パクチーは猫が食べても大丈夫?
そもそもパクチーって?
皆さんはそもそもパクチーをご存知でしょうか。ここ数年で話題となり、その独特なにおいから苦手な人も多い反面パクチストと呼ばれるほどパクチーに大ハマリしている方もいる食材。
パクチーはタイ料理などでよく使われ、地中海東海部原産とされるセリ科の一年草です。香菜(シャンツァイ)とも呼ばれるハーブでもあり、古代から薬効として使われてきたそう。
現代でもβカロテンやビタミンE、ビタミンCが豊富なことで「美容に良い」と言われたり、ビタミンKやカルシウムなども豊富なことから「健康維持に役立つ」とも言われ、デトックス効果やアンチエイジング効果なども期待されている食材です。独特の香りと風味を持っていますが、パクチーにはここまでの栄養がありパクチー専門店なども近年ではあるようです。
猫にパクチーは与えない方がいい
パクチーが好きな方だと、自宅でも育てていたり食材として保管されている方もいらっしゃると思います。そんなときに猫が「クンクン」と興味を持ってくると「猫に食べさせられるのかな?」と疑問に思うこともありますよね。
実際、パクチー好きな猫もいるようでネットには様々な写真があげられているようですが基本的に「猫にパクチーはあまりオススメできません」。
パクチーはにおいや味も強いですし、香辛料的な使われ方が多くなっています。猫に濃い味や刺激の強い香辛料はパセリやセロリなどと同じで「体に良い」とは言えないでしょう。
もし、誤って少し食べてしまったとしてもすぐに中毒症状を起こして命に関わるということはないでしょうが、害がないというわけではないですからできれば与えないようにすることが最善です。
猫がいるお家でパクチーを育てるときは?
パクチーが大好きだと自宅で香辛料的な存在として当たり前のように自宅にあったり、パクチーを育てる方もいらっしゃるかもしれません。「猫がいるけど大丈夫かな?」「食べてしまわないかな?」と心配なときはできれば猫に配慮して育てることは諦めるのが無難です。
しかし、どうしても自宅でパクチーを育てたかったり、自宅で保管したいのであれば「ネット」や「小さなビニールハウス」で猫から隔離して育てて保管するようにすることがおすすめです。
もしかすると香りが苦手な猫もいるかもしれませんから、猫に配慮をして「保管」「使用」するようにしてください。
猫がパクチーを食べると中毒症状になる?
猫にとっては700種類以上の植物が体にとって害で深刻な中毒症状を引き起こすと言われています。
それらのようなものを食べてしまうと「嘔吐」「下痢」「よだれ」「歩行困難」「呼吸困難」「痙攣などの意識障害」などから最悪の場合、死に至ってしまうこともあります。
現在のところ、猫によってはパクチー好きな子もいるようで「すぐに中毒症状を起こす」というのはないようですが大量に食べるともしかすると中毒になってしまうこともあるかもしれません。
ですから基本的には食べさせないようにし、もし大量に食べてしまったときには食べた量、食べたもの、食べた時間などを把握して動物病院へ相談するようにしなくてはいけません。
まとめ
ブームにもなっているパクチーは健康や美容に良いと言われますが、その独特のにおいと味は猫にとっては刺激が強いと言えるでしょう。少量食べてしまったくらいでは中毒症状は起こさないと思われますが、あまり食べさせないようにし育てる場合も猫から隔離してビニールハウスなどで育てるようにするのがおすすめです。