多頭崩壊で保護された猫、衰弱した子は安楽死を勧められるも…

多頭崩壊で保護された猫、衰弱した子は安楽死を勧められるも…

多頭崩壊した悲惨な現場から救出された39匹の猫達。その中の1匹は死にかけていました。獣医は安楽死を勧めてきました。でも、救出したスタッフは同意しませんでした。そして奇跡が起きました…

多頭崩壊で救出し、一番弱っていた子猫

救出

2017年夏、多頭崩壊で飼育放棄された家から39匹の猫達が救出されました。

猫達は、本当に酷い状態で長期間、家の中で放置されていました。

救出された全員が、すぐに医療処置が必要な状態でした。

子猫

子猫のうちの1匹は、救出後に入れられたキャリアの中で死んでしまったかのように思われました。

救助にあたったスタッフは、すぐにその子を近くの動物病院に連れて行きました。

子猫はまだ生きていましたが、とても弱々しい状態でした。

安楽死?

運んだ先の動物病院の獣医は、安楽死させた方がいいだろうと言いました。

でも、救出に携わったスタッフたちの意見は違いました。

それで別の動物病院に連れて行きました。

子猫は、かなり弱っていましたが、それでもなんとか生きようとしていました。

生命力

子猫の体にはノミが無数にたかっており、栄養失調の状態でした。

首には咬まれた傷があり、それが膿んでいました。

また失血によって極度の貧血状態に陥っていました。

しかし、子猫は生きるために必死で闘い続けていました。

いくつかの治療を施した後、子猫にウェットフードをやってみると、よほどお腹を空かせていたのでしょう、子猫はそれを夢中で食べ始めました。

洗浄

その後、子猫はノミをとるために、温かいお湯で洗浄されました。

すると目を疑うほどの無数のノミが子猫の体から出てきました。

こんなに沢山のノミたちが、貧血状態になるほど子猫の体から血液を奪っていたのです。

回復

スタッフたちの手厚いケアをうけ、数日後、子猫は幾分元気を取り戻し、食べ物をねだるほどの回復を見せていました。

子猫はすぐにスタッフたちになついたそうです。そして、ここは安全だという事を理解したようです。

子猫は『プリンセス』と命名されました。

里親

今回救出された39匹の猫達は、複数の動物愛護団体が手分けして保護しました。

プリンセスを保護したのは、”Big Cat Rescue"という団体でした。

しばらくして、プリンセスに、里親さんが決まりました。

プリンセスの里親さんは、獣医さんでした。

まだ治療が必要なプリンセスには最高の里親さんでした。

再会

プリンセスが一時預かりさんの家に行って、5か月後…

スタッフたちは初めてプリンセスに会いに行きました。

プリンセスは立派に成長していました!

ノーマルライフ

プリンセスは、完全に健康を取り戻していたのです!

彼女は、新しいお家にすっかりと馴染んでいました。

多頭崩壊の現場から救出され、平凡な幸せを掴むまでのプリンセスの5か月間の記録をどうぞご覧ください!

最後に

愛は奇跡を起こすのです!

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