猫の老化は食生活で早まる!
飼い主さんとしては、何歳になっても愛猫には元気でいてほしいものですよね。猫は基本的に6~7歳ごろからシニア期に入りますが、猫の老化のスピードには個体差があり10歳になってもまだまだ元気で若々しい子もいます。逆に6歳を迎えるころにはすっかり若さを失い、食欲も低下して寝てばかりいるという子もいるのです。
猫の老化が早い場合、それは普段の食生活が原因の一つになっているのかもしれません。食生活は猫の健康に大きく関わっています。老化を早める危険な食生活について解説するので、ぜひ愛猫の老化防止に役立ててくださいね!
猫の老化を早める危険性がある食生活
1.栄養不足もしくは栄養過多
猫は体格や年齢によって適切な摂取カロリーが異なります。成長期を終えた成猫に子猫のころと同じ量の食事を与えていると栄養過多で肥満になってしまいますし、逆に小食な猫や偏食な猫が十分な量の食事を摂れず栄養不足になってしまうのも危険です。栄養不足も栄養過多も、どちらも猫の老化を早めることに繋がるので注意してください。
キャットフードのパッケージには、猫の体重や年齢ごとの1日あたりの給与量の目安が記載されています。しかし運動量や避妊・去勢しているかどうかなどの条件によって必要なカロリーには差が出てくるので、愛猫の様子を見つつ飼い主さんが給与量を調整することが大切なのです。
愛猫がごはんを十分に食べてくれなくて栄養不足になってしまうようなら、好みに合ったフードを探したり嗜好性の高いウェットフードを与えてみたり、食事を喜んでもらえる工夫をしましょう。
2.栄養バランスが悪い
食生活は単純に食事量やカロリーに気を配るだけではなく、全体の栄養バランスが整っているかどうかも重要です。摂取カロリーは丁度よくても、塩分が多すぎる食事を摂り続けていると腎臓や心臓の負担になり老化を早めてしまいます。
猫の健康や栄養についての知識がない飼い主さんでも、愛猫に栄養バランスの優れた食事を用意できる方法として、キャットフードは「総合栄養食」を選ぶことをおすすめします。
「総合栄養食」は水とそのフードだけで1日に必要な栄養素を摂取できるというキャットフードなので、主食として与えるだけで健康維持がしやすいです。6~7歳を過ぎた猫にはシニア用を選ぶことで、より今の体に適した栄養バランスになっている食事を与えられるでしょう。
3.おやつを与えすぎ、人間の食べ物を与えている
主食であるキャットフードについてカロリーや栄養バランスを考えていても、おやつを多く与えてしまっていては意味がありません。間食は1日に必要なカロリーの20%以内に留め、おやつを与えたぶん食事の量を調整することも忘れないでくださいね。
もちろん猫にとっておやつは日々の楽しみなので、無理をしてゼロにする必要はありません。可愛いおねだりに負けて、予定よりも多く与えてしまうことがないよう気をつけていれば大丈夫です。
また飼い主さんの食べている物を欲しがる猫もいることと思いますが、人間の食べ物は猫にとって塩分や糖分が多すぎるので体に悪いです。愛猫にいつまでも若々しく健康でいてもらいたいなら、猫には猫用の食べ物のみを与えるようにしましょう。
まとめ
毎日の食事は猫の健康状態に大きく影響するので、老化を早める食生活は今すぐ見直して愛猫に長生きしてもらいましょう。もちろん、食生活だけで老化のスピードが決まるというわけではありません。運動習慣やストレス対策などにも気を配って、健康的な生活を心がけてくださいね!