1 猫が成長すると毛色が変わる
成長する過程で、猫の毛の色が変わる事はあります。
大抵の猫は、子猫と成猫を見比べると毛の色が変わってしまうと言えるでしょう。子猫の頃は色がぼやけていたけど、次第に色が濃くなったり、反対に薄くなったりしてしまいます。
例えば、黒から茶色、グレーから黒、白からクリーム色に変化する事があるそうです。
2 猫が成長すると模様、柄が変わる
色と同じように、猫の模様や柄にも変化がでてくるようです。
子猫の時はまだ、模様がはっきりしていないですが、成長してくると模様もくっきりしてくるそうです。反対に真っ白の被毛だった猫の尻尾だけに、しま模様がでてきた猫や、頭の上にあった模様が消えてしまう猫もいるそうですね。
3 猫が成長すると目の色が変わる
猫が生まれた時の目はキトンブルーと呼ばれ、綺麗な青色をしています。猫の成長と共に、目の色も様々に変化するそうです。
子猫の時はまだ色素細胞が働いていないのですが、徐々に猫の目の色も決まってくるようです。生後3ヶ月には、色素の量から緑色や黄色やオレンジ色など、猫の個性がでてくるようです。
色素の量が少ない猫の目は、成長しても変わらずに青色をしていると言います。
4 猫が成長すると毛質が変わる
子猫の時は、毛が柔らかくてふわふわだった猫も年齢を重ねて行くうちに、毛の質が変化していきます。
年齢とともに艶がなくなったり、パサついてきたり、毛質がかたくなってしまうようです。猫の成長は早いので、こないだまで小さく見えてた体もすぐに大きくなってしまいます。
猫の毛の質が変化するのは、老化によりグルーミングが減ることや栄養が不足している影響でもあります。
5 猫が成長すると鼻の色が変わる
毛の色や目の色と同じように、鼻の色も変化していきます。
猫の鼻の色もメラニン色素の働きから変わるそうです。黒からピンクになったり、ピンクから茶色になったりするようです。猫の鼻の所に、ホクロのようなシミができるのも、紫外線を受けた影響からくるのです。
猫が興奮すると、鼻の色が薄いピンクから鮮やかなピンクに変化すると思います。あれは血流が良くなって起こる現象です。我々人間がが興奮すると皮膚が少し赤くなるのと同じです。
猫の毛の色が変わる理由
遺伝子によるもの
猫の毛の色が変わるのは、遺伝的な要素が多いと言われています。遺伝子の組み合わせにより猫の毛の色が決まるそうです。
季節によるもの
毛の色が変化しやすいのは季節による温度変化もあるようです。成長とはまた別の変化になります。
温度に反応しやすい猫もいるそうで、夏は白っぽくなり、冬は黒っぽくなると言われています。代表的な猫はシャム猫で、サイアミーズ遺伝子を持っており、体温が保てる場所は白いまま、低い場所は濃い色になるそうです。
日向ぼっこによるもの
お日様の下で太陽の光をたくさん浴びると、日焼けのように毛の色が変わる事もあります。猫は日向ぼっこが好きなので、毎日続けていくうちに、毛の色も薄く変化してしまうようです。
老化によるもの
猫も人間のように白髪が生えてきます。老化現象によるものは、早くて7歳くらいから生えてくる猫もいます。
ヒゲや口の周りを中心に、お腹や背中に白髪と言える白い毛が生えてきます。猫の体の変化は、毛の色だけではなく歯の黄ばみや口臭、筋肉量が減って痩せるなど若い頃のままという訳にはいきません。
人間と同じように猫の体も変化していくのです。
まとめ
今回、猫の毛の色が変わる事を中心に、年齢による体の変化についていくつか紹介しました。
生まれた時のままの毛の色で成長していく猫もいますが、ほとんどの猫は色や模様が鮮明になってくるでしょう。生後間もない時の猫は、顔もあどけなくぼんやりしていますが、成長するうちに顔立ちもしっかり整ってきます。もっと年を重ねていけば、人間同様に白髪が増えたり筋肉量が減って痩せてきたりと老化現象が見られるようになってきます。
猫は成長するに従って、体に変化がでるので変わらず可愛がって上げてくださいね。