猫の『多頭飼育』で起こりやすい飼い主さんの困りごと4つ うまくいかないときの対処法も

猫の『多頭飼育』で起こりやすい飼い主さんの困りごと4つ うまくいかないときの対処法も

猫の多頭飼育はにぎやかで楽しいですよね。しかし、猫の数が増えることで困りごとも出てきます。猫の多頭飼育で起こりやすい困りごとと対処法をご紹介します。工夫して対処していきましょう。

1.食事管理

ごはんを食べる猫たち

横取り

猫によって食べるスピードが違うと、早く食べ終わった猫が他の猫のごはんを横取りしてしまうことがあります。ケージを使ったりして猫同士の食事場所を離す、食べるスピードが遅い猫は飼い主さんの近くで食べさせるなどして防ぎます。

好みが違う

猫もフードの好き嫌いがあり、猫によって種類を変えることもあります。みんな同じものを食べてくれる方がごはんの準備など飼い主としては助かりますが、おいしく食べて栄養を摂ってもらうには仕方ありません。

療法食が必要な猫がいる

病気の治療や予防などで療法食を与えなければならないとき、多頭飼育は食事管理が難しくなる場合があります。食べるべきフードを食べずに、他の猫のフードを食べてしまうと、療法食の効果が分からず、食べた量もはっきりしません。食事はケージを使ったり、別の部屋で与えたりして、食べ終わったら片付けるようにします。飼い主さんが留守中の食事で困る場合は、他の猫が療法食を食べても問題ないか獣医師に確認しましょう。

2.遊び

猫じゃらしを見る2匹の猫

猫じゃらしなどのおもちゃを飼い主さんが持ってきても、じゃれる猫や興味がなさそうな猫、他の猫に遠慮してしまう猫などがいます。猫はみんなで一緒におもちゃで遊ぶということはしないため、飼い主さんが1匹1匹と遊ぶように心がける必要があるのです。猫によって好きなおもちゃの種類が違うので、おもちゃをローテーションして遊ぶと、まんべんなく遊べます。遠慮してしまう猫とは、別の部屋でふたりだけの時間に遊ぶなどしましょう。

3.掃除や片付け

猫と抜け毛

猫の頭数が増えるとそれだけ舞い散る抜け毛の量も増え、掃除機をかける回数が増えたり、トイレの数も増えるのでトイレ掃除や散らかる猫砂の掃除が増えたりします。猫ベッドやブランケット、おもちゃの数も増えてくるので、洗濯をしたり、片付けをしたりすることも増えます。日頃からこまめに掃除や片付けを行いましょう。

4.猫同士の相性

見つめ合う2匹の猫

猫はもともと単独で行動し、それぞれの縄張りを持つ動物です。猫の性格は猫によって違います。性別や年齢による相性もあるのです。けんかでけがをするほど仲が悪いとお互いにストレスとなってしまうため対策が必要になります。

猫同士の距離をとれるようにすることが必要です。隠れられる場所を作る、トイレの数を増やす、それぞれの食事場所を離す、他の部屋も行き来できるようにするなどしましょう。けがをしそうなほどのけんかになったら、大きな音を出したり、霧吹きで水をかけたりして猫たちの注意をそらします。

まとめ

振り向く3匹の猫

猫によって性格が違うなど個体差があるので多頭飼育では困りごとも出てきます。特に、ごはんの与え方、おもちゃで遊ばせる方法、掃除の頻度、猫同士の関係性で困ると感じる飼い主さんが多いです。猫に合わせてどんな対応ができるか考えて、いろいろと試してみましょう。

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