猫の毛を掃除する方法

猫の抜け毛は簡単な話、人間にとっての衣替えの季節と同じで、夏前と冬前が一番多く、なかでも冬場の猫の毛のお手入れ次第で、春先は掃除もぐっと楽になります。
猫の毛は意外に細くて短い毛が多いので、フローリングからと安心していると部屋の隅にはごっそり猫の毛が溜まっていることになります。しかも掃除機では、掃除機をかける風圧で逆に猫の毛が飛び散ってしまい、時間が経つと再び猫の毛が部屋中に散乱していることが多いものです。実は猫の毛の処理、掃除には掃除機は使わない方が良いんです。
フローリングには”霧吹き”
なんと驚き!実は霧吹きスプレーが一番楽なお掃除方法です。まず掃除前に濡れて欲しくない家電などを除いて、床ではなく部屋の空気中にまんべんなく霧吹きをしてしばらく待ちます。静かに床がなんとなく湿ってきたら、ココでタオルでもいいので幅広い布などで床を撫でるように吹きます。面白いように猫の毛が集まりますから、そのままゴミ箱へ移すだけです。ついでに床も拭けるので手間がかかりません。
カーペットには軍手!
これも意外に糊が付いた通称”コロコロ”よりも、効率的に猫の毛を集めることが出来ます。軍手の手のひら部分に滑り止めがある製品が売られますが、あれを使います。そしてもう一つ重要なアイテムが、「ダニ駆除剤」です。猫の場合、外に出していなくとも飼い主さんが部屋に持ち込んだノミやダニが意外にも猫についていることがあります。ですから、猫の毛掃除ついでに、カーペットの奥に入り込んだダニやノミの卵や死骸を一緒に掃除してしまいましょう。
ノミ除去剤は粉タイプがオススメ
実際、ダニやノミを駆除するのが目的ではなく、カーペットの毛そのものを滑々にして掃除機で吸い取りやすくするために行うので、粉タイプを振りかけて使った方が良いです。掃除は最初に除去剤を撒いてから掃除機をかけます。猫にはケージやキャリーで別室に避難してもらいましょう。掃除機を一通り終えたら、後は残った猫の毛両手に軍手を装着して、カーペット表面を撫でるようにかき集めて捨てます。冬場などは乾燥していますから、フローリングの様に霧吹きを軽くしてからかき集めると良いですね。
猫の毛の掃除で役に立つ便利グッズ

厄介なのは、マットと家具が分離できるインテリアでここにかなりの量の猫の毛が溜まります。加えて日常的に座ったり横になってリネンやマットなどを引っ張り、広げてしまうので、内部の奥に猫の毛が入っているんですね。これはもう、掃除機ではどうにもなりません。これに関しては、ハンドクリーナーのような小さな掃除機で先端ノズルを細くして対応するしかないでしょう。後はもう分解掃除くらいしか無いです。
「FurRemover」は床がカーペットのお宅には超オススメのアイテム
ペット専用の抜け毛取りで、「FurRemover」という製品があります。櫛のような形状で、先端が電気髭剃りのようなブレードが付いたもので、カーペットなどの床に押し付けるように使って猫の毛をかき集めて掃除します。動物の毛は掃除機ではなかなか吸ってくれないんですよ。何しろ固まってゴソっと落ちているのではなく、パラパラ散らばってますからね。
代用できるのが、「ペット専用スリッカー」
なんだかんだ言って、これが意外に使えます。犬猫のブラッシングでトリマーさんが良く愛用している鉄性の細かい曲がった針状のブラシです。ブラシに角度が付いているため、カーペットのような柔らかい床なら、確実に集められます。これを使う場合は、パウダータイプのカーペット用クリーナーで掃除機をいったんかけてからの方が、掃除の効率は良いですね。
猫の毛を掃除するのに「コロコロ」は効果なし

今まで読んできた方は、俗に「コロコロ」と呼ばれる紙巻の粘着ローラーが一度も紹介されないのが不思議に思えるでしょう。実はあれが、猫の抜け毛対策や掃除にはまるで役に立ちません。まず毛がいっぱいくっつくのは、最初の1回転だけです。
しかもその範囲がせいぜい30センチ程度の幅で、部屋全体を掃除するとなると、ローラーの交換だけでかなりなコストがかかります。費用対効果的に、まるでダメですね。あくまでもちょこっと掃除するのに便利というだけで、猫の毛のように広範囲にまんべんなく落ちているものは、上手に掃除は無理なんです。
加えて強力な掃除機があれば、なんて考えるかもしれませんが、流石に毎日深夜だろうが早朝だろうが気が付くと猫の毛だらけで、掃除機片手に”ガーガー”やるのは、図らずも近所迷惑顧みずといった感じではないでしょうか?
休みの時に窓を開けて思い切りやれば良いとか、想像では思っていても、猫は活発に高い場所に上がってジャンジャン猫の毛を、留守中に振りまいてくれます。やっぱり、猫の毛の抜け毛対策は、気が付いた時にササっと掃除が出来ること、マメなブラッシングに敵うものはありません。面倒くさがってはダメですよ。
猫の毛を掃除するには日頃のお手入れが肝心

一般の方でよくとられているのが、恐らくシャンプーでしょう。ところがこれ、大きな勘違いです。猫の毛は濡れると、互いにしっかり密着してかえって体から落ちなくなります。しかも猫の皮膚は皮脂自体の分泌が弱いため、あまりにシャンプーが多いと皮膚炎など、皮膚トラブルの元です。猫のシャンプーはせいぜい2週間に1回程度です。それでは猫の抜け毛を防ぐ対策にはなりませんね。
スリッカーブラシによる毎日のブラッシング
「スリッカーブラシ」で検索をかければどこでも見つかる、犬猫専用抜け毛対策専用ブラシです。しかしながらこのブラシの扱い方を間違ってる一般の方が多いです。このスリッカーブラシの柄は持つためにあるのではありません。持ち手は絶対に持たないのです。
柄は親指と人差し指の間の中に入れ、ブラシの角を持ちます。櫛は細い針金ですが、手前に折れ曲がるようになってますので、ブラシの角を軽く猫の被毛表面に当てたらサッサと毛を逆立てるように猫の毛を除去します。このとき、肌に歯を当てるから痛がって失敗するんですね。実際はスリッカーは肌に触れず、被毛だけにかかるように軽くブラッシングします。慣れると、どんな道具よりも猫の抜け毛を取ることが出来ます。
スリッカーは角が丸いプラスチック製の一般用もありますが、歯が被毛から離れるのでやっぱり価格も安いし、通常のスリッカーの方が使いやすいです。お近くのペットショップや、犬猫の美容室で注文をして、使い方を習っておくと良いですね。
ゴム製ブラシは嫌がる子も多い
シリコン製や粘着質のあるゴム製のペット用抜け毛ブラシがありますが、どうしても毛を引っ張り猫が痛がる場合もあり、相性の合わない子も多いです。猫の毛は、表面の堅い毛は抜け変わるのが遅く、むしろ内部の体表に近い細くて白い毛がたくさん抜けるので、スリッカーに比べると、抜け毛を防ぐ意味ではやや効果は弱いです。
猫の毛のお掃除はとても大変です。ご紹介した方法やグッズを使用してお掃除をする事も大切ですし、日頃からブラッシングをするなど猫ちゃんのお手入れをする事でお部屋が毛だらけになる事を防ぐ事が出来ます。また、お手入れをこまめにしてあげる事で猫と飼い主のいいスキンシップにもなります。
20代 女性 UMI
また我が家では掃除機の前に必ずクイックルワイパーをします。凄いベタですけど、クイックルワイパーはやはり凄いです。これからは霧吹きでシュッシュしてからクイックルワイパーをすることにします。
女性 ケロキ
猫の毛が舞い散るのは仕方ないですが、ブラッシングで抑えられるのは実感しています。毎日ブラッシングをするようになってから、服につく毛の量が減りました。抜け毛があるからとブラッシングはやり過ぎないようにしています。ブラッシングが終わった後は周辺をコロコロで掃除していますが、転がす動きで毛が舞い上がってしまうのが見えたときは「あーあ」と思いました。
人も猫も気持ちよく暮らすために掃除の方法をもう一度考えてみようと思いました。
40代 女性 nyankoママ
記事内にあったコロコロについては、私も同感です。ただ、カーペットを軍手で擦り、絡まった抜け毛を取り出した後にコロコロを使って取り除けば、毛が舞わずに済みます。ソファの本体とクッションの間に詰まった毛も、ゴム製の軍手を付けて擦りながら毛をまとめ、クッションに付いた抜け毛をコロコロで取っていくとお掃除が簡単でした。
また、うちの猫は短毛種なのですが、日々のブラッシングに加えてぬるま湯で濡らしたタオルや、猫専用のボディシートで身体を拭くだけでも抜け毛が軽減されましたよ!
女性 yuki
そこで絨毯を外すことも試したのですが、こちらは冬になったら気温はマイナスになり、たくさん雪が積もります。絨毯を外して直接フローリングを歩くとなると、次は体の冷えが気になりました。
そのため、やはり絨毯は敷いたままで何とか抜け毛を取り除かなければと思いついたのが「ゴム手袋」です。
我が家の絨毯についた抜け毛の掃除方法をご紹介します!まずは掃除機をかけますが、掃除機だけでは絨毯に絡みついた抜け毛は取れませんので、そのあとにゴム手袋をはめて絨毯をひたすらこすります。摩擦でとても熱くなるので、休憩しながらやったほうがいいです^^;そのあとはもう1度掃除機をかけて、ゴム手袋で集めた抜け毛たちを吸い込みます。
そして最後は「ぱくぱくローラー」という、絨毯をコロコロするだけでペットの抜け毛やホコリ、髪の毛等を絡めとってくれるものを使って掃除します。ちなみにぱくぱくローラーは、取れたゴミが毛取りボックスに溜まりますので、そこのフタを開けてゴミを取るだけの便利なアイテムです。粘着式のコロコロとは違い、いちいちテープをはがす必要もないのでとても重宝しています。このローラーを絨毯全体的にかけると完璧!抜け毛1本落ちていない、新品のような絨毯に生まれ変わります^^
20代 女性 ゆず
20代 女性 加奈
かなり手間はかかりますが、抜け毛などはノミやダニのエサにもなると知ってから、愛猫の健康のためにも!と、毎日必死で掃除しています。また、猫用のベットは丸洗いできるものを選び、キャットタワーは専用の毛取りアイテム「一毛打尽」を使って掃除しています。固めのスポンジのような素材で、撫でるように拭きとるだけでキャットタワーについた抜け毛を取り除くことができます!掃除機などでも取り除くことができなかった抜け毛が、簡単に取れるのでとってもオススメです!
40代 女性 ここね
すると、ごっそりと毛やほこりを取り除くことができます。
あとは、スリッカーで毛を刈り取ることも可能です。毛は深いカーペットの繊維にまで絡み付くので、すぐに汚くなってしまいます。
最近は、毛もしっかりと、吸い込む掃除機も売り出されていますので、そういう掃除機で吸えたら一番早いですね。
30代 女性 みきこ
昔は、コロコロがいいと聞いていましたが、きりがないですよね。
いまは、霧吹きで空中を濡らしてから床に集まった毛を集めて拭き掃除をします。動物病院で教えてもらったのでやりやすかったですよ。
猫ちゃん自身を、月に1回くらい洗ってあげるのも効果的ですね。猫ちゃんも皮膚呼吸ができるようになるので、体にいいですね。
部屋も抜け毛が、減るので一石二鳥です!
スリッカーや軍手も使って、掃除するのも気に入っています。便利な掃除のしかただと思います。