猫に氷水を飲ませも平気?注意する事

猫に氷水を飲ませも平気?注意する事

暑くなってくると、冷たいものが欲しくなります。全身が被毛に覆われた猫に氷水を与えたい、と思う飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?ですが、猫に氷水を与えても大丈夫なのか、気になります。そこの所を、はっきりさせていきましょう!

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫に氷水を飲ませるメリット、デメリット

水を飲む猫

猫に氷水を飲ませることは絶対にNGということではありませんが、注意したい点はあります。メリット、デメリットを合わせて見ていきましょう。

メリット

猫に氷水を飲ませると、こんなメリットがあります。

  • 体温が下がる
  • 水分補給

体温が下がる

猛暑になりがちな日本の夏は猫の体温を下げるのに、氷水が有効な働きをする場合があります。うまく使えば猫の体温を下げることに繋がりますので、熱中症などを防ぐことができます。

水分補給

元々、猫はあまり水分を取りません。夏バテ気味になると更に取らなくなってしまう可能性があります。そこで、冷たい氷水を与えるとその快適さに、飲んでくれるようになるかもしれません。

デメリット

氷水を猫に与えるデメリットは、以下の通りです。

  • 軟便、下痢
  • 老猫、子猫の不調

軟便、下痢

冷たいものを取りすぎるとお腹を壊すのは、猫も同じです。氷水を猫が飲みすぎると、軟便や下痢の原因となることも。与えすぎには十分注意し、氷水を飲んだ後の猫の便の様子を、チェックしておきましょう。

もしお腹がゆるくなっていたら正常に戻るまで、氷水を与えるのは避けてください。もし中々治らなければ、受診して医師の診断を受けましょう。

老猫、子猫の不調

体力のない老猫や子猫では、氷水を飲んだことで病気を誘発したり、下痢をして命に関わることがあります。老猫や子猫は、氷水を与えるのは、避けた方が無難です。

猫用の冷たいもの

アイスクリームを嗅ぐ猫

猫用の冷たい商品を、ご紹介します。

無添加アイス

無添加 アイス
2,030円(税込)

商品情報
水分補給が苦手な猫や、夏のオヤツ、栄養補給にどうぞ

保存料や添加物が加えられていない、猫に優しいアイスクリームです。材料は人用の食材の中でも高級な食品のみを使用。冷凍で届きますが、解凍して与えるのも、OKです。

フレーバーは全部で3種類。バナナとヨーグルトの入ったスリムスムージと、チキンスープとトマトのリコピンチキン、ヨーグルトやおからの入った腸スッキリアイスです。どれか1つのフレーバーを選んでも良し、3種類セットにしても良し、自由に選べます。その優しい味に、猫も夢中になってくれることでしょう!

フローズンヨーグルト

南ヶ丘牧場わんにゃんアイス
2,840円(税込)

商品情報
・人も食べられるペット用フローズンヨーグルト
・乳糖が少ないのでペットにも安心

生乳100%使用、砂糖は不使用のペット用フローズンヨーグルト。猫に負担をかける乳糖が少ないので、安心して与えられます。このフローズンヨーグルト、実は人も食べられます。愛猫と一緒におやつタイムも楽しめます!

メーカーは、那須湯本で70年以上続く歴史ある、南ヶ丘牧場。日本に200頭しかいないと言われる「ガーンジィ牛」から絞った貴重な牛乳が原料です。こだわりの味を、愛猫とじっくり、味わってくださいね!

モンプチ アイスdeクリスピー

モンプチ アイスdeクリスピー セレクトシリーズ
現在在庫切れ

商品情報
冷凍庫で凍らせるだけ!

有名キャットフードモンプチを使って作る、ひんやりおやつ。専用製氷皿にお水とモンプチ クリスピーを入れて、固めるだけです。氷に染み込んだモンプチの旨味に、愛猫さんもノックアウト!2018年6月現在は品切れで購入できませんが、この先販売される可能性はあります。一度は使ってみたいですね!

手作り猫用アイス

手作り

猫用アイスは、簡単に手作りすることができます。猫用ミルクや猫の液状おやつを使って、作りましょう!作り方は至って簡単。製氷器などに入れて、冷凍庫で固めるだけです。人肌程度の温度を好む猫ですが、暑い夏は人肌より、クールな方を好むかもしれません。

くれぐれも、猫が羨ましそうに見ているからと言って、飼い主さんが食べている人用のアイスクリームを与えてはいけません。アイスクリームには猫が好む脂肪分が含まれるので、食べることもあるのですが...。

砂糖が原因で肥満や糖尿病になってしまったり、チョコレートなどで中毒を起こしたりして、危険です。猫には猫用の、食品を与えるようにしてください。

「ブレインフリーズ」に注意!

ブレインフリーズとは、冷たいものを食べた時に、頭がキーンとなる、アレです。人と同じように猫でも起こるのですが、キーンとなったとき、白目を剥く場合があります。

これが面白くて故意に猫にブレインフリーズを起こさせる人がいますが、猫に負担をかける行為だと言われています。ブレインフリーズが起きてもしばらくすると元に戻りますが、その影響ははっきりと分かっていないので、面白がって起こさせるのは、止めましょう。

まとめ

アイスと猫

猫に、氷水をはじめとした冷たいものを与えるのは、適量を守ればOKということです。ですが、必ず愛猫の便の様子をチェックしてあげてください。猫は暑さに強いといわれています。ですから、人が暑くても、猫は意外と平気な時も。愛猫の体調に合わせて、冷たいものを与えるようにしましょう!

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