猫に『チーズ』を与えてもOK?猫用と人用チーズの違いや栄養素・注意点

猫に『チーズ』を与えてもOK?猫用と人用チーズの違いや栄養素・注意点

猫はチーズを食べても大丈夫とされていますが、飼い主さんと同じチーズを与えるのは大丈夫なのでしょうか?猫にチーズを与えるときの注意点なども、お伝えいたします。ぜひチェックしてみてください。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫用は人用よりも「塩分」が少ない

チーズが食べたい猫

猫用チーズは人用チーズよりも、「塩分」が少なく作られています。なぜかというと、猫が必要とする塩分量は人よりも少ないからです。人は1日に7〜8gの塩分が必要といわれていますが、猫はその半分以下の2〜3gでよいとされています。

塩分を猫が摂りすぎると、腎臓病や心臓病などのリスクが高まります。そのような病気にならないよう、猫用チーズは人用チーズよりも塩分量が少なく作られているのです。

乳糖(ラクトース)フリーのチーズがある

チーズを見ている猫

猫はチーズに含まれる乳糖(ラクトース)を分解する能力がそれほど高くないようです。

人でも乳糖分解酵素(ラクターゼ)の活性が低い「乳糖不耐症」で、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまう場合があります。猫も同様で、チーズに含まれる乳糖で下痢などを起こしてしまう可能性がゼロではありません。

ただ、基本的にチーズに乳糖はあまり含まれていない場合が多く、塩分さえ入っていなければ猫はチーズを食べても問題はないと考えられます。それでも心配という場合は、乳糖フリーの猫用チーズを与えるとよいでしょう。

持病がある場合は栄養素の量に注意!

匂いを嗅ぐ猫

チーズには、多くの栄養素が含まれているようです。そのため、与えると猫の体にプラスになることもあると考えられますが、持病がある場合はもしかしたら、マイナスに働いてしまうことがあるかもしれません。

たとえば、チーズに含まれているタンパク質。腎臓病のある猫は、摂取したタンパク質が多いと尿毒症につながる危険があります。

また尿石症の猫にとっては、カルシウムが害となる可能性も。カルシウムを多く摂ることで、新たな結石ができてしまう可能性が考えられます。

アルミニウムの蓄積の可能性

チーズと猫

チーズには「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の2種類があります。

多くの場合、プロセスチーズの製造過程で「アルミニウム」が使用されているようです。アルミニウムは人ではアルツハイマーの原因となるといわれているものですが、猫は中毒を起こす可能性も考えられます。

アルミニウムは体内に蓄積しづらいといわれているのですが、注意するに越したことはないでしょう。

まとめ

のんくん

豊富な栄養素を含むチーズは、上手に与えれば猫の健康維持に役立ってくれると考えられます。愛猫の体質や持病を考慮に入れつつ、与えていくとよいかもしれません。

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