猫にとって『良くない食器』5選 理由と選ぶ際に注意すべき条件とは

猫にとって『良くない食器』5選 理由と選ぶ際に注意すべき条件とは

皆様は猫の食器を選ぶ際、どこをポイントにしていますか?実は、あまり適さないものがあるので注意が必要なのです。今回は、適さない食器の特徴や食器選びで大切な要素を紹介いたします。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫の食事に適さない食器5選!!

不満げな猫

毎日の食事に欠かせない食器。猫はそれほど食器にこだわりを持たないように思えますが、食器選びは重要です。というのも、数ある猫用食器の中にも、猫の習性や姿勢的に適さないものがあるのです。

今回は、あまり選ばないほうがよい食器の特徴を5つ紹介いたします。

1.プラスチック製の食器

手が滑って割ってしまう心配がないプラスチック素材。軽くて洗いやすく、飼い主さん的には嬉しいですよね。

しかし、猫の食器としては適さない要素があります。それは、菌が繁殖しやすいことです。

プラスチック製のものを長期的に使用していると、細かな傷がついてしまいます。しっかり洗浄しているつもりでも、汚れがめり込みやすいのです。結果的に汚れが蓄積し、菌が繁殖してしまいます。

2.ステンレス製の食器

ステンレス製はプラスチック素材と比較すると汚れが落ちやすく、丈夫な素材になります。そして、陶器のように割れてしまう恐れがないので良さそうなイメージがありますよね。

実は、ステンレス製にも欠点があります。それは、食事が冷めやすく猫に不人気なところです。

元々体温が残っている新鮮な肉を食べていた猫にとって、冷めた食事はフレッシュではない証拠。野性味の強い猫は食べてくれないことさえあります。

特に冬場は食器自体が冷たくなってしまうので、あまり適しません。

3.幅が狭い食器

横幅が狭い食器も猫によっては好んでくれません。なぜ幅が狭いとダメなのでしょうか?

その秘密はヒゲにあります。ヒゲはセンサーの役割を果たすものなので、食事中に触れてしまうと不快感を覚える場合があるのです。

細かいことを気にしない猫であれば大丈夫なのですが、感覚が鋭く敏感な猫は嫌います。「お腹を空かせて食べたがっているのに食事が進まない」という場合は、食器の幅を意識してみてください。

横に広い楕円形の食器に変更すると食べてくれるかもしれません。

4.軽くて動きやすい

食器の周りに滑り止めがついていれば良いのですが、素材が軽いと食べているうちに動いてしまいます。

美味しく食べている最中に食器がズレてしまったら鬱陶しいですよね。

軽い素材のものを選びたい場合は、滑り止めの対策をしてあげましょう。

5.位置が低い

脚付きのものや、台座だけが売られていることがありますよね。これは首を下げずに食べられるようにするための工夫です。

口を使って直接食べる猫にとって、通常の食器の位置では頭を下げて食べることになります。首に負荷がかかるだけではなく、嘔吐の原因にもなります。

食器の位置は低くせず、自然と頭が上がる位置になるようにすると良いでしょう。

食器選びのポイントは?

猫の食器

先ほどの例を元に、猫に適した食器や選ぶ際のポイントを紹介いたします。

素材は「陶器」がオススメ

割れやすいというデメリットがあるものの、総合的に見て陶器製はおすすめです。

重さがしっかりしていること・菌の繁殖が予防できること・耐熱性であれば食事を温められることなどが評価できるポイントです。

寒い冬は38℃程度に温めると食欲が増す猫もいます。

洗いやすい

飼い主さんの手にも馴染みやすく、洗いやすいものを選びましょう。人間の食器と同様に、猫の食器も毎回洗い、常に清潔感をキープしてください。

ただし、通常の食器洗い洗剤の使用はNGです。界面活性剤という成分が猫には強すぎます。無添加のものや猫用の洗剤を使用してください。

滑りがしっかり取れるのであれば、水洗いのみでもOKです。

愛猫にとって食べやすい

猫ならではの習性はもちろんのこと、何よりも愛猫が好んでくれるものを選びましょう。

必ずしも横幅がなくても食べられる猫もいますし、プラスチック製でもこまめに新調できるのであれば問題ありません。

まとめ

食事をする猫

今回は猫にとって良くない食器と、選ぶ際に注意すべき条件について紹介いたしました。

陶器製のものは、直接温められることや煮沸消毒ができるという意味で高く評価できます。高さがあるものも売られているので、食べやすさの面でも良い食器が見つかるでしょう。

大切なポイントとしては、清潔にすること・自然な高さで食べる習慣をつけさせることが挙げられます。高さのある食器に慣れておくと、高齢になった時に負荷をかけずに食べられます。

尚、今回紹介した例は商品自体を批判するものではありません。あくまでもデメリットの要素が強いということです。工夫次第では問題をクリアできるので、愛猫が食べやすいものを選んであげてください。

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