猫の食器台の作り方
猫は食事をとる時、かがんだ状態で食べようとします。なので、人間と同じような形の食器で与えてしまうと、猫が食べづらさを覚える可能性があるのです。
そこで役に立つのが、猫の食器台です。猫の食器台があれば、猫が思いっきり首を下げることなく食べられるので、食事のストレスを軽減させてあげることができます。ペットショップなどで売られている猫の食器台を用意してあげるのもよいでしょう。
しかし、商品によってはとても高い値段がつけられていることもあります。「愛猫のために食べやすい食器台を用意してあげたいけど、あまりお金をかけられない」という方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが「猫の食器台をDIYする」という方法です。今回は誰でも簡単にできる猫の食器台の作り方について紹介します。
不要な木箱を使うと簡単!
日頃からDIYをしている人や手先が器用な人は、ホームセンターなどで木の板を購入していちから作るのもよいでしょう。しかし、いちから作るのはとても手間がかかります。
そこでおすすめしたいのが、不要な木箱を使って猫の食器台をDIYするという方法です。
- 高さ5cm~10cm程度の不要な木箱があればそれをそのまま活用しましょう。
- 木箱のデザインが気に入られないという場合は、ペンキで上から塗ってしまえば問題ありません。
- ペンキが完全に乾けばもう完成です。
既存の台を活用するのもよし!
猫の食器台をDIYをするのに、自宅にちょうど良いサイズの木箱がないという場合は、インテリアショップやホームセンターなどで売られている、小物を置くための台を活用するのもよいでしょう。
他にも、PCを置くための台なども商品によっては活用できるケースもあります。
要は5~10 cm程度の高さがある台であれば、猫の食器台として活用できるのでそれを念頭に置きながら台を探してみましょう。
いずれにせよ、DIYをすれば市販の猫の食器台よりは安価で手に入れやすい傾向にあります。こちらもデザインが気に入らないのであれば、ペンキ(プラスチック製の場合は、プラスチック専用の塗料)で塗って、ニスで仕上げを行いましょう。
DIYでプラスチック製の台を塗装する場合は、塗料で塗る前にヤスリがけするのも忘れずに行ってください。
猫に食器台を使う利点
猫に食器台を使うことによって「関節への負担が減る」「吐き戻しが減る」といった利点を得ることができます。
以下、それぞれの利点について詳しく見てみましょう。
関節への負担が減る
猫が思いっきりかがんでごはんを食べることにより、首や背中の関節に負担がかかります。特に高齢の猫になると関節も弱くなる傾向にあるため、かがんで食べることにストレスを覚えやすいのです。
そんな関節への負担を猫の食器台で改善してあげることができます。
吐き戻しが減る
猫はかがんでごはんを食べると、体勢上どうしてもお腹を圧迫します。すると、圧迫された影響で食べたごはんを吐いてしまうことがあるのです。
猫の食器の高さがからだに合っていないというサインでもあるので、このようなサインが見られた場合はできるだけ早く猫の食器台を用意してあげましょう。
ただし、何らかの病気にかかっているせいで吐き戻ししている可能性もあるため、猫に食器台を用意してあげても吐き戻しが治らない場合は動物病院で診てもらうことをおすすめします。
おすすめの猫の食器台
もし金銭的に余裕があるという場合は、猫の食器台をDIYするのではなく購入してしまうのもよいでしょう。
ペットショップや通販サイトなどを見れば、さまざまなデザインの猫の食器台が売られているので、お気に入りのデザインを探してみるのも楽しいかもしれません。
ということで、今回はおすすめの猫の食器台を2つピックアップして紹介します。
Docamor ペットボウルスタンドセット
こちらの商品は、猫用食器が付いた食器台です。ごはん用のお皿だけでなく、お水用のお皿を乗せるスペースもあるため、この台ひとつあれば飲食関係のお皿は全て高い位置に設置できます。
また、この猫の食器台はとてもシンプルでお洒落なアイアン風のデザインになっており、さりげなくハートマークも入っているため、お洒落な雑貨が好きな飼い主さんにもおすすめです。
付属のお皿はステンレス製で、細菌やカビ、サビなどが発生しにくいような設計になっているため、衛生面においても信頼することができます。
ドギーマン ウッディーダイニングキャット
こちらの商品は、数多くのペット用品を販売しているドギーマンの食器台です。猫専用の食器台となっており、高さも2段階で調整できるようになっています。そのため、子猫から成猫へと大きく成長した場合でもずっと使い続けることができるといった特徴を持っています。
また、猫の食器台には持ち手が付いているため、ごはん用のお皿と水用のお皿を一気に運びたい場合は、食器台ごと移動させれば楽に運べます。
食器台の足部分には滑り止めがついているため、自宅の床が傷つくリスクがないという点も飼い主さんにとって嬉しいポイントのひとつでしょう。
まとめ
猫の食器台は、猫の健康やストレスにも関わってくる重要なアイテムです。DIYで作ったり、既存の商品を購入したりといった方法で猫の食器台を用意してあげましょう。