1.猫に大豆を食べられないようにする
豆まきで使う煎り大豆は、小さくてコロコロ転がるので、猫の興味を引くもの。しかし、煎り大豆は、乾燥して硬くなっています。
大豆自体は猫が食べても問題のないものですが、煎ってある大豆は消化に悪いので、与えない方がいいでしょう。また、喉や腸に詰まらせてしまう恐れもあります。
猫に大豆を与えるなら、水煮などやわらかくなっているものにしましょう。ただし、大豆にアレルギーのある猫もいるため、注意が必要です。
猫がいるところで豆まきをしたい場合は、小袋入りの大豆をまくなど、猫が大豆を口にしないよう気をつけましょう。できれば、豆まきの間は猫を隔離しておいた方が安心です。
猫と一緒に楽しみたいなら、猫用のドライフードやおやつをまいてみてはいかがでしょうか。大喜びで飛びついちゃうかも知れませんね。
2.イワシは少量なら与えてOKただしめざしはNG
節分の風習は、地方によって違いがあるものの、イワシやめざしを食べたり、ヒイラギの枝にイワシの頭を刺した「柊鰯」を飾るところが多いと思います。これを用意していたら、猫がにおいを嗅ぎつけて寄ってきそうです。猫がイワシを欲しがったら、与えてもいいのでしょうか。
猫がイワシを欲しがるなら、与えても問題はありません。ただし、味つけのしていないイワシを、少量だけにしましょう。青魚の摂り過ぎは「黄色脂肪症」という病気を引き起こしてしまう恐れがあるため、注意が必要です。子猫や高齢猫、持病のある猫には少量でも与えないで下さいね。
また、めざしの場合は塩漬けされています。塩分が含まれているため、猫には与えてはいけません。
3.ヒイラギの葉をかじられないように気をつける
柊鰯に使うヒイラギにも注意が必要です。ギザギザの葉が特徴のヒイラギですが、猫がかじってしまうと葉っぱのトゲで口の中や胃を傷つけてしまう恐れがあります。それだけでなく、ヒイラギには猫が食べると有害な「サポニン」が含まれており、嘔吐や下痢を引き起こすことがあるのです。
柊鰯は軒下や門などに飾るものなので、室内にいる猫が口にしてしまうことはないかと思いますが、余ったヒイラギを猫にかじられないよう気をつけましょう。
4.猫と一緒に恵方巻
節分といえば、もうひとつ欠かせないのが「恵方巻」ですね。猫が食べられる食材で、猫用の恵方巻を作ってみてはいかがでしょうか。
この時期、鬼のかぶりものや衣装を身に着けた猫がSNS上で話題になります。かぶりものや衣装は市販されているので、愛猫にコスプレさせてみるのも楽しいですね。ただし、猫が嫌がっていたら無理をしないで下さい。長時間の着用も避けましょう。
まとめ
季節のイベントも、猫と一緒にできたら嬉しいですよね。節分は、気をつけなければならないこともありますが、工夫次第で猫と楽しむことができます。ちょっと手を加えて、愛猫との思い出作りをしてみてはいかがでしょうか。