猫の『あざとかわいい』瞬間4選

天使のようにも小悪魔のようにも見える猫。おそらくその要因は、『あざとかわいい態度』のせいでしょう。
猫と接していると、ふとした瞬間に"自分のことをかわいいと思っていそう"と感じることはありませんか?
ここでは、そんな『自覚あり』に思えてならない仕草や行動を4つ紹介いたします。
1.上目遣いで見つめてくる

キュルンとした瞳で上目遣いをしてくる猫ほどキュンとするものはないですよね。おそらくですが、猫もそう自覚していると考えられます。
特に反応が良かった角度を学習し、『かわいいのポーズ』と得意気になっているのかもしれません。
例えば偶然上目遣いをしたところ、飼い主さんが喜んでくれた、褒めてくれた、おやつをくれたなどです。
コミュニケーションの一環や、関係性の向上のために褒め称えるのは良いことですが、おやつのあげすぎには注意が必要です。
肥満となり、それが引き金となって糖尿病になってしまえば後悔が残ります。
2.甘えた声で鳴く

上目づかいで見つめてくると同時に甘えた声で鳴くことも多いでしょう。これもまた、自分がかわいいことを理解していそうな行動です。
目線は相手が気づくまで送り続ける必要がありますが、音声であればダイレクトに届くので即効性があります。こちらが良い反応を見せてくれることを猫は学んでいるのでしょう。
3.イタズラをする

イタズラにはお説教という名の罰が待ち受けているのにもかかわらず、なぜ積極的にやるのでしょうか?
そこには構ってくれている、なぜだか楽しそうという心境が潜んでいます。猫のイタズラは悪意がなく、お茶目なものが多い分、クスッと笑ってしまうことが多いでしょう。
これを猫側は『楽しそう』『嬉しそう』『やっと笑ってくれた』と受け取ってしまうのです。忙しさのあまり、愛猫を構う余裕を失っていませんか?
イタズラさえも『最高にかわいい』と自覚してしまう前に、気にかけてあげてください。そっと見つめ返して声をかける。たったそれだけで猫は安心します。
4.お腹を見せてゴロンと寝転がる

猫がお腹を見せてゴロンと寝転がる仕草は、"遊んでほしい""構ってほしい"のサインです。つまり、『かわいいから見て〜』と訴えているのです。
ただ猫の場合は、腹部を撫でられるのは苦手です。犬のように"撫でて"という意図はほぼないと思ってください。触れようものなら猫パンチをお見舞いしてくるでしょう。
ここでのベターな対応は、「かわいいね」と直接褒めることや、鼻に人差し指を近づけて挨拶をすること、そして額や顎の下を撫でることです。これらの反応には、猫が喜ぶポイントが詰まっています。
まとめ

猫は過去の経験や、飼い主さんの反応を基に『可愛さ』を学習します。そして日々、あざとかわいい仕草や行動を駆使して甘えるようになるのです。
中でもとりわけ可愛らしさの自覚を持って見せる行動が、今回紹介した4つになります。実際に直面すると『今のわたし、最高にかわいい!』という心の声まで聞こえてきそうな勢いですよね。
"うちの猫、多分だけど自分のことかわいいと思っているよね"と瞬間的に感じるのは、偶然ではありません。優れた観察力と高い知能が織り成す技のようなものだと認識しておいてください。