猫の品種は全部で300種類以上
ペットで一番多いのは猫
世界中でペットとして飼われている動物の中で、最も多いのが猫といわれています。
猫と犬は2大ペットとして比較されることが多かったのですが、現在では飼い猫が飼い犬の数を上回っているということです。
世界中で飼われている猫の品種は様々です。日本でも、海外が原産の猫の品種を多数見ることができます。
メジャーな猫の品種
猫の品種が認識されるためには、品種登録団体に登録する必要があります。カナダ出身の獣医師ブルース・フォ―グル博士の猫図鑑の情報によると、登録された猫の数は60種ということです。
マイナーな猫の品種
猫の品種は、猫の品種登録団体で公認された種類だけではなく、それ以外にも多数あります。
その品種の数は実に250品種を超えるといわれます。
猫の品種は全部で300種以上
登録、未登録の猫の品種を合わせると、世界中で300種以上の猫の品種が存在することになります。
世界の純血種の猫の品種
アジアキャットクラブ(ACC)には、47種の猫の品種が登録されています。すべてご紹介はできませんが、主な品種を原産国名とともに五十音順で挙げてみます。
- アビシニアン(エチオピア)
- アメリカンカール(アメリカ)
- アメリカンショートヘア(アメリカ)
- アメリカンボブテイル(アメリカ)
- エキゾチック(イギリス)
- サイベリアン(ロシア)
- ジャパニーズボブテイル(日本)
- シャム猫(タイ)
- シンガプーラ(シンガポール)
- スコティッシュフォールド(イギリス)
- スフィンクス(カナダ)
- ソマリ(イギリス)
- ノルウェージャンフォレストキャット(ノルウェー)
- バリニーズ(アメリカ)
- ブリティッシュショートヘア(イギリス)
- ペルシャ猫(アフガニスタン)
- マンクス(イギリス)
- マンチカン(アメリカ)
- メインクーン(アメリカ)
- ラグドール(アメリカ)
- ロシアンブルー(ロシア)
猫の品種「人気ランキングトップ10」
1位 ミックス
ミックスは、いわゆる雑種です。違う品種の猫同士の交配によって生まれました。飼育されている猫の品種の8割近くがミックスなのだとか。ミックスの中でも最も数が多いのはキジトラです。
ミックスは純血種の品種と比較して、遺伝子疾患のリスクも低く、丈夫で長生きだといわれています。
2位 スコティッシュフォールド
丸い顔に折れ曲がった耳が愛らしいスコティッシュフォールド。折れ耳が特徴の品種ですが、実際は立ち耳の子の方が多く、折れ耳のスコティッシュフォールドは希少なのです。
スコティッシュフォールドは穏やかな性格で、人懐こく甘えん坊。鳴き声も小さく、飼いやすい猫の品種です。
3位 アメリカンショートヘア
縞模様が特徴の猫、アメリカンショートヘア。明るい性格で、好奇心旺盛です。適応能力が高く、環境の変化にも強い品種です。
4位 マンチカン
小柄で足が短いのが特徴の品種の猫、マンチカンですが、実は足の短い子の方が少ないのだとか。お値段も足長の子の方が高くなります。
マンチカンは足は短いですが、運動能力は高く活発です。社交的で好奇心旺盛な性格をしています。
5位 ノルウェージャンフォレストキャット
ノルウェージャンフォレストキャットは、大きな体に長い毛、ふさふさのしっぽが特徴の優美な姿をした品種です。毛色は様々なカラーが存在します。
社交的で遊ぶことが大好き。寂しがりやな猫なので、長時間のお留守番は苦手です。
6位 ブリティッシュショートヘア
ブリティッシュショートヘアは、ビロードのようななめらかな手触りの被毛が特徴の品種の猫です。カラーはブルーが多いです。人懐こく甘えん坊で、穏やかな性格です。
7位 メインクーン
メインクーンは、猫の品種の中でも世界一大きいといわれています。ふさふさの長い毛に覆われた胴は長く、骨太でがっしりした体格をしています。
体は大きいものの性格は穏やかです。「ジェントルジャイアント(穏やかな巨人)」と呼ばれています。人懐こく、協調性もあります。
8位 ロシアンブルー
短毛のブルーの被毛が優美な品種のロシアンブルー。おとなしくてほとんど鳴くことはありませんが、鳴き声は小さくかわいらしいです。愛情深い猫ですが、憶病な面もあります。
9位 ラグドール
ふわふわの被毛で覆われた品種のラグドール。名前の由来は「ぬいぐるみ」から来ています。体格は大きく、がっしりしています。性格は穏やかで冷静。優しく愛情深い猫です。
10位 アビシニアン
筋肉質で、しなやかな体つきをしている品種のアビシニアン。大きな目と先のとがった耳が特徴です。活発で好奇心旺盛な猫で、特に高い所が大好きです。
猫の品種「タイプ別一覧表」
コビー
体の特徴
- 筋肉質で引き締まった体
- 短めの胴体と広い肩幅
- 丸い頭と小さめの耳
代表的な猫種
- エキゾチックショートヘア
- ヒマラヤン
- ペルシャ猫
- マンクス
セミコビー
体の特徴
- コビーよりもやや小さい
- コビーよりも手足が長い
- 丸みを帯びた顔と丸い瞳
代表的な猫種
- アメリカンショートヘア
- シンガプーラ
- スコティッシュフォールド
- ブリティッシュショートヘア
オリエンタル
体の特徴
- 全体的に細くしなやかで筋肉質
- 耳が大きい
代表的な猫種
- オリエンタルショートヘア
- サイアミーズ
- バリニーズ
フォーリン
体の特徴
- 全体的に細めの体
- しっぽが細長い
代表的な猫種
- アビシニアン
- ジャパニーズボブテイル
- ロシアンブルー
セミフォーリン
体の特徴
- 短めでがっしりした胴体
- コビーとオリエンタルの中間タイプ
代表的な猫種
- スフィンクス
- ラパーマ
ロング&サブスタンシャルタイプ
体の特徴
- 長い手足と胴体
- 大きな体で筋肉質
代表的な猫種
- ノルウェージャンフォレストキャット
- メインクーン
- ラグドール
まとめ
猫を飼ったり、ペットショップへ行くことがない人でも、メディアの情報などで多くの猫の品種の名前を聞くことがあると思います。
日本でも、海外原産の猫を飼うことが多くなり、ますます数多くの猫の品種を耳にする機会が増えていますね。猫の品種は、登録されているだけでも60種、全てを合わせると300を超えるということですから、実に多くの猫が存在することになります。
今後も世界から、新たな品種の情報が入ってくるかも知れません。しかし、どんな品種でも、猫は愛らしい魅力を持っています。そして飼い主さんにとっては、愛猫が世界で一番の猫であるということは、今後も変わらないでしょう。