントとして獲物を捕まえてくるようです。おみやげを見た飼い主さんの反応を「喜んでいる」と学習して、繰り返しおみやげを持ってくる猫もいます。

4.自慢したい

空腹ではなくても、猫は本能的に狩りをすることがあります。狩りが上手くいったら、それを飼い主さんに報告してほめてもらいたい猫もいるのです。誇らしげでうれしそうな表情でおみやげを持ってきた猫は自慢したいのかもしれません。

5.安全な場所に運びたい

猫は狩りに成功したら、獲物は他の動物に取られないようにする必要があります。捕まえてその場ですぐ食べるのではなく、安心できる場所まで運んで隠すことがあるのです。飼い主さんは猫にとって安心できる場所のため、おみやげを持ってきたのでしょう。

猫がおみやげを持ってきたらどうしたらいい?

茶トラ猫とたくさんのおもちゃ

叱らない、ほめすぎない

猫は飼い主さんのためにおみやげを持ってきていることがほとんどです。猫の愛情が表れている行動なので叱らないであげましょう。叱るなど拒否する反応をすると、猫との信頼関係が崩れる可能性があります。

反対に大げさにほめると「飼い主さんが喜んでくれた」と学習して、おみやげを持ってくることが増えるかもしれません。おもちゃならいいですが、生き物を捕まえてこられるとちょっと困ってしまいますよね。

猫に気づかれないように片付ける

もらったおみやげは、猫に見られないように片付けましょう。おみやげを片付けるところを猫が見てしまうと、なくなったおみやげを探したり、混乱したりしてしまうことがあります。

狩猟本能を満たしてあげる

「獲物を捕まえたい」という気持ちが満たされていないため、おみやげを持ってきている可能性があります。猫とおもちゃで遊ぶ時間や回数を増やすと、狩猟本能が満たされておみやげを持ってくる頻度が少なくなるかもしれません。

猫じゃらしはネズミやトリ、虫の動きを真似て動かすと、興味を持ってくれるでしょう。

まとめ

おもちゃをくわえる猫

猫が飼い主さんに獲物を持ってくる「おみやげ」は、親猫のような気持ちで飼い主さんのお世話をしていたり、飼い主さんにほめてもらいたいなど、信頼関係や愛情が表れている行動です。

もし、おみやげをもらったら、猫との信頼関係を崩さないように片付けましょう。

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