なぜ水を嫌がらない?ターキッシュバンの特徴

ターキッシュバン(Turkish Van)はトルコ原産の猫で、その名のとおり「トルコの(Turkish)ヴァン湖周辺(Van)」に古くから生息していたとされています。
水を嫌がらない明確な理由はまだ解明されていませんが「被毛に油分が多く、防水性が高い」ことが、一因と考えられています。
実際に、世界的に有名な動物写真家の岩合光昭さんも、ターキッシュバンが泳ぐ様子を撮影しています。
外見は長毛種で、胴は真っ白、頭と尻尾にはポイントカラーが入っており、この特徴的な模様は「バン・パターン」と呼ばれています。
いまだ希少な猫種のため、日本ではペットショップで見かけることはほとんどなく、ブリーダーからの入手が主流のようです。
遊びが大好き!ターキッシュバンの性格

泳ぎが得意という活発さそのままに、ターキッシュバンは遊ぶことが大好きです。
自由を好み、好奇心旺盛でありながらも、飼い主さんに対しては従順で愛情深い一面を見せることもあります。
ただし、全ての個体が水を好むとは限らず、なかには水を苦手とする猫もいるので、無理に水遊びをさせる必要はありません。
怖いもの知らずで、水に興味を示しやすいため、お風呂場や洗面所への侵入には注意する必要があります。
また、拘束されることも得意ではないため、抱っこなどのスキンシップは控えめにしましょう。
猫じゃらしなどを使って、一緒に遊ぶことを通じたコミュニケーションがおすすめです。
猫のなかでは最古?ターキッシュバンの歴史

ターキッシュバンのルーツは紀元前まで遡るとされており、一説によれば、紀元前5000年頃の粘土製の小像にかたどられた猫が、その祖先と考えられています。
この小像は、トルコのハジュラル遺跡で発掘されたもので、日本でいえば縄文時代に相当します。
もし本当にその頃からターキッシュバンが実在していたとすれば、驚くべきことでしょう。
現在のターキッシュバンの繁殖が始まるきっかけとなったのは、1955年頃の出来事。
2人のイギリス人女性が、偶然ヴァン湖でターキッシュバンが泳ぐ姿を目撃し、その魅力に惹かれて母国に持ち帰ったのだとか。
その後アメリカにも渡り、1995年にはCFA(アメリカの猫の血統登録団体)によって、猫種として正式に公認されました。
まとめ

トルコ生まれのターキッシュバンは、世界最古の猫の1つとされる、いまだ希少な存在です。
防水性の高い被毛を活かし、猫としては珍しく水を怖がらず、泳ぐことができるのが最大の特徴です。
自由を愛しながらも、飼い主さんには深い愛情を示すという、バランスのとれた性格も魅力的でしょう。
いつかどこかで、このユニークな猫にお目にかかる機会が訪れますように。