チーターは大きな猫?似ている4つの所

チーターは大きな猫?似ている4つの所

チーターは大型の肉食獣ですが、猫と似ている部分があることを知っていますか?ネコ科ということだけではなく「大きな猫」と思えるような動物なんですよ。チーターと猫の似ているところ、違うところ、チーターを飼うことができるのかをまとめました。

チーターと猫の似てる所

チーターに似た猫

鳴き声

大型の肉食獣はライオンのような「ガオー」という鳴き声をすると想像しませんか?
チーターも大型肉食獣ですが、鳴き声は猫にそっくりなんです。ちなみにチーターの子供の鳴き声は、押すと「ピー」と鳴るおもちゃのような声です。

ゴロゴロ鳴くところ

チーターも猫と同じく喉を「ゴロゴロ」と鳴らします。海外では人と暮らし、人にとても馴れているチーターがいますが、なでられると気持ちよさそうな顔をしてゴロゴロと鳴きます。

狩りは一頭で行う

チーターは猫と同じく狩りは一頭で行います。
そして猫と同じで瞬発力に優れているのに対し、長距離を走る持久力はそれほど優れていません。ちなみに、猫は時速40km台で20~30mほどしか走れないとされています。チーターは時速60kmで200~500mほどしか走れないそうです。

信頼した人には猫のようになつく

チーターも猫のように人になつきます。信頼した人とは、くっついて一緒に寝ることもあります。あごの下をなでると気持ちいい表情をし、睡眠中は夢を見て足を動かすこともあるそうです。

チーターは猫のようにペットとして飼える?

くつろぐチーター

チーターを猫のように飼うのは「ほぼ不可能」

日本でチーターは特定動物となり、飼育するには都道府県知事の許可が必要で、頑丈な檻を設置して飼育しなければなりません。

次にチーターをどこから迎えるかについてですが、ワシントン条約が関わってきます。
ワシントン条約では、チーターは動物園や大学などの展示や研究、繁殖目的以外で輸入や輸出をすることは禁止されていて、更に野生のチーターを捕獲することも禁止です。ですが登録された施設での繁殖など条件がありますが、繁殖させたチーターであれば取引可能です。

しかし繁殖が難しい動物なので飼うのはほぼ不可能です。もしチーターが手に入るとしても、食費や医療費など、猫よりもはるかに高額な飼育費用が用意できることも飼うための条件となります。

海外ではチーターをペットにしている人がいる

かつて富豪の間でチーターを含め、猛獣をペットにすることがステータスとされていました。チーターは見た目と違い、温和な性格で、小さい頃から人や他の動物と暮らすことで仲良くなれるのだそうです。

ですが現在では、チーターなど絶滅の危機のある猛獣をペットとして飼育することは、世界的に禁止の流れとなっています。それらの動物が密輸の可能性を指摘されているからです。

チーターはまるで大きな猫!違うところは?

チーターの顔

温和な性格で、場合によって人や他の動物と仲良くすることができるチーター。鳴き声や狩りなど、まるで大きな猫ですが、猫と違う部分をいくつかご紹介します。

チーターは昼行性

猫は薄暗くなると活動を開始する夜行性の動物ですが、チーターは明るい昼間に活動をする昼行性です。狩りも明るいときに行います。

オスは集団で生活する

猫は単独で行動する動物です。中には母猫とメスの子供が同じテリトリーにいたり、いつまでも仲良くしていることがありますが、基本的には群れは作りません。

チーターの場合、オスの兄弟は集団で行動をします。メスは子育てが終わると群れを離れます。得意な瞬発力のある走りで狩りをするのは子育て中のメスだけなんだそうです。

爪は引っこめられない

猫の爪は鞘に収納することが可能です。子供のチーターは爪を引っ込めることができますが、成長すると爪はいつも出ている状態になります。このおかげで瞬発力のある速い走りが可能になるのです。

まとめ

全身のチーター

大型の肉食獣であるチーターは怖いイメージがあるかもしれませんが、猫と似ている部分もあります。法律や条約によって猫のように飼うことは難しいですが、鳴き声やゴロゴロと喉を鳴らして人になでられる姿はまさに大きな猫ですよね。

投稿者

女性 匿名

チーターの走る能力は、獲物を追跡する本気モードでは全然違いますよ。
(以下、ウィキペディアより)
獲物を追跡するときは2秒で時速72キロメートルに達することもある。1965年にケニアで行われた測定では201.2メートル(220ヤード)を約7秒で走行するのが記録され、これは秒速29メートル(時速約104キロメートル)に相当する。一方でナミビアのHarnas野生動物保護区で野生復帰中の2個体にデータロガーを用いて37日にわたり計測を行ったところGPS・加速度・動画から最高時速13.6 - 60.7キロメートル(平均最高時速30.5±10.9キロメートル)という報告例もあり、捕食時間も長いことからこれらは大型肉食獣が少なく見通しの悪い低木林での適応とする説もある。近年行われた計測では平均時速は59キロメートルである。疾走できるのは平均170メートル。最大500メートル。

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