猫の一日の生活サイクルについて
猫はその語源が寝る子と書いて「寝子」から来ているのではないかと言われるくらいよく寝る動物です。平均でも12時間、半日以上は寝ているようです。雨の日は更に長くなる傾向にあり、20時間くらい寝ている時もあるようです。
ある飼い猫の一日
猫の一日の行動として、ある猫の例をご紹介します。ある猫、というのは他でもない我が家の猫ですが・・・。
am7:00 起床
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am7:30 朝食
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~睡眠や日向ぼっこなど~
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am10:00 おやつタイム
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~睡眠か30分位運動、日向ぼっこ、トイレなど~
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pm0:00 昼食
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~睡眠~
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pm5:00 夕食
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~睡眠~
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pm8:00〜pm10:00 活動(2匹で運動会、一人でバタバタなど)
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pm11:00 就寝
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深夜 (たまに)トイレ、1人遊び、運動会など
大体がこんな感じの一日かと思います。日中は寝ている事が多く、人間が寝付く時間もほぼ寝ていると思われます。
ですが、おもちゃがベッド付近に置いてあったりトイレが使われている形跡があるので、深夜にムクッと起き上がってはちょこちょこ活動しているのだと考えられます。
たまに夜中に2匹でドタバタしている事もあるので、深夜の運動会を楽しんでいる模様です。日中、人間が外出している時にも遊んでいるか外を眺めて寝て、時々トイレでしょう。帰ってくると「お腹が空いた」と言いに起きてきます。
ある野良猫の一日
野良猫の活動はその生活環境により左右されます。
農場など自然が豊かな環境に住んでいる猫が活動するのは鳥が動き出す朝方と、ネズミなどの夜行性動物が動き出す日暮れ辺りです。日中はうたた寝をする以外は起きている事が多く、農場の人に可愛がってもらう時間にあてているようです。
この場合は完全な野良猫ではなく、半野良という感じですが・・・。
一方で、都会に住んでいる猫は夜に活動する傾向が強いようです。夜の方が昼間よりも人や車が減り、安全と思っているからのようです。ですから、寝るのは日中の方が多いでしょう。夜は路地裏のゴミ箱を漁るのに忙しいでしょうから。
つまり農場の猫と都会の猫だと、生活パターンはまるで逆なのです。
また猫は夜行性だと思われていますが、実は薄明性といって早朝や夕暮れの薄暗い時間帯に活動が最もさかんになる動物という事が分かっています。
猫の一日の生活サイクルは人間に合わせて変えられる
これまで見てきたように、猫は外部の環境によって生活のサイクルを柔軟に変えられる動物だという事が分かります。
よくある猫の困る行動で、「夜中の3時位になるとご飯をせがんで起こしてくる」や「夜中にバタバタしてうるさくて眠れない」などがあります。飼い主がうまく誘導してあげる事で、このような困った行動も変えることが出来るのです。
猫の一日の生活サイクルの変え方
それでは実際、猫の生活サイクルはどのようにして変えたら良いのでしょうか?
起床時間について
まずは子猫のうちに「日中に活動し、夜は寝る」というパターンを身につけさせることです。
子猫のうちは深夜に活動する事も珍しくありません。深夜に飼い主を遊びに起こしたり、お腹が空いたと起こしたりで睡眠不足になる人も。このような場合は、夕食後に沢山遊んであげて疲れさせましょう。
成猫の場合も、日中に沢山寝るから夜中に温存してしまった体力を発散させようと運動会を繰り広げるのです。
ですからやはり子猫と同じように日中や夕食後に運動をさせ、夜は寝るようにしていく事が大切です。すぐには変わらないかもしれませんが、根気よく続けていけばきっと猫も分かってくれるはずです。
それでもどうしても変わらない場合は、寝室を閉めて猫が入ってこられないようにするしかありません。
ご飯の時間について
「深夜にご飯をせがまれて起こされる」という場合はどうしたら良いのでしょうか?
置き餌というやり方もありますが、猫の健康にはあまり良くありません。早食いの原因となったり、フードが酸化して猫の体に負担がかかったりするからです。
猫の食事は一日に与える量を2~3回に分けてあげるのがベストとされています。早食いも防げますし、フードをこまめに容器から出すことで酸化も防げるからです。
なるべく毎日同じ位の時間に与えるようにすると良いでしょう。
早朝に起こされて困る時や、仕事などの関係であげる時間が不規則になってしまう場合は「自動給餌器」を使う方法があります。毎日同じ時間に同じ量の食事を与えられますので、猫の健康管理もしやすいメリットがあります。自動給餌器には様々なものがあり、ドライフードだけでなくウェットフードに対応しているものもあります。
1~2泊程度の外泊時にも使えますので、もし愛猫の食事の時間で困っている時には、使ってみてはいかかでしょうか?
まとめ
猫があまりに長時間寝ていると体調でも悪いのかと心配になる事があります。
我が家の子も朝、私が起きると大抵は一緒に起きるのですが、たまにずっと寝ていると心配になります。ですが、それが「猫」なのです。
猫の健康を害さないよう、うまく飼い主と猫との生活サイクルのバランスを保っていけたら良いですね。
40代 女性 りえちゃん
20代 女性 瑠璃ママ
飼い始めた時から同じサイクルですので、時間になるとソワソワしますが、人が起きるまでは騒ぎません。
しかし、一度明け方4時過ぎに鳴いてご飯をねだってきた時に珍しかったので何かあったのかと起きて相手し、ご飯をあげたことにより、毎日4時前後になると頭を前足で叩いたり、髪の毛をひっぱったりと起こしてくるようになりました。たった一度のことでも、それが習慣になってしまうのです。
結局寝不足になり、困るのでその後どんなに起こしてきても一切相手せず、ご飯も規定の時間まで絶対にあげない姿勢を根気強く続けることと、寝る前に玩具で遊ばせてしっかり運動させることで、今では解決しました。
30代 女性 tonakai
女性 のんママ
夜中の運動会ですが、4匹いるとそれぞれ個体差はあるものの凄まじいものがあります。この行動を『真空行動』といい狩りの習性の名残で野生の本能によるものと聞いていますので仕方がないかなと思い諦めています。
猫の生活のパターンは野良猫と飼い猫ではやはり生活環境が違うので子猫の頃の社会化期の過ごし方で大きく変わると思います。野良猫は生きること自体が厳しいため必死ですよね。一方、飼い猫は野生の名残を除いては飼い主さんの生活パターンに概ね合わせることになりますから飼い主としては愛猫の健康を考えながらうまく暮らしていけたらと思っています。
20代 女性 まかろに
縁側などで日向ぼっこをしながらスヤスヤ〜と眠っているかと言えば鋭い視線で獲物を狙う。そんなギャップが魅力的な猫ちゃんですが、
飼い猫、野良猫を見てみると環境が全然違うので生活リズムなども違いますよね〜。野良猫に比べて飼い猫は、エサを探すことがないですし、野良猫でも住んでいる地域により全然違うんですよね。都会などの野良猫は夜中行動が多い気がします。たまに餌付けをする人もいるのか、決まったところで鳴いている猫も見かけた事がありますし、猫同士のケンカも見かけた事もあります。
飼い猫の場合も飼い主さんの生活リズムで変わってきますよね。
過ごしている環境に適応できるものなんですね。
現在夜行性で困っている方などは、生活サイクルを変えてみるのも良いですよね。
30代 女性 にゃんこ
これでは食べ残しが進んでしまって膵炎で食べ残してしまっているのか私が寝ている間の短い時間じゃ食べきれなかったのかどうかの判断がつかず困っています
40代 女性 かなこ
たまに、深夜の大運動会は始まりますが、昔のように大騒ぎにはなりません。
猫ちゃん2匹は喧嘩もしなくなり、穏やかな夫婦です。それ以外は、自由に暮らしています。
30代 女性 みちこ
ですが、できるだけ遊んであげたり一人でいたそうなときには、静かにしてあげています。
猫ちゃんは、ご飯がほしくなるとニャーニャー言ってちゃんと催促しますので分かりやすいです。お客さんが来たりすると、猫ちゃんも、一日の予定が狂ってしまうので機嫌が悪くなります。お客さんが帰ったあとによく眠らせてあげるようにしています!一日のサイクルを考えるととても、健康的な暮らしをしている我が家の猫ちゃんですが、もう少し遊ぶ時間を増やして
コミュニケーションをとりたいと思っています。