猫の食の好みを知る5つのサイン

猫の食の好みを知る5つのサイン

猫は動物の中でも大変グルメだと知られています。そのため、猫によって食の好みは違いキャットフードに使われている食材やメーカーにもこだわりがあることも。そんな愛猫の食の好みを知りたいと思っても、言葉を喋れない猫ちゃんに好みを聞くのは難しいです。そこで、今回は猫の食の好みを知るためのサインをご紹介しましょう。

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記事の監修

北里大学獣医学科卒業。埼玉県内の動物病院で勤務医をしながら教育・研究にも携わっており、大学では『伴侶動物の鉄代謝』をテーマに研究しています。『猫は小さな犬ではない』という格言のもと、何よりも猫ちゃんの健康と福祉の向上を一番に考え、日々の診療に励んでおります。

猫が好きな食べ物を前にした時のサイン

頭からストッカーに入る猫

1、目を細める

猫が好物を食べるときに見られるサインの一つ目は、幸せそうに目を細める仕草です。ヒトでも幸せな時やリラックスをするときに目を細めてホッとした表情をしたりしますよね。

それと同じで猫ちゃんも、美味しいものを食べて幸せだと感じた時目を細めてリラックスをするのです。

ただし、食べた瞬間に目を固くつぶる場合は不味い!と、ビックリしている場合もあるので間違わないようにしましょう。

2、尻尾をピンと立てる

犬の場合だと尻尾をたくさん振るほど喜んで証拠となりますが、猫が激しく尻尾を振っている場合は苛立っている証拠です。

つまり、尻尾を激しく振りながらご飯を食べている場合は不味いと感じながらも仕方なくご飯を食べている可能性があります。

では猫が美味しい物を食べるときはどのような尻尾の動きが喜んでいるサインなのでしょう?

その答えは尻尾をピンと立てているときです。

猫にとって嬉しい感情表現は尻尾を真っすぐにピンと立てている時です。つまり、愛猫がご飯を食べている時にしっぽを立てていたら美味しい物を食べて喜んでいるといえるのです。

3、食べ終わった後に鼻を舐める

美味しい物を食べた後のサインとしてわかりやすいのが、鼻をペロッと舐める可愛い仕草です。

ヒトでも美味しい物を食べた後は思わず唇を舐めてしまいますよね?それと同じで猫ちゃんも「美味しかったニャ~」と、思わず舌で鼻を舐めてしまうようです。想像すると可愛いですね。

4、空になったお皿までしっかり舐める

とっても美味しかったご飯って、最後のソースや汁までしっかりと食べたくなりませんか?

それと同じで猫ちゃんも、美味しかったご飯のお皿が空になっても名残惜しそうにぺろぺろと舐めることがあります。

つまり「このご飯美味しかったニャ~」というサインだと言えます。

5、食後に幸せそうに毛繕いをする

猫が毛繕いをするのは、リラックスをしている証拠です。

つまり食後にゆったりと毛繕いをしていたら、美味しかったご飯に大満足をしている証なのです。ただ、毛繕いは毛繕いでも、苛立つように激しく毛繕いをする場合は満足をしているどころか、美味しくないご飯を食べたことにイライラしている可能性があります。

食後の毛繕いは、猫ちゃんにとって至福のひと時でもあります。

そんな毛繕いタイムを幸せな時間にしてあげるためにも、ぜひ美味しいご飯を提供してあげるようにしてくださいね。

まとめ

獲物を狙う猫

猫にとって食事は一日のうちでとっても大切な時間です。

そんな食事をより楽しんでもらうために、愛猫の食の好みを知るためのサインを見逃さないように普段からたくさん見守ってあげましょう。

監修獣医師による補足

猫ちゃんの食の好みは本当に千差万別です。缶詰やパウチなどのウェットフードが好きな猫もいれば、ドライフードしか食べない猫もいます。
好みが激しい猫では体調は良好なのに食べが悪くなるハンガーストライキをすることもあり、あまり長期間続くとそれが原因となり体調不良につながることも、、
そういった猫ちゃんではフードの形状やメーカー、テイスト(フィッシュやチキンなど)を変えてあげるだけで食べが改善することもあるので試してみてください。

獣医師:長谷川諒

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