猫はお茶を飲んでもいいのか与えて良い物と悪い物

猫はお茶を飲んでもいいのか与えて良い物と悪い物

猫がお茶を飲んでしまった!とある日、猫友達から慌てた様子で連絡が来ました。コップに入れていたお茶を目を離した隙に飲んでしまったそうです。お茶は人間にとっては身体にいい飲み物ですが、猫にとっては果たして?

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監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

猫にお茶を飲ませても大丈夫?

お茶と猫
  • 麦茶などカフェインが入っていないお茶であれば大丈夫
  • カフェインが入っているお茶はNG!
  • 基本的に猫の飲み物でお茶を進んで与える必要はない

猫には飲めるお茶と飲めないお茶があります。飲めないお茶を猫が飲むと病気の原因や最悪の場合命に関わるような事があります。

人にとって麦茶は健康にもよくマグネシウムを初めとするミネラルも豊富で、人にとっては進んで飲みたい飲みものですが猫ちゃんにとっては?また他のお茶は?順番に見ていきましょう!

猫に飲ませてもいいお茶

お茶を嗅ぐ猫
  • カフェインが入っていないお茶
  • 猫に麦茶なら飲ませてもいい場合がある
  • お茶の飲ませすぎには注意

猫に麦茶はコップ1杯までなら問題ない

猫が飲んでも問題ないお茶として驚く方もいらっしゃるかも知れませんが麦茶は、コップ1杯程度までなら問題ないそうです。友人の猫ちゃんが誤って飲んでしまったのは冷めた麦茶でした。気づいた時にはペチャペチャと3~4口程舐めていたそうです。

結論、猫に与えていいお茶で麦茶はある程度なら、飲んでも問題がありません。麦茶にはカフェインが含まれていませんし、マグネシウムやミネラルも多量に取らなければ問題はありません。

猫に麦茶を与える時の注意点

基本的に猫には基本的にお茶を進んで与える必要はありませんので、同じような状況になりましたら是非この記事を思いだし獣医さんに相談してください。

麦茶はマグネシウムなどのミネラルを含んだお茶です。猫が摂取しすぎると腎不全や結石の原因となりますので注意が必要です。

「元々水をあまり飲まない猫ちゃんが何故か麦茶を好んで飲んでいたので腎臓病の予防も兼ねてそのまま飲ませてあげてください」という獣医師からのアドバイスを受けた飼い主もいます。

この猫ちゃんは高齢で、水もあまり飲まなくて困っていた飼い主がたまたま麦茶を嬉しそうに盗み飲みしている猫ちゃんを発見し、獣医師に相談した結果のアドバイスです。

猫に飲ませてはいけないお茶

コーヒー豆で遊ぶ猫
  • カフェインが入っているお茶
  • コーヒー
  • ほうじ茶
  • 緑茶
  • 紅茶
  • 玉露茶
  • 抹茶
  • コーラ
  • ウーロン茶
  • ココア
  • 玄米茶など

緑茶

緑茶は人間にとっては肥満解消、コレステロールを下げる効果、心臓病を防ぐ効果などが期待できるお茶です。しかし、緑茶は猫にとっては決して身体にいいお茶ではありません。

原因は緑茶に含まれているカフェイン。カフェインは猫にとって毒以外の何者でもありません。特に緑茶の最高級品である玉露にはコーヒーよりも多くのカフェインを含んでいますので注意しましょう。

紅茶

緑茶と同じ理由で紅茶もカフェインが含まれているので飲ませるのは危険なお茶です。

また市販の加糖の紅茶には多量な砂糖が含まれていることが多いです。砂糖は猫が取りすぎると糖尿病の原因となります。誤って舐めてしまった、という場合でも安心していいというだけで極力飲ませないように注意しましょう。

ハーブティー

花と猫

ノンカフェインのお茶でもラベンダーなど死亡につながる可能性がある猫に危険なハーブが入っているお茶があります。ノンカフェインのお茶でもお茶の中に入っているもので猫に危険があるものはないか予め調べてから与えるようにしましょう。

猫がお茶に含まれるカフェインを摂取してはいけない理由

お茶を飲もうとする猫

お茶に含まれるカフェインで中毒を起こす

お茶やコーヒーに含まれるカフェインは人間にとっては頭をスッキリさせたいときに使えるものですが、猫にとっては絶対に取らせたくない成分です。なぜ駄目なのか?どんな症状が出るのかご紹介します。

猫のお茶などに含まれるカフェインによる症状

  • 頻脈
  • 呼吸促迫
  • 過度の興奮
  • 痙攣
  • 心室性期外収縮

お茶やコーヒーに含まれるカフェインは興奮作用があり、身体の中の鎮静作用を阻害することで覚醒作用をもたらします。この為、眠いときにカフェインを取ると頭がスッキリするんですね。

しかし猫がお茶やコーヒーを誤って飲みカフェインを接種すると中枢神経や心筋に直接作用します。それに伴い、頻脈、呼吸促迫、過度の興奮、痙攣、心室性期外収縮などを引き起こします。

猫がカフェインを摂取した時の「致死量」

  • 猫1Kgあたり150mg
  • 緑茶のカフェイン量:100mlあたり20mg
  • 3kgの猫の致死量:約2リットル
  • 玉露であればもっと少ない量で致死量に達する

猫がお茶などカフェインを摂取した時の致死量は1Kgあたり150mg、通常の緑茶に含まれているカフェインが100mlあたり20mgなので3kgの猫ちゃんが2リットル以上の緑茶を飲むと致死量に当たります。

さすがに2リットル強もの緑茶を飲ませる飼い主はいないと思いますが、カフェインが多いお茶の玉露などはもっと少ない量で致死量に値します。

お茶やコーヒーを誤って飲みカフェインを摂取することは猫にとって危険な事です。飼い主さんは猫にお茶を盗み飲まれないように注意してあげてください。

まとめ

ティーパーティーをしている猫
  • 猫はお茶を基本的に飲まなくて良い
  • 猫に与えていいお茶は麦茶などのカフェインが入っていないお茶
  • カフェインが入ったお茶は危険なので与えてはいけない
  • ハーブティーなどカフェインが入っていないお茶でも猫にとって危険な物もある

猫にとってお茶はあまり好ましくないということをご紹介しました。お茶に含まれているカフェインはもちろん、身体によさそうな成分も取りすぎは病気の原因となります。

愛猫のことを考えるとノンカフェインのお茶でも飲ませないようにするのが無難ですね。

ちなみに友人の猫はその後もちゃんと病気もなく元気に過ごしていますのでご安心下さい。

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