体に良くないキャットフードの特徴
市場に出回っているキャットフードの全てが、必ず安全な製品とは限りません。
残念ながら、あまり食べないほうが良いものもあります。
ここでは、おすすめできないフードの特徴を5つ紹介いたします。
1.合成着色料が入っている
合成着色料は見栄えを良くする目的で使われます。
しかし猫は肉食動物なので、彩りを気にすることがありません。つまり『猫にとって、合成着色料は不要な添加物』ということになります。
直接的な影響としては、過剰に摂取するとお腹を壊したりする可能性があります。
「赤色〇号」のような記載には注意が必要です。極端にカラフルなフードは避けたほうが良いでしょう。
2.穀物の割合が多い
猫の食事には「肉(魚)7:穀物2:野菜1」という理想の比率があります。穀物は主に腸内環境を整える役割を担います。
しかし実際のキャットフードを見てみると、穀物が原材料名のトップにあることも珍しくありません。
なぜかというと、穀物を多く入れることでコストを下げられるからです。いわゆるかさ増しです。
猫は穀物を消化・吸収することが苦手な体質なうえ、アレルギーを発症するリスクがあります。
よって、穀物中心のフードは好ましくありません。
3.人工防腐剤が含まれている
酸化しやすいキャットフードには、どうしても防腐剤や保存料が必要になります。
「ローズマリー抽出物」のような天然由来のものであれば良いのですが、人工防腐剤には発がん性や遺伝子組み換えのリスクがあるので要注意です。
パッケージにBHA・BHT・エトキシキンなどの記載があるものはできるだけ避けてください。
4.「〇〇ミール」が目立つもの
家畜や魚を加工する過程で、人間の可食部ではないものが残ります。
これらを集めて加熱し、脂肪分を除去して乾燥させたものがミールです。
ミールには内臓や血液は含まれていないものの、肉の状態までは保証できないのが現状です。
いわゆる4Dミートといわれるものとは別物ですが、正体不明の肉が含まれている可能性があります。
5.質の悪い動物性油脂
動物性油脂とは、動物から抽出された油のことです。
ミールと同様に、油も正体不明な場合があるので気をつけましょう。
鶏脂や牛脂など、明確な記載があるものを選ぶと安心です。
質の良いキャットフードの選び方
前章では、選ぶべきではない低品質なキャットフードにありがちな特徴を紹介しました。
では一方、質の良いキャットフードはどのように選べば良いのでしょうか。
そのポイントを挙げてみます。
- 茶系に近いフード(合成着色料不使用)
- BHABHTなどの記載がないこと
- 原材料名のトップが鶏肉や白身魚になっている
- グレインフリー
グレインフリーは穀物を含みません。胃腸の弱い猫やアレルギー体質の猫にはおすすめです。
まとめ
「猫は大切な家族」という考え方が主流になった現代でも、質の悪いキャットフードが潜んでいます。
愛猫のフードを購入する際は、裏面の成分表を確認してみてください。
全てを追求すると家計を圧迫してしまうと思うので、最低限控えてほしいものを挙げておきます。
それは合成着色料です。これに関しては全く不要なものなので、不使用もしくは数が少ないものを選びましょう。
食事は、猫が生きるために欠かせないものです。
ヒューマングレードとまではいいませんが、少しでも安全なものを食べさせてあげてください。