猫はなぜ飼いやすいといわれているのか

猫はなぜ飼いやすいといわれているのか

自由気ままでありながら、さり気なく私たちの生活の中に馴染む猫。猫はなぜ飼いやすいといわれるのでしょうか。今回は、猫が飼いやすいといわれている理由や、猫を飼うということの本質について考えてみたいと思います。

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猫が飼いやすいといわれる理由

見つめる子猫

猫は、自由気ままで懐かないというイメージを持たれがちですが、意外と猫は人間の生活にそっと馴染んでくれる存在です。どうして猫は飼いやすいのでしょうか。その理由をいくつかご紹介いたします。

1.留守ができる

ドアの前の猫

猫は比較的、留守番が得意な動物です。もちろん個体差はあるものの、1泊程度は家を空けても大丈夫といわれています。それには以下のような注意点があります。

  • 飲食が自由にできること
  • 確実にトイレに行けること
  • 室温に気を配ること
  • 危険なものは必ず戸棚に収納することなど

猫は、用意した食事を全て一度に食べることはありません。少量ずつを数回に分けて食べています。よって、食事の面ではそれほど心配はありません。ただし置き餌をするときは必ずドライフードにしましょう。

また、留守中に怪我につながりそうな危険物は必ず戸棚に収納しましょう。犬とは異なり、猫は高いところにも登れてしまいます。いくつか注意は必要ですが、留守番が不可能ではないため共働きの家庭でも飼いやすい動物といえます。

2.散歩に行かなくてよい

歩く猫

犬は毎日散歩に行かなければなりません。しかし猫は、室内で遊べる環境を整えることで十分な運動ができます。また、トイレも室内に設置したトイレを使用するので散歩に行かなくても大丈夫なのです。上下運動ができたり、走り回れるだけのスペースがあれば猫は意外と退屈しないのです。

3.トイレを覚えられる

トイレの中の猫

猫はとても綺麗好きな動物です。よって、トイレはきちんと所定の場所ですることができます。トイレを覚えてくれることは、ありがたいですよね。ただし、人間がトイレ掃除を怠ってしまうと、粗相やトイレを我慢してしまう原因に繋がることがあります。

4.ある程度人間の生活リズムに合わせられる

猫を抱く女性

猫は、意外と飼い主さんの生活リズムに合わせて生活してくれます。子猫の頃は困難な側面もあり、夜な夜な走り回ってしまうことがあります。それでも成長するにつれて、徐々に飼い主さんの生活リズムを理解できるようになります。猫は環境の変化が苦手とされていますが、適応能力が高い面も持ち合わせています。

飼いやすい=誰でも飼えるわけではない

遊んで欲しい猫

「飼いやすい」というと、誰でも簡単に飼えるというイメージを持たれてしまうかもしれません。しかし、猫は命ある存在です。そして、人間のように猫にもそれぞれ個性があります。先に述べた飼いやすい理由は、「比較的飼いやすい要素」が多いということに過ぎません。

実際に一緒に暮らしてみると、良い意味でも悪い意味でもギャップが生じます。よって、飼いやすい=誰でも飼えるというわけではありません。猫と暮らすためには以下のようなことを検討してみてください。

  • 終生飼育をすること
  • 猫と暮らせる住宅環境であること
  • 経済的な余裕があること

猫の平均寿命は約16歳です。ご長寿さんになってくると20年以上生きる猫もいます。猫が天寿をまっとうするまで責任感を持って、ともに暮らせなければ猫は飼えません。そして、そのためには猫と暮らせる住宅環境であることや、経済的余裕がなければなりません。

また、猫は可愛いだけではありません。病気になる可能性もありますし、人間の思い通りになることばかりではありません。猫は飼いやすいといわれていても、ともに暮らせるか否かは慎重にならなければなりません。

まとめ

かい

結局のところ、猫を好きにならなければ飼いやすい、と感じることは困難だと思います。マイペースで呼んでも来てくれないところも含め、全てが愛おしいと感じるからこそ、そう思えるのでしょう。

また、猫は懐かないのではありません。犬とは感情表現や愛情表現が異なるだけなのです。手がかからない面もありますが、それは手をかけなくて良いのではありません。惜しみない愛情を持って、猫が猫生を全うできるように大切にすることが求められます。

猫は飼いやすいといわれる本質は、猫を飼うというよりも「猫に飼われている人」が抱く愛情が大きいのかもしれません。