室内放し飼いの猫でも『ケージ』はあるといい?必要になるシーンやメリット・デメリットを解説

室内放し飼いの猫でも『ケージ』はあるといい?必要になるシーンやメリット・デメリットを解説

自由気ままに室内で過ごす猫にもケージは必要?将来的に役に立つ『活用の場』や、やっぱりあるといい『メリット』、注意が必要な『デメリット』について徹底解説いたします!

室内放し飼いでもケージは必要?

ケージから覗き込む猫

皆様は愛猫の生活に『ケージ』を取り入れていますか?おそらく、お迎え当初の「慣れるまでのお部屋」として活用するケースが多いのではないでしょうか。

その後、室内放し飼いになった猫にケージは必要なのでしょうか?様々なご意見がある中で、悩む飼い主さんもいらっしゃるはずです。

そこで今回は、ケージのメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。まずは、ケージがあると便利なシチュエーションを紹介いたします。

留守番中のイタズラ防止になる

何に対しても好奇心旺盛な子猫時代は、思いもよらぬものに興味を持ってしまうものです。

例えばカーテンによじ登って遊ぶうちにカーテンレールにたどり着き、降りられなくなってしまったり、ダンボールをむしって遊んでいるうちにその一部を食べてしまったりなどです。

このように、一歩間違えたら大惨事になるような怪我や事故をケージが守ってくれます。長時間家を空けるご家庭や、イタズラ好きの猫と暮らすご家庭では、そのままケージを残しておくと便利です。

多頭飼育において療法食が必要になったとき

『療法食』は特定の病気における症状改善や、悪化の予防を目的とする処方食のことです。人間のサプリメントとは異なり、ある一定の効果がある薬に近い位置づけの食事です。

よって、健康な猫が一緒に食べてしまうと健康トラブルを引き起こす恐れがあります。多頭飼育のご家庭では、確実に必要な猫にのみ食べさせなければなりません。

そこで役立つのがケージです。療法食を食べる猫はその都度ケージの中で食べてもらい、食べ終えたらひとまずケージの扉を閉めてしまいましょう。

そうすることで、すぐに片付けることができなくても、他の猫に取られる心配がなくなります。持病がある猫が食べた正確な量も把握しやすくなるため、とても便利なツールです。

静養が必要なとき

例えば怪我や病気によってしばし安静が必要になったとき。『今日は静かに寝ていようね』と言ったところで、猫が言いつけを守るわけがありません。

また、病気の種類によっては他の猫との接触を避けなければならないケースがあります。

このように静養が必要な場合や、隔離が必要になった場合にケージがあれば安心です。日頃からケージがある暮らしをしていればなおのこと抵抗がないでしょう。

ケージを取り入れる『メリット』

くつろぐ猫

ケージがあると便利な場面をベースに、普段から取り入れておく『メリット』をいくつか紹介いたします。

災害時にそのまま避難できる

日頃から留守番中や就寝時にケージを活用しているご家庭では、猫自身もケージに入ることが当たり前になっています。

このように普段からケージに馴染んでいる猫は、災害時にケージに入る際もスムーズです。入れられるストレスも少なく済みますし、むしろ安全な場所として安心感が得られるでしょう。

元々ケージで過ごす時間帯に不測の事態が起きた場合にも、そのまま避難できるというメリットがあります。

猫のプライベート空間になる

ケージはいわば縄張りの1つ。最初から設置しておくことでプライベート空間として活用することができるでしょう。

特にデリケートな性格の猫には重要で、時々ケージに入ることで安心して眠れたり、誰にも邪魔されずに排泄をすることができます。

多頭飼育のご家庭はもちろんのこと、小さなお子様がいるご家庭でもメリットがあります。例えば『猫ちゃんねんねの時間だよ』と教えることで、構ってはいけないタイミングの見える化がはかれることです。

お子様にとって馴染み深い『ねんね』というワードに加えて、『ケージ』という物理的な空間があることで、より理解しやすい状況が作れます。

猫側もケージに守られることで、より安心して過ごすことができるでしょう。

安全の確保ができる

これは先程の項目でお伝えしたとおりです。留守中はもちろんのこと、調理中やアイロン掛けの際もケージを活用することによって『安全を確保』することができます。

ここでの一番のメリットは、短時間であることでしょう。日々の暮らしの中で危険を伴う場面でのみ使用する場合は、猫側にかかる負担も少なくて済みます。

この積み重ねがやがて、療養や個別食に移行する際に役立つでしょう。使い方次第でネガティブなイメージが払拭できるかもしれません。

注意してほしい『デメリット』

警戒する猫

便利でメリットが多いケージですが、活用の仕方を誤れば健康を損なう恐れがあります。ここからは、注意してほしいデメリットについて解説いたします。

運動不足や人間(その他動物)不信になる

基本的に室内飼育の猫には、解放時間が必要になります。一生涯ケージに入れておくことはNGで、先程紹介したようにメリハリを持つことが大切なのです。

狭いケージに長期間入れられた猫は、筋力低下・他の空間では落ち着けない・人やその他の動物と直接関わることが難しくなるなどの問題が生じてしまうでしょう。

家を空ける時間が長いご家庭では、2段ケージや3段ケージなどを設置するようにしてください。これであれば食事とトイレ、寝床をわけることができ、適度な運動も担うことができます。

逃げ場がない

次にケージの置き場所についての盲点についてです。例えばエアコンが直撃する場所や、大きな棚の近く、窓のすぐ側などの場所は非常に危険です。

冷房であれば冷えすぎ、暖房であれば熱中症になるリスクがあります。窓際ギリギリのスペースに置いた場合にも同様で、直射日光による熱中症や日焼けが懸念点となります。

また、大きな棚や転倒の恐れのある家具のそばに置くことも大変危険です。どのケースにおいてもいえることですが、逃げ場がないことで病気になったり、災害時に命を落とす可能性が出てしまいます。

よって、ケージは安全な場所に置くように意識してください。

来客時にストレスを被ることも

安全基地になるからと、来客時にケージに入れることも注意が必要です。やはりそのままでは逃げ場がなく、急接近する来客に怯えることになりかねません。

繊細な猫をケージに入れた状態でお客様をもてなす際は、次のような配慮をしてあげると良いでしょう。

  • ドーム型のハウス(隠れ家)を入れる
  • 場合によってはケージに布をかける
  • 予め繊細さんであることを伝えておく

猫は直接見えなくなること、薄暗い空間になることで安心することができます。まだまだ人馴れが進んでいない猫の場合は、布を被せてあげましょう。その理由や愛猫の事情を予めお客様に伝えておくことも大切です。

また、布を必要としない場合でも隠れ家があると好きなときに隠れることができるので、ストレスを軽減することができます。

まとめ

ケージの上で遊ぶ猫

普段はのびのびと室内放し飼いを謳歌している猫も、年齢を重ねるうちにケージのお世話になる機会が出てくる可能性があります。

幼い頃から親しみを持ち「そこにあるのが当たり前」という環境を整えておくと安心でしょう。

ケージは設置場所や使用時間、用途に合わせた広さに注意すれば安全に利用することができます。

ただし、ケージが『罰を与える場』にならないように気をつけてください。悪いことをした時のみケージに入れて叱るということを繰り返していると、『嫌な場所』『怖いところ』という印象が根付いてしまいます。

いざという時にスムーズに使えるようにするためにも、『楽しい場所』『美味しいものが食べられる場所』『秘密基地』というポジティブなイメージを与えられるように工夫してみてください。

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