猫には餌台があった方がいい?
飼い主さんの中には、猫の食事は床でさせているということもあるかも知れません。ですが、実は「猫の食事には餌台があった方が良い!」と言えるんですね。猫の食事に餌台があった方がいい理由として、以下の3つが挙げられます。
- 関節への負担を減らすことができる
- ご飯の吐き戻しを少なくすることができる
- エサや食べこぼしを減らして掃除を楽にしてくれる
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
関節への負担を減らすことができる
床に直接置いたご飯を猫が食べると、首や背中の関節に負担がかかると言われています。これは特に、関節や足腰が弱くなる高齢期の猫で負担がかかりやすく、それを食事の際にストレスと感じてしまいます。ですので「適度な高さのある餌台」で食事をさせてあげることで、体への負担や食事のストレスを改善してあげることが必要と言えるんですね。
ご飯の吐き戻しを少なくすることができる
猫の体に合った高さの餌台は、食事の際のお腹への余計な圧迫をなくして「ご飯の吐き戻しを少なくすることができる」と言えます。
床に近い場所で猫に食事をさせることは、猫が体をかがめてお腹を圧迫する姿勢となりやすいため「食後のご飯の吐き戻しの原因」の一つになりますが、万が一、餌台を使用していても食事の直後に吐き戻してしまうことが多い場合は、餌台の高さが猫の体に合っていない可能性もあります。
これは改めて猫の体に合った餌台を用意してあげるか、高さを調節してあげることで改善が期待できます。しかし、体にあった餌台を用意するなど環境の改善を行っても吐き戻しが治らないときは、病気の疑いも考えられるので一度獣医師に相談してみましょう。
掃除を楽にしてくれる
猫の食事に餌台を使用してあげることで、餌の食べこぼしを減らして掃除を楽にしてくれるという飼い主さんに嬉しいメリットもあるほか、床に置いた餌入れを誤ってこぼしてしまうことも、解消できます。
猫の餌台を選ぶポイント
猫にとってメリットが多くある餌台は、食事に必要なアイテムと言えますね。ここで、猫の食事にあった方が良い!猫の餌台を選ぶポイントについて詳しく見ていきましょう。
適度な高さのある餌台
飼い主さんが気になるのは、餌台の高さですね。販売されている餌台の多くは、5cm~10cm程度のものがほとんどですが、猫の体の大きさによって選ぶ餌台の高さも変わってくると言えます。
可能であれば、食事をする猫の「床から顎までの高さ」を測るのが一番ですが、難しい場合は予測して適度な高さのある餌台を選びましょう。また、餌台の中には高さ調節が可能なものがあるので、不安なときは高さ調節が可能な餌台がおすすめです。
猫用食器が固定できる餌台
餌台に載せても食事の際に猫用食器が動いてしまうと、せっかくの適度な高さのある餌台も意味がなくなってしまいますね…。ここで、おすすめなのが餌台の上に滑り止めが付いている餌台や、猫用食器がはめ込める餌台などの猫用食器が固定できる餌台です。毎日の食事が、快適にできるような餌台を選んであげることも大切と言えますね。
おすすめの猫の餌台
猫の餌台を選ぶポイントを見ても、具体的にどのような猫の餌台がおすすめ?と悩んでしまうこともありますね。ここで、「おすすめの猫の餌台」についても見ていきましょう。どれも飼い主さんが高評価されている餌台なので、是非ご参考にしてみてくださいね。
ドギーマン ウッディーダイニング
愛犬や愛猫が食べやすい姿勢で、毎日の食事をもっと快適にできるように考えられて作られたドギーマン ウッディーダイニング。3段階の高さ調整な餌台なので、飼い主さんから絶賛されるポイントになっています。持ち手付きで運びやすく、スベリ止め付きなので猫用食器が固定できて、毎日の食事も快適になります。
SuperSunny ペットボウルスタンドセット
アンティーク風のおしゃれで可愛いハートデザインのご飯台と、フードボウルのセットです。 ボウルの直径は13.5cm、餌台の高さは8.5cmなので、程良い高さで猫たちにご飯を食べてもらえます。また、見た目がおしゃれな餌台がアンティーク風なので、どんな部屋やインテリアとも相性が良さそうですね。
リッチェル ペット用 木製テーブル
360度から食べやすい高さと、猫食器が落ちないように工夫された餌台は、温かみのある木目調になっています。猫の体に合わせて高さ調節が可能なので、猫たちの体への負担を和らげてあげられるほか、お掃除はサッとひと拭きの簡単仕様になっています。温かみのあるシンプルな作りが好きな飼い主さんにおすすめの餌台です。
猫の餌台を手作りする方法
ここで、猫の餌台を手作りしてみたい!と思われる飼い主さんに、100均の素材で自作の餌台を手作りする方法をご紹介します。自宅で簡単に作れるので、是非ご参考にしてみてくださいね。
必要な物
- 作るサイズに合わせた木版 (テーブル部分1個足部分2個)
- ボンド
- ニス(アンティーク風)
- ノコギリ
- 紙ヤスリ
猫の餌台の作り方
①作る餌台の高さを決めて、まずは木版の端をノコギリで切って餌台の足の部分を2個作ります。
②ノコギリで切った木版のザラザラした部分を紙ヤスリで整えましょう。
③ボンドで足部分2個を接着します。
強度を取り入れるためにしっかりとボンドを塗り接着させます。一晩寝かせると完全に乾燥します。
④100均のニス(アンティーク風)を餌台に塗装するとさらにおしゃれになります。ニスを塗ったあとは数時間乾かしましょう。
⑤しっかりと乾燥させたら完成です。
しかし、勢いよくネジを入れると割れる可能性があるので、慎重にドリルで穴を開けてネジで留めましょう。
まとめ
いかがでしたか?猫に餌台を使うメリットは多くありましたね。特に、高齢猫の場合は床で餌を与えることにより、体に負担がかかりやすいので餌台を使用して食事の際の体への負担を緩和してあげることがおすすめです。
また、餌台は100均で手に入る素材でも手作りすることができるほか、自宅にあるほど良い高さの木箱をニス(アンティーク風)などでDIYして使用することもできるので、自宅の中で餌台になりそうな素材を探してみるのも良いかも知れません。
是非、飼い主さんと猫たちが快適に生活できるように、繋げてあげてくださいね。