ペルシャ猫がかかりやすい病気とその注意点

ペルシャ猫がかかりやすい病気とその注意点

「猫の王様」と呼ばれるペルシャ猫。低い鼻がなんとも愛らしいですよね!しかし、ペルシャ猫はその特徴である低い鼻と長い被毛が原因でかかりやすい病気もいくつかあります。今回はペルシャ猫がかかりやすい病気について調べてみました。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

ペルシャ猫がかかりやすい病気

床に寝転がるペルシャ猫

ペルシャ猫がかかりやすい主な病気を紹介致します。

ペルシャ猫がかかりやすい病気① 「多発性嚢胞腎」

この病気はペルシャ猫が先天的にかかりやすい病気です。この病気は50%の確率で遺伝的に受け継がれていると言われています。
腎臓に水が溜まった袋ができてしまう事により、腎臓の働きが低下します。
日頃から綺麗な水を飲める環境を整えて下さい。

ペルシャ猫がかかりやすい病気② 「肥大型心筋症」

ペルシャ猫は肥大型心筋症にかかりやすいと言われています。
心臓の筋肉が肥大してしまうと血管を圧迫して血液の循環が悪くなり、最悪の場合呼吸困難に陥る場合もあります。
定期的な検診で予防できます。

ペルシャ猫がかかりやすい病気③ 「毛球症」

グルーミングで飲み込んでしまった被毛を上手く吐き出せず、体内に溜まってしまう病気です。

ペルシャ猫がかかりやすい病気④ 「熱中症」

夏場に特に気をつける病気ですね。
ペルシャ猫に関係なく全ての猫種に共通する事だと思いますが、体内の熱を外へ排出できなくなってしまう事により身体の全機能が不全に陥ってしまう病気です。

ペルシャ猫がかかりやすい病気⑤ 「口内炎」

口の中の粘膜に炎症が起こる病気です。症状が酷いと食事を拒む事もあります。

ペルシャ猫がかかりやすい目の病気

伏せをして見上げるペルシャ猫

鼻の低い顔立ちのペルシャ猫は目の病気にかかりやすいです。

ペルシャ猫がかかりやすい目の病気① 「結膜炎」

ペルシャ猫は結膜が炎症を起こす結膜炎にかかりやすいです。
治療には点眼薬が使われますが、ウイルスの感染で起こる事が多い病気です。ワクチンを接種することもオススメいたします。

ペルシャ猫がかかりやすい目の病気② 「流涙症」

「涙やけ」と言われるもので、涙が外へ排出できず溜まってしまう病気です。

ペルシャ猫がかかりやすい目の病気③ 「網膜変性性疾患」

目の奥にある網膜が遺伝性や後天性により変性してしまう事で視覚が悪くなってしまう病気です。

ペルシャ猫がかかりやすい目の病気④ 「白内障」

目のレンズと言われている水晶体が白く濁ってしまう病気です。

ペルシャ猫が病気にかからないようにお手入れをしよう

抜け毛とペルシャ猫

ペルシャ猫は長毛種の代表とされている品種です。また、鼻からあごまでが一直線に伸びていて、低い鼻が可愛くてとても魅力的ですよね。
しかし、そのため自分で被毛をきちんと毛づくろいする事が難しいので、毎日のお手入れをきちんとしてあげて下さい。
また、ペルシャ猫は目に関する病気も多いので、目やにが溜まらないようにこまめに濡れたティッシュなどで拭き取ってあげて下さいね。

ペルシャ猫の病気に関するまとめ

聴診器を首にかけたペルシャ猫

ペルシャ猫はかかりやすい病気もたくさんありますが、日頃から定期的に検診をする事で予防できる病気もあります。
不安を感じた際はかかりつけの獣医師に相談する事も大切ですが、日頃の予防を心がける事の重要性を感じました。

▼ペルシャについて詳しく知りたい方はこちら
ペルシャ猫の性格とは?オスとメスでの違いも!

投稿者

40代 女性 rika

3歳になるキジトラ猫を飼っています。ペルシャ猫のようにかかりやすい病気というのは、とくにありませんが、毛球症などは気をつけるようにしています。キジトラ猫は短毛種なので、抜け毛はあまり多くないものの、換毛期にはもの凄く抜け毛の量が増えます。そのため、その時期は、こまめなブラッシングは欠かさずやるようにしています。
そして、夏場は熱中症に気をつけています。とくに留守番をさせるときは、エアコンの温度管理は大事ですよね。
また、我が家の猫は家の方針で外にも出しているので、濡らしたタオルでこまめに被毛を拭くようにしています。これは皮膚病などを予防するために始めたことです。
今後も自分でできることはなるべくやるようにして、愛猫の健康維持に気をつけていこうと思います。

投稿者

女性 Keiko

ペルシャ猫は、その少し潰れた顔が特徴的ですが、それ故の病気も多いんですね。目を大きいですし、お鼻も他の子にくらべると低いため、目に関する病気も多そうです。確かに、一緒に暮らしている方にお話を聞いてみると、涙も多く目に関したトラブルで病院にかかることが多いとおっしゃっていました。その他にも、遺伝でしょうが、嚢胞腎が多いのは有名ですよね。もともと腎臓病になりやすいのがねこちゃんではありますが、よりいっそうペルシャと一緒に暮らしている方やこれから暮らそうと考えている方は、定期的な健康診断は若いうちからも行ったほうがいいのかもしれませんね。でも、あの気品溢れる姿に心を奪われる方も多いでしょうから、特徴を知って一緒に健康に生活できればいいですね。
投稿者

女性 にゃコロ

ふわふわの長毛種で真っ先に思い浮かぶのがペルシャです。我が家にいる愛猫にも、少し毛の長めな子がいますが、ブラッシングやグルーミングをこまめにしてあげないと、毛並みも悪くなり、毛玉を吐く頻度も多くなります。
ペルシャ猫はガッツリ長毛種なので、更にお手入れが欠かせない猫種です。毛が絡まってしまったりするのも可哀想ですし、何より病気に繋がってしまうのはとても怖いです。
病気はつきものですが、遺伝性の病気にかかるリスクの大きさには、驚きのひと言です。
心臓も腎臓も、生きていく事に必要不可欠な臓器なので、できることであれば健康な猫との出逢いを希望します。
我が家に迎えた猫達も、病気持ちで通院中ですが、8際の頃から専制にケアしていただいてます。年々猫の寿命も延びる中、一緒に病気の看病期間も延びています。
遺伝性は仕方ありませんが、長生きと健康が比例してくれる様に元気な猫ちゃんとの出会いがまたあれば良いなと感じてます
投稿者

30代 女性 tonakai

ペルシャ猫に遺伝でかかりやすい病気があることは初めて知りました。遺伝や体の特徴によってかかりやすい病気があるということを知っておくと早期に症状を発見できることにつながると思いました。
低い鼻と被毛が原因の病気になりやすいのがペルシャ猫ですが、猫の種類に限らず「こういう体の特徴は、この病気になりやすい」ことを知っておくと「我が家の猫はどうだろう」とお手入れの参考になります。我が家の猫は短毛種なのでペルシャ猫などの長毛種よりは被毛ケアが必要ないと認識していましたが、猫によって体質が違うのだと気づき、今は毎日被毛ケアをしています。健康でいてもらうには、かかりやすい病気を知るなど色々な情報を取り入れることが必要ですね。
投稿者

女性 どいちゃん

ペルシャ猫に多発性嚢胞腎という遺伝的な病気があることは知りませんでした。猫を飼う時はペルシャ猫のように先天的に病気が発症する場合がある猫かどうかを事前に調べておく必要があると感じました。その他の病名をみてもペルシャ猫だからこそかかりやすい病気がたくさんあるのですね。ですがペルシャ猫の特徴を知って正しいケアをすれば病気のリスクもぐんと低くなると思いました。例えば定期的に毛のお手入れをしてあげることによって無駄な毛を取り除くことができるので、ケアをしないよりも猫ちゃんは回転過ごせるし毛球症や熱中症も予防できるのではと思いました。目の病気に関しても、やはり毛がもこもこしているペルシャ猫だからこそ短毛種の猫より病気になりやすいそうなので、普段からのお手入れが大切になってくると思いました。
投稿者

30代 女性 おにゃっきー

先天性の病気は、厄介ですね…
確率も半々だと考えると、飼うリスクもしっかり頭に置いて、病気の知識をある程度、把握しておいてあげる事が前提かもしれません。

・ペルシャは、鼻の低さが欠点になってしまう分、鼻の低さがチャームポイント!

利点があれば、欠点もあるなぁ。

とつくづく思いました。

猫にとって、腎臓疾患はリスクの大きい症状です。
長年の塩分の摂り過ぎから、腎臓に負担が出てしまう病気ですが、長生き猫が増えた事で近年増えている、とも聞きます。

水分を多く取る事は、腎臓のケアだけでなく、ねこさんの健康全般に良い事です。
普段から、ごはんと一緒に新鮮な水を添えてあげる心掛けも、お忘れなく。

※猫は、水分をあまり摂らない割に、新鮮な水を嗅ぎ分ける能力が高いそうです。
器にこだわりがあったりもするそうで、私のねこさん達は、プラスチックより、陶器に入った水を好んでます!
飲まないなーと思ったら、水入れを変えてみるのも良いかもしれませんよ!
投稿者

40代 女性 かえで

 ペルシャ猫は、昔、実家で飼っていました。
目の病気によくなりまして、かわいそうでした。
 ひどい結膜炎になり目が見えにくくなりストレスがかかってしまって、大変でした。獣医さんに診ていただき、治療が始まりました。点眼してあげるとみるみる腫れがひき始めました、本来の綺麗な目に戻りました!
 あとはよく、熱中症になりました。
夏に窓際で日光浴していた猫ちゃんが、寝ているうちに長時間水も飲まなかったので脱水になってしまいました。
 部屋はクーラーをしていってたのですが、窓際にはかないません。
 気がついたのですぐに動物病院へ、点滴していただきました。
よだれも大量に出ていたのですが、普通に戻って元気にいつもの猫ちゃんに戻りました!安心しました。
 猫ちゃんによって、なりやすい病気もあるので、気を付けてあげましょうね。

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