ペルシャとチンチラの3つの違い
結論から言うとペルシャとチンチラの違いは3つ。
- 顔立ち
- 目
- 毛色
これ以外は後で説明しますが、チンチラはペルシャ猫の交配により産まれたのでほぼ同じです。それではペルシャとチンチラの違いを順番に見ていきましょう。
顔立ち
ペルシャ猫の顔はピークフェイスとよばれ、潰れた鼻が特徴的です。「ピークフェイス」つまり、何かにぶつかりグシャッと潰れたように見えるお顔から、「ゲキメン」「えぐれ顔」と呼ばれることもあります。
一方チンチラはドールフェイスと呼ばれとてもキレイな顔をしています。お鼻もペルシャと違い潰れていません。
目
ペルシャとチンチラの目は大きな目が若干離れているのが特徴ですが、チンチラの方が大きく印象的に見える目を持っています。その訳は、チンチラの目の淵をよくみるとアイラインのように黒いラインが引かれています。その為、ペルシャよりも目力があるように見えるのです。またチンチラの方が目の色が、グリーンかブルーだという違いもあります。
毛色
もっとも違いが出るのが毛色です。ペルシャは様々な毛色がありますが、そのうちのシルバーとゴールドで毛先の1/5程度に黒色が入っている子をチンチラとしているそうです。また最近ではブルー、ブルーゴールデンなど変わった色のチンチラが存在します。
他には毛に入っているシェード(影)と呼ばれる分量が、ペルシャ猫は毛の1/3部分まであるのですが、チンチラは、1/8まで入り、ペルシャよりも毛色が明るい色合いとなっているところが違います。
ペルシャとチンチラの体つきの違い
ペルシャとチンチラの体型はどちらも長いフサフサの被毛を持っているため、見た目からは違いがあるようにはまず見えませんがその体つきは若干異なります。ペルシャの方がずんぐりむっくりな体つきなのに対してチンチラの方がやや筋肉質です。
しかしどちらもゴージャスな被毛のおかげでどんな体型なのかわからないので確かめるには実際に触ってみるしかありませんので、もし両方の猫に触れる機会がありましたらご自身で確かめてみて下さい。
ペルシャとチンチラの性格
ほぼ同じ猫種のペルシャとチンチラはやはり性格もよく似ています。
- 穏やかで物静か
- ツンデレ
- 飼い主には愛情深い
ペルシャもチンチラも、穏やかで物静かな性格とそのゴージャスな見た目からやはり、女王や王と呼ばれるに相応しいとファンを虜にしています。また、ズングリムックリな体型をしているため飼い主と遊ぶのは嫌いではないが得意ではありません。鳴き声もほとんどあげないと言われています。
またツンデレの為、しつこく構われたり抱っこをされたりすると嫌がりますが気分が乗ると飼い主に甘えるのでそのギャップも魅力の1つです。
ペルシャとチンチラの歴史
ペルシャの歴史
ハッキリとした起源は不明ですが、16世紀末にトルコを経てイタリアに渡った長毛猫がペルシャ猫かターキッシュアンゴラの祖先のターキーだと考えられています。1871年にイギリスで開催されたキャットショーに出典されており、キャットショーでの歴史は大変古いと裏付けられています。当時から出典数も多く、現在も人気の猫種となっており「猫の女王(王様)」という異名を持ち、長毛種を代表する猫だと言われています。
チンチラの歴史
チンチラの起源は1880年のイギリスでのこと。ペルシャの毛色のカラーバリエーションを開発するにあたり、「スモーク」と「シルバータビー」という色のペルシャを交配させた結果、独特の毛色を持つチンチラが産まれました。「スモーク」とは毛先の半分程度に黒系の毛色をもつ被毛のことで、「シルバータビー」は縞模様のことです。シルバーかゴールドの毛色で、毛先に黒色の被毛があるペルシャ猫をチンチラとしたことから新たな猫種として誕生しました。
しかし現状では毛色以外にこれといってペルシャとの特徴の違いが無いとして猫種として認めていない国が多いのが現実です。
ちなみにチンチラとよく似た猫として、ペルシャの被毛違いの猫として「ヒマラヤン」も人気です。毛色はポインテッドのみとされています。
まとめ
ペルシャとチンチラ、ペルシャのカラーバリエーションを増やす為の交配により産まれたのがチンチラですから顔の特徴と毛色以外はほぼ同じだということをご紹介しました。チンチラは独立した猫種だと認めていない国も多いですが、美しい毛色とペルシャの性格をあわせ持つチンチラの虜になっている熱狂的な愛猫家も世界中にいることも事実です。ペルシャとチンチラ、貴方はどちらが好きですか?
40代 女性 かな
どちらの種類とも被毛が長いので違いがわかりにくいですよね。
実家で飼っていた2匹の様子を見ていると性格は、人懐っこくて可愛いのです。多頭飼いにも向いていて飼いやすいです。躾もしやすかったですよ。
40代 女性 かずみ
前の飼い主さんが飼えなくなって、祖母が保護して飼い始めましたが、すぐにはなつかず大変でした。しかし、長年猫ちゃんを飼ってきた祖母は1週間ほどで、手なずけて可愛がりました。
猫ちゃんも、祖母になつきまして仲良しでした。毛並みを保つためにブラッシングは1日2回していました。私もよく猫ちゃんのブラッシングのお手伝いをしました。
賢くて大人しいので、助かりました。
とても、上品な猫ちゃんの血が入っているので飼いやすかったみたいです。
目がキリリとして、かっこ良かったです。
40代 女性 サラちゃんの下僕
実家のペルシャたちは抱っこ大好きでいつもゴロゴロと警戒心もなく転がっていました。性格も穏やかで呼ぶと返事をして駆け寄ってくるような猫たちでした。
チンチラシルバー(雌)も穏やかな猫ですが筋肉質でずんぐり体型、遊ぶのが大好きです。毛自体がとても柔らかく、冬毛はペルシャとは比にならないくらいモコモコになります。自我が強くて呼んでも自分から駆け寄ってくることはありません。抱っこが苦手でプライドは高く人間を下僕のように扱います。でも実は相当な甘えん坊で信頼する人にはゴロゴロ言いながら甘えます。
一般的に白猫(雌)は警戒心が強いと言われますがチンチラシルバー(雌)は特にチンチラゴールドやペルシャに比べ気難しく愛情深い猫種だと感じています。
以上は私の私見です。