猫の耳は気持ちを伝える優れた能力がある
猫の耳って触り心地がすべすべしていて可愛くて、世界中の人達から愛されていますよね。アニメでも『猫耳』のキャラクターは可愛く見えます。そんな不思議アイテム猫耳ですが、猫の耳の動きを見ていると色々な方向に小刻みに動いたり、耳をピンと立てて真剣な顔をしていたり、寝ている最中も色々な方向に耳が動いていて、見ているだけで本当に面白いです。
猫達の姿を見ていて、「猫って何考えているんだろう。猫の気持ちが分かったら楽しいだろうなぁ~」って皆さんは思った事ありませんか?猫の気持ちが知りたくて猫の気持ちについて調べてみると、驚いた事に「猫の耳」で気持ちが分かるみたいです。今回は耳から分かる猫の気持ちについて調べていきたいと思います。
猫が耳をあちこちへといろんな方向に動かしている時の気持ち
- 音の出所が気になっている
- 少し神経質で不安な気持ち
- 一緒に何の音か探すと信頼関係が深まる
猫の耳がピンと立っていて、あちこちに動いている時があります。この行動からわかる猫の気持ちは「音の出所はどこからなのか?」「自分にとって危険な音なのか?」と色々な情報を集めている時です。
猫はこの時「何だろう?」と思い、少し神経質で不安な気持ちでいっぱいになっているので、優しく声をかけて不安の原因が一体何なのかを一緒に探してあげて下さい。
不安の原因となる音を発しているものが何なのかを一緒に探してあげる事で信頼関係が生まれます。不安の原因が洗濯機等の家庭音だったりしたら、「怖くないよ!」と教えて安心させてあげて下さい。
猫が耳を前に向けてピンと立てている時の気持ち
- 警戒している
- 家の中なら興味深々になっている
猫の耳が前方に向けられていて、耳がピンと立っている時の気持ちは「警戒」をしているサインです。耳をピンと立てて、音からより多くの情報を得ようとしています。警戒心からくるこの行動ですが、家の中で生活をしている猫が両耳を前に向けてピンと立てている時の気持ちは「興味深々」な時です。猫にとって好きな音が聞こえているのかもしれません。
大好きな飼い主さんや家族の足音や声が聞こえてきた時、猫のご飯を用意している時などに前方向に向けてピンと耳を立てている猫をよく見ます。また、耳を前方向にピンと立てて黒目が大きく開いてキラキラしていたり、ひげがピクピクと忙しく動いている時の気持ちはかなり興奮している状態です。
耳を前方向に向けてピンと立てている時は猫の視線の先や尻尾の動きなども観察して、「何に警戒をしているのか?」「何に興味を示しているのか?」などを見極めて判断して下さい。
猫が耳を後ろ方向に向けて寝かせている時の気持ち
- 怒っている
- 怖いと思っている
- 大きな音に驚いた
- 恐怖心で神経質になっている
猫が頭の後ろにピタッと付けるように耳を寝かせている時の気持ちは怒っていたり、怖いという恐怖心を抱いている時です。猫同士の喧嘩を見ているとこの耳の形になっています。敵が近くに迫ってきている時や、大きな音に驚いた時などもこの耳の形になっています。
猫にとって居心地の悪い時なので、優しく声をかけてあげるなどして出来る限り不安を取り除いてあげて下さい。猫の耳がピタッとしている時、体に触れようとする行為はおすすめしません。猫は恐怖心等で神経質になっている時なので、引っ掻かれたり咬まれたりしない様に気をつけて下さい。
また、猫同士での喧嘩でよく見かける寝かせた耳が下方向に向いている時は「降参」のサインだそうです。優しくなだめてあげると猫も喜ぶかもしれません。
猫が耳を横に寝かせている時の気持ち
- 気持ちいい!
- リラックスしている
お気に入りの場所で横になっている時や甘えてきて頭を撫でている時などに、猫の耳が横に寝ている時があります。この時、猫の気持ちは「心地いいな~」というようにリラックスしています。もし、リラックス状態で気持ちよさそうにしている猫を見かけたら、幸せなひと時を過ごしているので邪魔しない様にしてあげましょう。
猫が耳を動かさない時の気持ち
- 何も思っていない
- 暇だな。と思っている事もある
猫にとって何もない時は猫の耳は動きません。ウトウトしていたりしている時はこの様な状態が多いです。また、何もない状態なので「暇だ~!」と思っている可能性もあります。猫の状態を見て、ウトウトしていてリラックスしている様ならそっとしてあげましょう。
こちらをじっと見ている様な状態の場合は「暇だ~」と思っている可能性がありますので一緒に遊んであげると喜ぶかもしれませんが、この猫の耳が動いていない状態がなかなか気持ちが読めない状態ですので、よく猫の行動を観察してみて下さい。
猫の耳が後ろを向いてピンと立っている時の気持ち
- イラついている
- 構わないでほしい
- 「イカロス」+「怒らす」でイカロス耳と呼ばれている
猫の耳が後ろ向きにピンと立っている状態の場合、猫の気持ちは少しイラついていたりストレスを感じている状態の時が多いみたいです。他の事に興味がある時や眠い時などに人間に触れられたりすると、「今はやめてくれるかな...」みたいな感じで耳を後ろ向きにします。この状態になった場合は出来るだけそっとしてあげあしょう。
このように猫の耳が後ろ向きにピンと立てている状態の事を「イカロス耳」なんて面白い名前で呼んでいる書籍があります。両耳が羽根の様に見える事、そして「イカロス」と「怒らす」を語呂合わせして「イカロス耳」と呼ばれているのかもしれません。
猫の耳の聴力は五感の中で最も優れている
猫の耳は五感のうちで最も優れています。五感とは「視覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」「触覚」の事を言います。猫の視覚は凄い近眼ではありますが、夜など人間だと周りが見えなくなるほどの暗闇でも、人間の5倍は周りが見えてしまう程の優れた視覚を持っています。
人間より数万倍優れた嗅覚、暗闇の中で目が見えにくくても、ひげを使って空気の流れを感じ取り物体にぶつからずに歩ける優れた触覚、腐ったものを食べない様にする為の味覚、人間が聞こえない音でも聞こえてしまう聴覚。聴覚は人間の3倍近い高音域まで聞こえているそうです。
驚いた事に猫の耳は耳の周りの筋肉が発達している為、180度位まで耳の向きを自由に変える事が出来るそうです。猫が様々な方向に耳を動かせるのも耳の筋肉が発達している為なんですね。猫って本当に凄いですよね。
そして猫の耳は音を聞くだけでなく、耳の動きで感情も表現しているのです。猫の耳の動きでここまで多様な猫の気持ちを表現していたとは驚きですよね。
猫の耳と気持ちに関するまとめ
- 耳を色んなところに動かしている:不安
- 耳を前に向けてピンと立てている:警戒または興味がある
- 耳を後ろ方向に向けて寝かせている:怒っている、驚いた!怖い
- 耳を横に寝かせている:リラックスしている
- 耳を動かさない:何も思っていない、暇だなぁ
- 耳を後ろを向いてピンと立っている:怒っている、イライラしている
猫の気持ちを耳のしぐさからご紹介しました。猫の感情は顔に出にくいので耳の動きを観察する事はとても重要な事です。猫を飼っている方や猫と触れ合うのが好きな方は是非、耳の動きによる猫の気持ちを理解してもっと仲良くなれるようにしてくださいね!
女性 Keiko
30代 女性 tonakai
猫にはちょっかわいそうですが「嫌だな」というときにする耳を横や後ろに尖らせているときの顔がかわいいと感じます。何か言いたいけど我慢しているという普段見せない表情なのでよりかわいく感じてしまいますね。
どんなに小さな音でも反応できるのは、人間にはない能力なのですごいと思いますが、急に不安気な表情で耳をピンと立てて周りを見始めるのは怖いです。
20代 女性 UMI
猫ちゃんの耳ってなんであんなに魅力的なんでしょうね。我が家の猫ちゃん達は毎日私に触られまくっているので恐らく相当迷惑に思っていると思います(笑)。猫ちゃんの耳の動きを観察していると楽しいですよね。私の猫ちゃんも寝てるときよくクルクル動かしてますし、少し大きな音がなるとやっぱりそっちの方向に耳を向けたりします。よっぽどのことがない限り目を開けませんけどね。何か集中しているときもよく動かしてます。あと3匹中、1匹の耳があまり動かないのは何も考えていない証拠なのでしょうか?今回の記事を読み、言葉を喋れない猫ちゃんの気持ちを少しでも理解できるようになればいいなと思いました。いつか猫ちゃんとコミュニケーションや意志疎通が簡単に取れるようになるツールが出来れば嬉しいですね。
30代 女性 nanairo
女性 もんぶらん
猫の耳の動きは普段何気なく見ているだけでは気付かなかった事も、耳の動き方でその時の気持ちが現れていて、少しでも猫の考えてることが分かるのですね。
鳴き声やしぐさや表情に合わせて耳の動きを見る事で、今猫が何を考えているのかな?と想像すると近づけた気がします。
五感の中で聴力が良いのは知っていましたが、180ドまで耳を自由に動かせるとは驚きました。
ぴょこぴょこ動いたり、ピンっと立ったり筋肉の発達は凄いですね。
猫の気持ちまとめなんかを参考にすると、猫を飼っていない人でもなんとなく猫の気持ちが分かるし、猫カフェなんかに初めて行かれるときは参考にすると良いなぁと思いました。
接し慣れていない方でも分かりやすいですよね。
猫の耳は、可愛いだけでなく猫の感情を読み取れるものだったんですね。これを機に更に仲良くなれるといいなあと思いました。
40代 女性 こば
30代 男性 モカパパ
今、耳を後ろに倒して眠そうにしています♪
30代 女性 みきこ
可愛くてよく写真を撮ります。
喧嘩をしているときには、耳を後ろに倒して目はつり上がっています。猫ちゃんの場合は、耳は口ほどにものを言う!といいますものね。
逆に膝の上で撫でてあげているときには、耳を横にしてポワーンとしています。とても、幸せそうです。猫ちゃんの耳の動きを見ていると気持ちが分かりやすいですね。