猫とインコを一緒に飼うことは可能!
猫とインコが一緒に仲良く戯れている画像や動画などが度々ネットやテレビなどで話題になります。このような画像や動画を見ると、「猫とインコは一緒に飼っても平気なのかな」という印象を受けがちです。しかし、鳥にとって猫は天敵でもあるため、仲良くなるのは難しいのではと思う方も多いでしょう。
結論からいうと、猫とインコを同じ家の中で飼うこと自体は可能です。しかし、お互いが仲良くなれるかどうかは、それぞれの性格や生まれ育ってきた環境によります。今回は、猫とインコを一緒に飼う場合の注意点や、仲良くさせるためのコツについて詳しく紹介していきます。
猫とインコを仲良くさせるには
本来、猫にとってインコのような小型の鳥類は獲物です。猫は肉食動物であり、野生の場合は外にいる鳥やねずみなどの小動物を捕食し、それをエネルギー源としているため、インコは猫にとって食べ物でもあります。
また、猫は鳥の羽を好んで遊ぶ習性も持っています。鳥の羽のようなおもちゃが付いた猫じゃらしが多いのは、猫の食いつきが良いからです。そのため、基本的に仲良くさせるのは難しいと思っておいた方がよいでしょう。
ただし、以下のような条件であれば、猫とインコが仲良くなれる可能性はあります。
子猫の時期からインコを飼う
子猫の場合、生後3ヶ月目までの時期が「社会期」にあたります。
社会期とは、他の生き物とのコミュニケーションを学んだり、ルールを学んだりする時期のことです。この時期からすでに家で飼われており、家の中でインコも一緒に飼っている場合は、猫がインコを獲物だと思わず、仲間として認識する可能性があります。
ただし、猫の性格によって変わってくるため、子猫のうちからインコと同居させれば必ず仲良くなるというわけではありません。
インコが子供の時から猫を飼う
猫がインコのことを襲わなかったとしても、インコにとって猫の存在がストレスになってしまったら仲良くすることは難しいです。
インコの場合、生後2ヶ月目までの時期が社会期です。そのため、小鳥のうちから猫と接する機会が多ければ、猫のいる環境が当たり前となり、猫のことをストレスに感じなくなる可能性があります。
ただし、インコの場合も性格などによって猫への接し方が変わってくるため、個体差があるといえます。
猫とインコの相性が悪い場合の対策
もし、猫とインコを仲良くさせようとした結果、相性が悪かった場合は、無理にお互いを近づけることはやめましょう。万が一、事故が起こってからでは遅いため、相性の悪さが発覚した時点で以下のような対策をとることをおすすめします。
猫の手が届かない場所に鳥かごを置く
インコが入っている鳥かごやゲージを見つけた途端、飛びついて襲いかかろうとする猫もいます。日頃から鳥かごやゲージを攻撃されるような環境は、インコにとって非常に大きなストレスになるため、猫の手が届かない場所に鳥かごやゲージを設置しましょう。
高い場所に鳥かごやゲージを設置している場合、猫がジャンプをしていたずらする場合があります。猫のジャンプ力は優れており、なかには2m以上ジャンプできる猫もいるので油断は禁物です。
なので、できれば猫のいる部屋とインコを飼っている部屋を別々にすることをおすすめします。そして、インコの鳥かごやゲージがある部屋には猫を絶対に入らせないようにしましょう。
また万が一、鳥かごやゲージが猫に見つかった場合でも、容易にインコへ触れることができないよう、厳重なカバーや細かい金網をしておくとよいです。
インコが逃げないように要注意
飼い主の隙をついて、インコが猫のいる場所へ脱走しないようにしましょう。
猫を別の部屋へ完全に隔離した上で、インコを屋内で放つなど、鳥かごやゲージから出す場合は細心の注意が必要です。また、鳥かごやゲージの閉め忘れにより、インコが気づかぬうちに脱走していたという状況を防ぐ必要があります。
そのため、「二重扉にする」や「インコが中にいることをチェックした上で、鳥かごやゲージの戸締り確認をする」など、閉め忘れ対策も考えておきましょう。
まとめ
猫とインコの同居はなかなかうまくいかないものだということを理解した上で、それでも責任を持って飼うことができるのであれば、同居をさせてみましょう。
「お互い仲良くなれればラッキー」といった程度の感覚で対面させ、もし相性が悪い場合は隔離させるための対策を考えるのが重要なポイントです。
40代 女性 いずみ
我が家では亀やインコや犬と猫がみんな仲良く過ごしていましたので、トラブルもありませんでした。やはり、猫ちゃんより先に他のペットを飼っていたのが良かったのかもしれませんね。猫ちゃんを保護したときにも犬がお世話を手伝ってくれましたし、しつけも一緒にしてくれました。ペットが多かったので協調性も身に付きいい教育だったなと今でも、満足しています。