1.安心している
猫が目をしぱしぱ、パチパチとまばたきをするように飼い主さんを見ていたら、それは猫からの「安心しきっているよ」のサインかもしれません。
猫は、安心しきっている時、リラックスしている時、目を細めます。寝ているわけではないので、ずっと目を閉じているのではなく、目を細めたりまた開けたりして飼い主さんを見ることもあるでしょう。信頼している人に対して「今、とてもリラックスしている」「飼い主さんがいてとても安心できて、この状況が好き」という気持ちを伝えたいのかもしれませんね。
一般的に、動物では相手の目をじっと見るのは敵意があることを意味していると言いますが、信頼している猫と人の間にはそれはあてはまりません。
猫が目をしぱしぱして見つめてくれたら、同じように目を細め返して愛情を伝えてあげてもいいかもしれませんね。
2.眠い
猫が眠いのに我慢しているときに、目をしぱしぱさせていることがあります。まるで人間みたいですよね。
夜寝る時間になって飼い主さんを待っているときや起きたばかりのときは、眠そうに目をしぱしぱ、まぶしそうにしている姿が見られるかもしれません。
3.まぶしい
暗い部屋の照明をつけたばかりのとき、猫も人間と同じようにまぶしそうに目をしぱしぱさせるんです。
天気のいい日も目を細めるなど、まぶしそうな表情をします。
4.嫌なにおいを嗅いだ
猫は好奇心旺盛で、飼い主さんが持っている物のにおいを嗅ぎにくることがあります。ただ、それが嫌なにおいや刺激のあるにおいだと、目をしぱしぱさせてしまうようです。
身近な物だと、コーヒー、みかん、ハミガキなどがあります。これらのにおいを嗅ぎに来たり、人の口もとや指についたにおいを嗅いだときに「うわっ」と嫌そうな顔で目をしぱしぱさせることもあります。
また、飼い主さんが料理中のときに近寄ってきて、カットされた玉ねぎのにおいを嗅いでしまい目がしぱしぱしてしまう猫もいるんです。ねぎ類を調理している時は、猫がいたずらをしてしまわないように注意してくださいね。
我が家の猫はコーヒーのにおいを嗅ぎに来て、目をしぱしぱさせ嫌そうな顔をしますが、さらにコーヒーに砂かけの仕草をすることがあります。
5.目にゴミが入った
猫の目にホコリなどが入ると、目をしぱしぱさせていることがあります。
これは一時的なもので、ゴミがとれれば自然と治りますが、猫が自分で目の表面をひっかいてしまって角膜に傷がついたりするとしぱしぱさせるのが治らなかったり、治療が必要になることもあるので、猫が目を気にしている場合は動物病院で診てもらいましょう。
むやみに自宅にある目薬を使ったり、無理やり目の中のゴミを取ろうとすることはおすすめしません。
6.目に傷がある、目の病気
ゴミが入った時のように一時的に目に痛みを感じているだけではなく、目をしぱしぱさせる原因となる病気もあります。目をしぱしぱさせている他に、涙が出ている、前足で目をかいている、目やにや充血があるときは、目に傷ができていたり目の病気があるかもしれません。
猫が足で目をかくとよけいに悪化させてしまうので、早めに動物病院を受診して治療を開始しましょう。
まとめ
猫が目をしぱしぱさせているのは、安心できている証拠だったり、人間のように眠気があるときやまぶしさを感じたりしているからです。
苦手なにおいや刺激のあるにおいを嗅いだときも、嫌そうな顔とともに目をしぱしぱさせます。
目に違和感や痛みがあるときにも目をしぱしぱするので、猫が目を気にしているときは早めに動物病院を受診するようにしましょう。