成猫から飼うとき、子猫から飼うときの6つの違い

成猫から飼うとき、子猫から飼うときの6つの違い

猫を飼いたいけど、成猫と子猫どちらを飼えば良いか分からない!そんなお悩みに、お答えします。猫を飼う場合、子猫から飼う方が多いですが、成猫には成猫の大きな魅力があるのです。お世話の仕方から魅力まで、成猫と子猫を飼うときの違いを解説しています。是非、参考になさってください!

3602view

SupervisorImage

記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

成猫と子猫を飼うときの違い

猫の色違い親子3匹

成猫と子猫を飼うときには、いくつか違いがあります。その違いをチェックしていきましょう!

その1 ご飯

ご飯を食べる子猫と猫

まず成猫と子猫ではご飯が違います。生後1ヶ月くらいまでは、ミルクを飲みますし、生後2ヶ月くらいまでは離乳食が必要になります。その後は1歳になる頃までは子猫用のご飯を。

一般的な猫は1歳で成猫ですから、1歳以降は成猫用のご飯を与えるようになります。成長のステージ毎に必要となる栄養が異なるため、年齢にあったご飯を与える必要があるのです。

しっかりと合ったご飯を与えてあげないと、栄養が不足してしまうことや、逆にカロリーオーバーになることも。

猫のご飯は体作りの基礎となる大切なものですから、必ず猫の年齢に合ったご飯を用意してあげましょう。様々な猫の年齢、ライフスタイルに合ったフードが売られていますので、それぞれの猫に合ったものを選んであげれば大丈夫です。

その2 しつけ

青いトイレにいる子猫

成猫は、しつけが完了している場合がほとんどです。トイレはもちろん、噛み癖やいたずらなど、人が困るようなことをしない猫が多いでしょう。ただ長年野良猫だったような猫では、その通りではないことも。また、別の人に飼われていた場合でも、新しい飼い主さんにとって望ましくないくせがついていることも考えられます。

子猫の場合、飼い主さんが様々なしつけを行う必要があります。トイレは比較的簡単に覚えてくれますが、噛み癖は子猫のうちに直しておかないといけません。爪とぎをして良い場所とだめな場所も教えないといけません。

やってはいけないことも、子猫のうちに教えておいてあげましょう。

その3 お世話の手間

紙袋に入っている猫

成猫と子猫だったら、お世話の手間は格段に子猫の方がかかります。

子猫の月齢によりますが、生まれたばかりの子猫でしたら、とにかくつきっきりでお世話をする必要がありますし、そこそこ大きくなってもやんちゃ盛りなので、目を離せないこともあるでしょう。

その点成猫は、既に落ち着き払っていますので、ご飯やトイレ、体のお手入れをするだけで、後は自分で勝手にやってくれます。

病気がある猫の場合はこの通りではないこともありますが、健康な猫であれば、あまり手はかかりません。

もし忙しくてそこまで猫に手間をかける時間がない、という場合は、初めから成猫を迎えた方が安心でしょう。

その4 留守番

ケージに入る猫

いわずもがなですが、成猫の方が子猫よりも留守番に適しています。

子猫を1匹で家の中に放し飼いにしていると何をしでかすか分かりません。

思わぬ事故に遭う可能性もありますので、必ずケージに入れて留守番させる必要があります。

ケージに入れておけばある程度は安心でき、子猫は寝ている時間も長いのでケージでの長時間の留守番も問題にならないことが多いです。しかし、子猫にストレスが溜まってしまうこともありますし、飼い主さんが家にいる時には十分な触れ合いが必要です。猫にストレスをためさせないよう、そしてきちんとストレスを発散できるよう、十分な運動量を確保できるように色々と工夫してあげる必要もあります。

成猫でしたら、1匹でも問題なく長時間留守番できる子かどうか、事前に知ることができます。事故に遭わないように配慮しておいてあげれば、家の中で自由にさせておいてもほぼ危険なこともしないことが多いでしょう。

留守番中の猫は外を眺めることや、のんびりと昼寝をしたりして、1匹の静かな時間を満喫しているようです。

甘えん坊の猫、一人でいるより常に誰かといるのを好む猫の場合は、もう1匹、相性の良い猫を迎えてあげるとよりストレスなく過ごせるかもしれません。

その5 魅力

落ち葉と猫

成猫も子猫も、それぞれの魅力があります。成猫は落ち着いた大人の魅力がありますし、子猫は無邪気な可愛い魅力があります。どちらも捨て難い魅力です。

子猫から育てた場合は、その成長の過程を見ることができますので、子猫と成猫両方の魅力を満喫することができるでしょう。

残念ながら成猫の場合は、子猫時代の可愛い姿を目にすることはできませんが、成猫なりの態度や雰囲気を見せてくれます。

どちらも魅力的なので、どっちを取るかは飼い主さんの考えやライフスタイル次第となります。

その6 性格

二匹の猫

成猫は既に性格が出来上がっていますので、相性の良い猫を見つけやすい、というメリットがあります。猫にも、しょっちゅう人にかまってもらっていたい子や他の猫と一緒に過ごしていたい子、一人で静かにリラックスしているのが好きな子など、色々な性格な子がいますので、留守番の長さや同居動物の有無など、飼い主さんの条件に合う性格の子を選ぶと良いでしょう。特に猫にしろ猫以外の動物にしろ、先住の動物がいる場合には、その動物と一緒に暮らせる猫かどうか、成猫でしたら事前に知ることができます。小さな子供がいる家庭でも同様に、小さな子供とやっていける猫なのかどうか、事前に把握することができます。

子猫の場合は育つ環境によって性格が大きく左右されますので、どんな性格の猫に育つか未知の部分があるのが正直なところです。生後2か月までの社会化期の終わっていない猫ですと、人や他の動物に慣れさせることができる可能性が高いです。

ある意味柔軟性が高いのは、子猫の方です。

「成猫は懐かないのでは?」と思う方が多いようですが、そんなことはありません。元々、猫はあまりベタベタしない生き物です。

ほど良い距離感があるのが猫なので、これ見よがしに甘えてこなくても、いろいろお世話をしてくれる飼い主さんのことを十分に信頼していることは多いものです。人とベタベタしたい性格の猫もたまにはいます。子猫ですとベタベタしてくる猫になるかどうか分かりませんが、人にベタベタしたい性格だと分かっている成猫をお迎えすれば、望み通りベタベタしてくる猫を飼えることになります。

まとめ

三匹の親子

成猫と子猫では、用意するものも違えばお世話の仕方も異なります。猫を育てる時間が十分あるというならば、子猫を迎えるのも良いでしょう。子猫ならではの可愛い魅力が満載です。

逆に、そこまで猫のお世話に時間をかけていられない、「こんな性格の猫が欲しい」というはっきりした希望がある、などという場合は成猫をオススメします。大人な雰囲気で接してくれることでしょう。

とはいえ、どちらも甲乙つけ難い魅力がたっぷりです。最終的には結局、ピンときた猫を選ぶことになるかもしれませんね!

スポンサーリンク