猫が丸くなっている時はどんな気持ち?
今回は、猫が丸くなっている時の気持ちについて解説いたします。
1.寒い
「猫はこたつで丸くなる」という歌詞がありますが、実際には寒い時に丸くなります。
できるだけ身を小さくすることで、体温を逃がさないようにしているのです。
2.リラックスしたい
特別寒さを感じていない場面でも丸くなることがあります。例えばリラックス中の時です。
クルっと丸まった体勢からすぐに動くことは難しいので、ある程度緊張が緩んだ状態だといえます。
このポーズがアンモナイトのように見えることから、猫好きさんの間では「アンモニャイト」や「ニャンモナイト」などの名称で親しまれています。
3.やや警戒中…
同じ丸くなる状態でも、常に起きている時はやや警戒中の可能性があります。
急所である大切な内臓を守るために防御の姿勢をとっているのです。
怪我や不調が疑わしい時の対処法
上記の気持ち以外に、体調不良が原因で丸まっている場合がありますので、注意深く見てあげましょう。
猫は怪我で体を痛めていたり、体調が悪くなると丸くなってじっと耐える習性があります。単独で生活する猫にとって、弱っている姿は本能的に隠さなければならないからです。
部屋の隅っこでうずくまったまま出てこない・食事やトイレにも行かずにじっとしているなどの様子が見られたら要注意です。
怪我や不調が疑わしい場合、次のような確認と対処をしていきましょう。
痛がる場所の有無を確認する
普段撫でている時と同じように愛猫の体に触れ、痛がる場所がないか確認してみましょう。痛がるようであれば、動物病院で詳しく診てもらってください。
ちなみに、触れられること自体を拒否する形で抵抗してくることがあります。これも不調のサインになるので、やはり診察を受けてください。
歩き方を確認する
うずくまった愛猫をゆっくり起こし、歩き方に問題がないか確認しましょう。立たせる段階で痛がったり、強く抵抗する場合は無理をせずそのまま通院してください。
立ち上がれるようであれば歩かせてみて、歩行の状態を見てあげてください。異変があれば動画を撮っておきましょう。診察時に役立ちます。
子猫・高齢猫は当日中に受診させる
子猫や高齢猫に不調が現れた場合は、その日のうちに診察を受けてください。翌朝まで待つと急変することがあります。
特に、下痢や嘔吐が続く時は衰弱する恐れがあります。前もって夜間救急や、24時間対応の病院を探しておくことをおすすめします。
まとめ
猫が丸くなるのは、「寒い」「リラックスしたい」「やや警戒中…」などの気持ちの表れでした。
特に体調不良の場合では、うずくまる以外の症状の有無を確認し、状況を整理したうえで診察を受けるようにしてください。子猫や高齢猫の場合は、些細な不調でもその日のうちに適切な治療を受けておくことが大切です。
何事もなく寛いでいる時は、美しいアンモニャイトを眺めながら一緒にリラックスしてみてください。