猫が急に大好物を食べなくなった!3つの理由と隠れた病気のサイン

猫が急に大好物を食べなくなった!3つの理由と隠れた病気のサイン

いつもは大喜びで食べている大好物の食べ物なのに、なぜかある日急に愛猫が食べなくなった…という場合、何らかの重大な理由が隠されている可能性も考えられます。本記事ではそのような状況下で考えられる理由や病気について詳しく解説してまいります。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

大好物を食べない時に考えられる病気とは?

茶トラとキャットフード

猫によって食に対する興味に個体差はありますが、大好物のフードに対して目がない猫はかなり多くいると思います。なかには大好物のフードを見つけた瞬間目の色を変えて飛んでくる猫も多いのではないでしょうか。

しかし、そんな大好物の食べ物を見せているのにある日を境に全く興味を示さなくなる…といったケースが起きることもあるようです。

今回はこのようなケースが発生した場合に考えられる理由や病気について紹介してまいります。

1.口腔内のトラブルを抱えている

口を大きく開ける猫

口の中にケガがあったり、歯周病などのトラブルを抱えている場合、口腔内の痛みや違和感が原因で食べ物を食べなくなることがあります。たとえ大好物のものであったとしても、口の中に食べ物が入る度に痛みや違和感が気になってしまうため食欲が一気に落ちてしまうのでしょう。  

歯茎が腫れや出血、口臭がいつもよりもキツい…といった症状が見られた場合は、歯周病などにかかっている可能性も。その場合、なるべく早めに動物病院で診てもらうのがおすすめです。

2.消化器系や肝臓系の病気の可能性も…

聴診器と猫

消化器や肝臓に関わる病気を抱えている場合、食欲が著しく低下し大好物すら口をつけなくなることがあります。

食欲低下の他にも、嘔吐や排泄物の異変、元気がないといった症状が見られるようであれば、何らかの病気にかかっている可能性が高いです。このような場合も、できるだけ速やかに動物病院へ連れて行くようにしましょう。

3.単に飽きたというケースもある

ごはんの前で眠る猫

病気やケガのせいで食欲が低下してしまい、大好物を食べなくなる…といったケースもよくありますが、そうではなく単に飽きたからという理由で突然口をつけなくなることもあります。

前からあげていたフードは匂いを嗅ぐけど食べない。でも代わりに他のフードや新しく与えたフードは喜んで食べている…というような場合は、好き嫌いしているのが原因と思われます。

このようなケースの場合は、愛猫の食の好みが変わっただけなので、愛猫の口に合いそうなフードを色々試して与えてみるのがおすすめです。

まとめ

ちゅーると猫

大好物の食べ物すら食べてくれない…といった状況はかなり不安になりますよね。

体調を崩している可能性も十分に考えられるので、少しでも様子がおかしいと思ったらすぐにかかりつけの獣医さんに相談するようにしましょう。

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