猫は菜の花を食べて大丈夫なの?
猫は植物を見ると猫草と同じようにムシャムシャしてしまうことや、食欲旺盛な猫はキッチンにあるものは、何でも食べてしまうこともありますよね。
そんなときに猫が「菜の花」を食べてしまっても問題ないのでしょうか。
結論として基本的にはダメです。料理をしたものであれば、調味料を使っていたりするので塩分が高いなどして良くありません。
しかしもし、味付けもしておらず、茹でた状態であったとしても、菜の花は刺激が強いので誤食しないように気をつけ、猫には与えないようにしなくてはいけないです。
菜の花で注意したい2つのこと
猫は猫草の感覚でつい食べてしまいそうな菜の花ですが、気をつけなくてはいけないことがいくつかあります。
ここでは菜の花を食べてはいけない理由や、注意したいことについて、ご紹介させていただきます。
1.菜の花を誤飲してはいけない理由
猫は何でもすぐに食べてしまいますよね。遊んでいるうちにパクっと食べてしまうことや、キッチンにあれば何でも口にしてしまうこともあると思います。
猫草と同じように「先が尖った葉っぱを食べて胃に刺激を与え、毛玉を吐き出したい」ために猫は菜の花も食べてしまいがち。
しかし菜の花は、アブラナ科の植物なので甲状腺のトラブルがある場合は避けたほうがよい植物ですし、リンが多く含まれているため腎不全の治療中は食べないほうがよい植物です。また、繊維が豊富なので消化が悪く与え方に中が必要です。
2.菜の花を食べる時の注意
猫が菜の花を食べると、菜の花をほんの1つまみ、少量であった場合には何ともないこともありますが、菜の花は猫によって少量でも注意が必要な場合があります。
- 甲状腺疾患の治療中
- 腎不全の治療中
- 消化機能が衰えているとき
このような状態があるときは食べさせないようにしましょう。多く食べすぎると治療に影響が出たり、泌尿器系の病気を悪化させることがあります。
このようなことを踏まえると少量であっても、誤飲させないようにしたいですね。
その他にも危険な植物はある!
猫は菜の花だけに限らず、観葉植物などでも何でも食べてしまいますよね。毛玉を吐くためであったり、ユラユラと揺れるのが楽しくて、遊んでいるうちに食べてしまうこともあります。
しかし猫には700種類以上の植物が有害であるとされています。例えば
- アジサイ
- スズラン
- アマリリス
- ジャスミン
などが特に重篤な症状がでてしまいます。これだけに限らずユリ科の植物やクリスマスに見かけるポインセチアなども危険です。
自宅の庭先にあるようなものや、室内にある観葉植物も、「猫にとっては有害」である可能性もあるので、今一度調べるようにしてください。
その他にも切り花をして、挿した水を飲むだけで中毒になってしまうこともあるので、気をつけてくださいね。
猫が菜の花を食べてしまった時の対処法
猫が菜の花を食べてしまうと「どうしよう?!」と飼い主さんも慌ててしまいますよね。まずはこれ以上、猫が食べてしまうことがないように、すぐに菜の花を取り上げるようにしてください。
そしてその後は「すぐに病院へ連れて行く」ようにしましょう。そのときには菜の花を食べた時間や食べた量、猫の症状などをメモして受診するようにしてください。
まとめ
猫にとって「菜の花」は害を与える可能性がある植物です。甲状腺疾患の治療中や腎不全などの病気治療中は特に与えないほうがよいでしょう。
菜の花などの植物を見ると猫は「毛玉を吐くため」に食べてしまう可能性があります。誤って、中毒症状をもたらす植物を食べてしまうことがないように、飼い主さんが「猫が届くところに置かないようにする」ということを心がけてくださいね。
その他、猫が食べていいもの・悪いもの
今回紹介した食材以外にも、人間には安全でも、与え方や量によっては猫にとって有害な食べ物が数多くあります。場合によっては命に関わるような食材もあるため、飼い主さんは正しい知識を身につけておくことが必要です。万が一のことが起こってしまわないよう、「猫が食べていいもの・悪いもの」を事前にチェックしておきましょう。