猫と犬で違う所は?歴史や体のつくり、飼い方の違いまで

猫と犬で違う所は?歴史や体のつくり、飼い方の違いまで

猫と犬には様々な違いがあります。見た目だけではなく、習性や性格、からだの構造、仕草、飼い方などあらゆる点において、それぞれ異なる特徴を持っているのです。今回は猫と犬の違いについて、色々な角度から紹介していきます。

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猫と犬の違いって?

布団を被る猫と犬

ペットの中でも、よく比較されることの多い猫と犬。「猫派と犬派、あなたはどっち?」なんていう鉄板の会話ネタもあるほど、猫と犬は代表的な愛玩動物といえます。そんな猫と犬ですが、見た目はもちろん、習性や性格など、あらゆる面において大きな違いがあります。具体的にどのような点が違うのか、見ていきましょう。

生息場所・狩りの習性

猫と犬では、生息場所や狩りの方法が異なります。

猫の先祖

猫の先祖は、森の中で暮らしていました。高い木の上に軽々と登れるのは、森の中に生息していた頃の名残なのでしょう。森の中には隠れる場所がたくさんあり、待ち伏せすることによって獲物を捕獲できます。そのため、猫はわざわざ仲間と協力をしなくても、一匹で生きていくことができるのです。

犬の先祖

一方、犬の先祖は、平原で狩りをする事もありました。平原は身を隠せる場所がとても少ないです。そのため、犬は集団で獲物を追跡するという狩りの方法を行っていました。犬は仲間と協力し合いながら生きていく習性を持っています。

性格

以上の習性からもわかる通り、猫は一匹を好む生き物、そして犬は集団を好む生き物です。そのため、個体差はあるものの、性格も異なる傾向にあります。

猫にありがちな性格

  • 一匹オオカミ
  • マイペース
  • 警戒心が強い

犬にありがちな性格

  • 上下関係を大事にする
  • フレンドリー
  • 慣れない場所でも物怖じしない

猫と犬は、真逆の性格をしているようですね。

猫と犬の体の違い

子犬と子猫

次に、猫と犬の体の違いについても見ていきましょう。肉球や骨格、体臭など、猫と犬では体の機能にも大きな違いが出ています。

肉球

猫の肉球

猫の肉球はプニプニとしていて柔らかく、表面はツルツルの状態です。先述したように、猫は静かに待ち伏せして捕まえる生き物なので、相手に気づかれないように足音を消さなくてはいけません。猫の肉球は、足音を見事に消してくれる働きを持っているのです。

犬の肉球

一方、犬の肉球は硬くて、表面はザラザラとしています。猫は一瞬で獲物を捕まえる生き物ですが、犬は集団で獲物を追いかけまわす習性があるため、長距離を走ることもあるのです。そのため、硬くて丈夫な肉球になったのだと推測できます。

骨格

猫はからだを柔軟に動かすことができる生き物です。人間や犬では考えられないような、ありえない寝相で眠ることだってできます。猫のからだがこんなに柔軟なのは、骨格に秘密があります。

猫は腰椎の数が多かったり、鎖骨が他の骨と直接くっついていなかったりといった特徴を持っているため、このような動きがとれるのです。一方、犬は猫のように柔軟な骨格にはなっていないため、体をしなやかに曲げるのは苦手です。

体臭

猫はとてもきれい好きな生き物なので、毎日頻繫に毛づくろいをしています。体臭がきついと、獲物にも気づかれやすいため、自分の存在が相手にばれないように体臭を消す傾向にあります。

一方、犬はあえて体臭を出すことにより、集団行動をしている仲間に対して、自分の存在をアピールしています。猫のように身を隠すような方法で狩りを行っていないため、わざわざ体臭を消す必要もないのです。

猫と犬の先祖は同じ生き物だった

同じ方向を見る猫と犬

犬と猫では、大きな違いがたくさんありますが、先祖を辿ると元は同じ動物だったのではないかという説が出ています。犬と猫のルーツになったといわれている動物は、ミアキス。約6400万年~4800万年前の時代にいた動物だと考えられています。

Miacis.jpg
By GFDL, CC BY-SA 3.0, Link

ミアキスは森の中に住んでいる生き物で、イタチのような見た目をしていたのでは?という意見が出ているようです。その後、平原に出ていったミアキスが犬へと進化し、森の中に居続けたミアキスは猫へ進化したのではないかといわれています。

猫と犬の仕草と気持ちの違い

一緒に眠る猫と犬

猫や犬も、人間と同じように感情を持っています。しかし、同じ感情でも猫と犬では、感情の表現方法が違うのです。具体的にどのような表現方法をとるのか、猫と犬を比較しながら見ていきましょう。

怒っている時

猫の場合

猫は怒ると、尻尾を大きく左右に振ります。そして、さらに怒りがマックスになると「ウーッ」「シャー」といった鳴き声をあげる傾向にあります。

犬の場合

犬は怒ると、耳が斜め後ろに倒れたり、鼻にしわができたりといった、些細な変化で感情を表現します。そして、怒りがさらに激しくなると、歯をむき出して「ウーッ」といった唸り声をあげます。

嬉しい時

猫の場合

猫は嬉しい気分になると、しっぽをピンと縦に伸ばしたり、ゴロゴロといった独特の鳴き声を出します。また、飼い主さんや室内の家具などに向かって、からだを強くこすりつける仕草を見せることがあります。

犬の場合

犬は嬉しい気分になると、楽しそうに走り回ったり、飼い主さんにお腹を見せたり、尻尾を思いっきり振ったりします。

淋しい時

猫の場合

猫が寂しい気持ちになった時は、飼い主さんにくっついたり、「にゃーお」といった甘えた鳴き声でアピールしてきます。また、猫によっては、飼い主さんの気を引くためにわざとイタズラをしたり、飼い主さんの作業の邪魔をすることもあるのです。

犬の場合

犬が寂しい気持ちになった時は、上目遣いで飼い主さんを見つめたり、自分の前足をペロペロ舐めたりします。また、猫と同じようにわざとイタズラをしたり、「クーン」といった鳴き声を出すこともあるのです。

猫と犬の飼い方の違い

食事中の猫と犬

猫と犬では、当然飼い方もそれぞれ異なってきます。猫と犬の習性をきちんと把握した上で、それぞれに合った飼い方をしましょう。

食事

猫は肉食であるのに対し、犬は雑食よりの肉食といった特徴を持っています。猫は肉や魚といったタンパク質をたくさん摂取できる食事が好みです。一方、犬は肉や魚といったタンパク源も摂取しますし、デンプンがたくさん含まれている穀物も食べることができるのです。

運動

犬は慣れない場所に行ってもわりと平気な生き物なので、外での運動や散歩も積極的に行うことができます。一方、猫は慣れている場所(=家)から離れることを嫌う傾向にあるのです。そのため、完全室内飼いをしている猫は、どうしても運動不足になりやすいです。

家の中でも十分にからだを動かせるよう、猫用おもちゃでこまめに遊んであげたり、可能であれば広い部屋を猫のために解放してあげたりしましょう。

しつけ

猫は基本的にしつけができない生き物だと思って接しましょう。というのも、猫は気まぐれで一匹オオカミといった性質を持っているので、命令されても無視することがあります。なので、命令をして言うことをきかせるのではなく、飼い主さんの思惑通りに動いてくれるように、上手く誘導することが必要です。

一方、犬はしつけが可能な生き物です。上下関係を大事にする生き物なので、飼い主さんのことを「リーダー」と認めているのであれば、言うことをきく傾向にあります。

まとめ

お花畑にいる猫と犬

猫と犬の違いは、あらゆる面で感じることができます。それぞれの特徴を把握した上で猫や犬と接すれば、きっとより良い関係を築くことができるはずです。