1.こちらから目を合わせない

猫は今でこそ人間のペットとして飼われていますが、そもそも野生の動物です。したがって、動物同士が目を合わせることはすなわち「威嚇」や「敵意」のサインとして相手に伝わります。マイナスな意味が強い行動です。
これは人に対しても同じで、親しくない人間と目が合うと、猫は警戒します。猫の姿はとてもカワイイので、つい視線を追ってしまいがちですが、目線は微妙にそらすように心がけましょう。
もし、目が合ってしまったときの回避術は、ゆっくりと瞬きをしながら目線をそらすことです。きっと、こちらに敵意がないことが猫に伝わりますよ。
2.徹底的な「受け身」

大の猫好きさんの場合、ついモフモフの毛を触りたくなってしまいますよね?しかし、猫は初対面の人間に、いきなり触られることを嫌がります。
はじめて会う猫には、自ら近づかないのは鉄則です。猫の方から近寄ってきて、ニオイチェックをしてくるのを気長に待ちましょう。
猫にとって鼻を近づけて「クンクン」する行動は、いわば安全確認です。猫はニオイから情報を収集するため、まずは「安全な人間」として認められることが先決です。したがって、最初は「受け身」の姿勢を徹底しましょう。
3.大きな声や激しい動作をしない

猫は野生の本能があるため、突然動き出すものに対して「敵に襲われる!」と感じることがあります。したがって、動作が激しかったり急に動いたりする人は、警戒されやすいです。
また猫は聴力が長けているので、大きな声を出すのもNGといえます。話し方もゆっくり静かなトーンを心掛けるとよいでしょう。
4.猫の居場所を尊重する

猫は居心地の良い場所を探すことが得意です。たとえば、太陽のあたるあたたかい窓際や、ふかふかのクッションの上などです。暑い日は少しでも温度の低い土間に寝ていたりします。
猫はお気に入りの場所をもつことで、安心感や快適さを得ています。野生の生活に例えるなら「安息の場所」というくらい、猫にとっては大切でしょう。
だからこそ、猫の居場所を取り上げるような行為をする人間は嫌われやすいです。お気に入りのクッションを奪ったり、心地よく寝ている猫をどかしてしまったりすると、猫に「嫌なことをする人」と認識されてしまいます。
5.撫でる部位に注意

猫によって触られても大丈夫な場所と、触れられたくない場所はさまざまです。したがって、猫との距離感が縮まって、触れるようになったとしても、まずは一般的に「猫が触れられて喜びやすい場所」から撫でるようにしましょう。
具体的には、額や頭、頬、顎の下です。背中やしっぽ、おしりは、嫌がる猫が多いので、その猫のことを知らないうちは、手を近づけない方が良いでしょう。また、猫が仰向け(通称:ヘソ天)になっていても、いきなりお腹をさわるのは厳禁です。猫にとって腹部は急所なので、怒らせてしまうこともありますよ。
6.遊びで距離を縮める

目を合わせず、受け身の姿勢で猫ファーストを貫いていると、猫からの信頼度が上がってきます。
猫が打ち解けてくれれば、オモチャで遊んであげるのも有効です。猫じゃらしやボールなどを使ってお相手をしてみましょう。きっと猫は「この人といると楽しいことがある」と思って、より猫との距離感が縮まりますよ。
まとめ

猫にモテたいと思ったときに、まず思いつくのが「おやつ」ですが、猫との信頼関係を築くためには、おやつは補助的に使うのがベストです。
ただおいしいものをくれる人ではなく、純粋に「一緒にいたい人間」と思ってもらえるのが目標です。基本的なルールをきっちり守って、猫にモテモテになれる人を目指してくださいね。