『賢い猫』の飼い主がしている育て方3つ

『賢い猫』の飼い主がしている育て方3つ

猫は気ままでマイペース、わがままというイメージが強く、犬のように飼い主に従順というわけではありません。でも、育て方次第で、猫に色々覚えてもらうことはできます。賢い猫の飼い主は、どんな育て方をしているのでしょうか。

猫も賢くなれる?

黒板の前の本にのって振り返る猫

猫が気ままでマイペースなのは、単独行動の動物だから。

群れを持たないので、リーダーに従ったり、他の猫に気を遣う必要がありません。

また、自分が興味のないものには無関心です。そのため、人間の言うことも聞かないと思われているのです。

しかしそれは猫の習性であって、賢くないわけではありません。

猫は記憶力に優れ、シンプルで短い言葉なら聞き分けていると言います。人間の子どもに当てはめると2歳程度の知能があるのだとか。

そんな猫を、問題行動をしないで飼い主の言うことを聞けるような性格に育てることは可能です。芸だって覚えることができます。

ただ、それにはいくつかのポイントがあるのです。賢い猫を育てている飼い主は、そのポイントを押さえていると言えるでしょう。

1.お腹がすいている時に教える

立ち上がっておやつを待つ猫

猫のしつけや教えたいことがある時、賢い猫を育てる飼い主は「空腹時」を狙います。

お腹がいっぱいの時におやつを見せても、猫にとってはあまり魅力がありません。

ちょうどお腹がすいているくらいの時が、猫にしつける良いタイミングなのです。

教えたことをできた時にはおやつを与えます。猫が大好きなおやつや、いつもよりワンランク上のおやつなら、猫も喜んでくれるでしょう。

ただし、おやつの与え過ぎは肥満につながるのでご注意を。

また、空腹なのに我慢させてばかりもかわいそうです。無理のないようにしましょう。

2.猫の様子を見ながら短時間で教える

目覚まし時計と猫

猫のしつけには、根気が必要です。

だからといって、毎日長時間教える必要はありません。猫だって、気分がのらないこともあります。

そんな時にしつけをしようとするのは逆効果。嫌になって言うことを聞いてくれないでしょう。機嫌が悪い日も避けた方が良さそうです。

教える時間は「5分程度」にしておきましょう。賢い猫を育てている飼い主は、猫のペースに合わせてあげているのです。

3.褒めてあげる

猫の頭を撫でる人の手

猫だって褒められれば嬉しいもの。正しい行動ができた時は、思い切り褒めてあげます。

そうすれば、猫も「こうすれば、良いことがある」と学習してくれるのです。

猫の場合、失敗した時に叱るのはあまり良いことではなく、大きな声を出したり、叩いたりするのは、猫を怯えさせてしまうだけです。

さらにその結果、飼い主との信頼関係は壊れてしまう危険性があります。

猫を叱る場合は問題行動を起こした時に、すぐにその場で短い言葉で叱るのが良い、とされています。

まとめ

こちらをじっと見上げる猫

きちんと教えれば、猫もトイレのしつけだけでなく「待て」や「お手」もできるようになります。

それには、ただ猫に一方的にやらせようとするのではなく、飼い主が猫の気持ちをわかってあげたうえで根気よく教えることが大切なのです。

遊びを取り入れるなどしながら、猫とのコミュニケーションを楽しみつつ、賢い猫に育てられたら良いのではないでしょうか。

教えたことをどれくらい覚えるか、言うことを聞けるかは、猫種や個体によっても様々。性格的に、指図をされるのは嫌という猫います。

焦らず、無理をせずに、猫との日々を大切にしていってほしいと思います。

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