シニア猫の健康をこまめにチェックしよう
皆さんが飼っている愛猫はまだ若いですか?それとももうシニア期に突入していますか?まだ高齢ではないけれどそろそろ愛猫の将来やシニア期について考えておきたいという方もきっと多いことでしょう。
猫も高齢になると人間と同じく少しずつ体にも変化が起こりやすくなり、老化していきます。そのようなシニア期に突入したらまず大切にしたいのが、自宅でも毎日できる健康チェックといえるでしょう。
体が衰えていくということは、病気や体調不良によるサインが出てくることが多いということ。少しでも早くシニア期の愛猫の体調の変化に気づくためにも、今回は基本的な健康チェック項目について解説してまいります。
1.排泄の様子
毎日排泄物の様子をしっかりと観察するのはシニア猫の飼い主さんはもちろんのこと、猫を飼う全ての飼い主さんがチェックすべき項目といえます。
猫用のトイレを掃除する際に、排泄の回数や量、尿の色、便のかたさなどをチェックし、異変がないか確認しておきましょう。
また、愛猫がトイレに入っている際「苦しそうにしていないか」「何も排泄しないのにトイレに出入りしてないか」といった排泄時の様子も見ておくと尚好ましいです。
排泄の様子に異常はなくても、トイレの壁が高くて入りにくそうにしていないか、いつも寝ている場所からトイレまでの移動が大変そうではないかなども観察して、改善できることがあれば改善してあげましょう。
2.飲食の様子
飲食時に異変がないか観察しておくことも重要です。
毎食しっかりごはんを食べているかどうか、水を十分に摂取しているか、飲食時に痛そうな仕草やおかしな行動、食欲の変化はないか…といった感じで、猫の様子をチェックしておきましょう。
シニアになると若い頃よりも食事量は減る傾向にあるので、少ない量でもきちんと必要な栄養が摂れる食事を与える必要があります。また、食べる量が減り続けていたり急に食欲がなくなったり、逆に異常に食べたがったり等の異変がある時は動物病院で相談しましょう。
飲食に関連して、体重や毛並み、皮膚の張りなどに変化がないかも観察しておきましょう。
3.歩き方や寝ている時の様子
日頃のさりげない挙動のひとつひとつもこまめにチェックしておくのが好ましいです。
例えば「歩いている時に変な歩き方になっていないか」、「高い所に登ることが減っていないか」、「グルーミングをあまりしなくなっていないか」、「見えてなさそうな様子はないか」、「寝ている時に苦しそうな仕草を見せていないか」、「夜中に起きたり鳴いたりすることはないか」などといったことが、シニア期には特にチェックしておきたいポイントになります。
もし、何か当てはまる項目がある場合は、やはり早いうちに動物病院へ連れて行って診察してもらうのがベストといえます。
まとめ
猫も歳をとるにつれて、だんだんと体の機能が弱まってくるので飼い主さんもこまめな健康チェックが必須になってきます。
愛猫の異変にいち早く気づき、早めの対応ができるかどうかが長寿の秘訣ともいえます。ぜひ日頃から定期的に健康チェックをしてあげてください。