猫が『ぷるるるる~』と鳴いているのはなぜ?不思議な鳴き声に秘められた気持ち4選

猫が『ぷるるるる~』と鳴いているのはなぜ?不思議な鳴き声に秘められた気持ち4選

猫が鳴くとき「にゃー」という正統派な鳴き声から「ぷるるるる~」という不思議な鳴き声まで、さまざまなバリエーションを見せます。思わず気になってしまう「ぷるるるる~」という鳴き声に秘められた気持ちを4つ解説していきますので、どうぞご覧ください。

1.喜びを伝えたい

母猫と子猫

子猫が母猫とコミュニケーションを取るときにも使われる「ぷるるるる〜」は、飼い主さんを母猫に見立てて、喜びを伝えようとしていると考えられています。

このパターンの場合は、飼い主さんの近くや、飼い主さんを見つめながら鳴く確率が高いでしょう。もしくは、おもちゃで遊んでいるうちに気持ちが高ぶって、思わず漏れ出てしまうのかもしれません。

確証が持てない場合は、他のボディランゲージもあわせて注目しましょう。尻尾が上にピーンと伸びており、さらに上機嫌なときは、小刻みにピクピクと震わせるような仕草を見せます。

2.〇〇してほしい

飼い主さんに話しかける猫

ごはんを食べたい、構ってほしい、甘えたいなど、自分の要求を叶えるための手段として、この鳴き声が使われることもあります。

猫は一度この鳴き方で要求が叶うと「この鳴き声を出せば、よいことが起こる」と学習していきます。

通常とは違い、思わず2度見してしまいそうな鳴き方なので、飼い主さんも反応せずにはいられないでしょう。

ちなみに、筆者の愛猫の場合は「自分の近くにきてほしい!」というニュアンスで鳴くことが多いのですが、近づくとなぜか一目散に逃げていきます。

どうやら、いざ自分が注目されると怖くなってしまうことが理由のようですが、猫の気持ちというのは本当に複雑です。

3.不思議だ

首をかしげる猫

人間には当たり前なものや情景であっても、猫にとっては、聞き慣れない音や光景に感じることもあるでしょう。特に子猫や若い猫は、経験豊富なシニア猫と比べると、知らないことであふれています。

例えば、消防車のサイレンや見覚えのない虫などに反応することで「この音はなに?」「この虫はなに?」と言っているかのように、ぷるるるる〜が漏れ出ます。

その際に、首を傾げている様子が見られたら、疑問に感じていることは確実ととらえてよいでしょう。

猫に安心してもらうために、飼い主さんは落ち着いた声で話しかけてあげましょう。

4.行動する前にスイッチを入れたい

伸びをする猫

人間でいう「よっこいしょ」という掛け声と同じ感覚で、ぷるるるる〜を活用する猫もいます。走る直前や、獲物を捕える直前など、何らかの行動を起こす前のスイッチとして、無意識に声に出しているのでしょう。

先に解説した、喜びや要求として鳴くときと違い、真剣な表情で集中している様子がうかがえます。意識して観察してみると、愛猫が掛け声を出す癖なども把握できるでしょう。

猫としては、静かに自分の気持ちを高めたい時間なので、話しかけたり触ったりするのは控えた方がよいかもしれません。

まとめ

1点を見つめる猫

ぷるるるる〜の鳴き声には、喜びや要求、疑問の表れなど、さまざまな気持ちが秘められています。

まるで掛け声のように発することもあり、その意味を正確に読み解くのは簡単ではありません。

もし確証が持てない場合は、尻尾や表情などのボディランゲージにも着目してみてはいかがでしょうか?

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