キャットフードは猫の健康を考えて選ぼう!選び方やおすすめ商品も

キャットフードは猫の健康を考えて選ぼう!選び方やおすすめ商品も

毎日食べるキャットフードは、猫の健康を左右します。大切な家族である猫ちゃんには、体に良いキャットフードを食べてもらいたいですよね。でもキャットフードの種類は数が多過ぎて迷ってしまいます。ここでは、猫に与えるキャットフードの選び方やおすすめの商品をご紹介します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

キャットフードの選び方

餌を食べている猫の顔アップ

キャットフードの原材料を確認する

  • 動物性たんぱく質がメイン
  • グレインフリー
  • 人口添加物が含まれていない
  • 安全性が高い
  • 副産物が不使用

猫は肉食動物です。猫によって理想のキャットフードは、動物性たんぱく質が豊富であるということ。肉や魚を原材料のメインにしているキャットフードを選びましょう。

グレインフリーは、穀物が含まれていないキャットフードです。キャットフードには米や麦など、何らかの穀物が配合されているものが多いですが、本来猫は穀物を食べません。

猫は肉食動物なので、穀類の消化は苦手なのです。グレインフリーのキャットフードなら、猫の胃腸の負担が軽くなります。

胃腸の弱い猫にも安心して与えられます。穀物アレルギーのある猫ちゃんもいますので、穀物は気をつけた方がいいでしょう。

キャットフードには、香料や着色料などの人口添加物が含まれていることが多いです。特に人工酸化防止剤は、発がん性があるともいわれています。無添加あるいは、これらの人工添加物が極力少ないキャットフードがおすすめです。

キャットフードは開封すると酸化しやすいので、酸化防止剤を使用しないことは難しいのですが、ローズマリーなど、天然由来の酸化防止剤を使用しているものなら安心ですよ。

猫は肉食動物だからといって、どんな肉でもいいわけではありません。気をつけなければいけないのは肉副産物です。

原材料にミートミール、肉骨粉、肉副産物、家禽副産物などと表示されていたら要注意。動物の死骸や廃棄肉などを使用している可能性もあります。

目的に合わせる

食事としてメインに与える総合栄養食か間食かで、キャットフードを選びます。メインに与える食事なら、一般食ではなく、総合栄養食と表示されたキャットフードを選びましょう。

総合栄養食は、そのキャットフードと水だけで猫に必要な栄養素が摂取できるようになっています。一般食は食いつきが良いので与えてしまいがちですが、そればかりを与え続けると、栄養が偏ってしまいますので注意しましょう。

猫の年齢に合わせる

キャットフードには、子猫用、成猫用、シニア用などがあります。年齢別の総合栄養食は、その年の猫の体に合った栄養バランスになっています。猫のライフステージに合ったキャットフードを与えるようにしましょう。

猫の食いつきが良い

どんなに良いキャットフードだとしても、猫が食べてくれなければ何の意味もありません。猫が好んで食べるかということも大事なポイントです。

せっかくの食事はおいしく食べてほしいですよね。猫が好きなキャットフードかどうかということは、与えてみなければわかりません。

数種類を試してみるといいでしょう。キャットフードのサンプルをもらって食べさせてみるのもいいですね。

市販の猫のキャットフードを選ぶときのポイント

ボールに入ったキャットフードと猫の足跡の形に並んだキャットフード

肉や魚がメイン

肉食動物である猫にとって、キャットフードは動物性たんぱく質がメインであるかどうかが大切なポイントです。肉や魚が主な原料になっているか、確認しましょう。

グレインフリー

穀物を多く含んだキャットフードは安く購入することができますが、安すぎるキャットフードにはそれなりの理由があるということです。

穀物は、猫の胃腸に負担をかけたり、アレルギーの原因になったりすることがありますので、穀物の配合量が少ないか、未使用のグレインフリーのキャットフードがいいでしょう。

肉副産物・家禽副産物の表記がない

原材料に肉副産物、家禽副産物などと表示されていたら、粗悪な肉類が使われている危険性があります。

肉骨粉や皮膚、内臓、毛、くちばし、糞、血など、人間には使用が禁止されているものです。これら粗悪な肉類を使用することで、低価格なキャットフードを提供することができるので、あまりにも安いキャットフードには注意しましょう。

有害な添加物が入っていない

原材料にBHAやBHTなどの酸化防止剤が使用されているキャットフードは避けた方がいいでしょう。着色料や香料なども入っていないものがおすすめです。無添加で、酸化防止剤は天然由来のものが安全なキャットフードであるといえます。

猫のキャットフードおすすめ商品

カリカリ

ピュリナ ワン キャット グレインフリー チキン 1.6kg

ピュリナ ワン キャット グレインフリー チキン 1.6kg
1,546円(税込)

猫には不必要とされる穀物を使用していないグレインフリーのキャットフードです。穀物アレルギーのある猫ちゃんも安心ですね。

主原料は新鮮なチキンや白身魚です。食感やおいしさにもこだわり、カリカリ粒とやわらかほぐし粒のミックスになっています。

ヒルズのサイエンスダイエット インドアキャット

ヒルズのサイエンス・ダイエット キャットフード インドアキャット 室内飼い猫用 アダルト 1歳以上 成猫用 チキン 800g(400g×2袋)
891円(税込)

運動量の少ない室内飼いの猫用に栄養バランスを考えて作られた、低カロリーのキャットフードです。たんぱく質を豊富に含み、抗酸化成分が免疫力の維持をサポート。マグネシウムの量を調整し、下部尿路の健康維持にも配慮しています。

人工添加物不使用で、酸化防止剤は天然由来です。穀物が配合されているのがやや残念ですが、安全性の高いキャットフードです。

キャネットチップ 多頭飼い用 キャットフード ミックス 7.4kg

キャネットチップ 多頭飼い用 キャットフード ミックス 7.4kg
1,640円(税込)

全ライフステージ多頭飼い猫ちゃん用のキャットフードです。マグネシウムの含有量を調整し、猫の下部尿の健康維持に配慮しています。

路酸化防止剤は天然由来のものを使用しているので安心です。新陳代謝を高めるビール酵母も配合されています。穀類が多いのと、着色料を使用しているのがやや残念な点です。

ウェット

黒缶 まぐろミックス しらす入りまぐろとかつお

黒缶 まぐろミックス しらす入りまぐろとかつお(まぐろ白身入り) 160g×48個入り
4,840円(税込)

まぐろの血合肉を使用したウエットタイプの総合栄養食です。血合肉は、白身肉に比べて鉄分約5倍、タウリン約5倍など多くの栄養素が含まれています。オリゴ糖を配合することで善玉菌を増やし、お腹の健康をサポートします。

水煮タイプのシンプルな原材料なので安心です。コンビニやドラッグストアなどでも購入できますよ。パウチタイプもあります。

子猫におすすめなキャットフード

ピュリナ ワン 1歳までの子ねこ用 妊娠・授乳期の母猫用 チキン

ピュリナ ワン 1歳までの子ねこ用 妊娠・授乳期の母猫用 チキン 800g(400g×2袋) [キャットフード]
562円(税込)

成長期の子猫に必要な栄養素がバランス良く配合されたキャットフードです。たんぱく質を40パーセント配合しています。

ビタミンEが免疫力を維持し、母乳に含まれるDHAを配合することで、脳の発達をサポート。妊娠・授乳期の母猫にも最適な栄養設計になっています。

老猫におすすめなキャットフード

ヒルズのサイエンスダイエット インドアキャット 室内飼い猫用 7歳以上

ヒルズのサイエンス・ダイエット キャットフード インドアキャット 室内飼い猫用 シニア 7歳以上 高齢猫用 長生き猫の健康維持 チキン 1.8kg(600g×3袋)
2,417円(税込)
高品質な自然素材を使用した安全性の高いキャットフードです。高齢猫に必要な栄養素をバランス良く配合しています。

運動量の減った高齢猫ちゃんの体重管理とともに、毛玉ケアや心臓、目の健康維持もサポートします。
下部尿路の健康にも配慮。独自の旨味成分を配合することで、猫ちゃんの食いつきも良いです。

猫のケアができるキャットフード

キャネット キャネットチップ 毛玉サポートお肉とお魚ミックス 2.7kg

キャネット キャネットチップ 毛玉サポートお肉とお魚ミックス 2.7kg
772円(税込)

キャネットは、国産第1号のロングセラーキャットフードです。キャネットチップは、食物繊維を豊富に配合することにより、猫が飲みこんだ毛玉を便と一緒に排出しやすくします。合成着色料無添加で、酸化防止剤には天然由来のものを使用しています。

まとめ

容器からこぼれたキャットフードを食べようとする二匹の猫

キャットフードは、安心・安全なものを選びたいですよね。副産物や添加物を使用していないもので、グレインフリーなものが理想のキャットフードです。

その上で、猫ちゃんが喜んで食べてくれるものを選びましょう。飽きることのない、猫ちゃんお気に入りのキャットフードが見つかるといいですね。

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