猫の背中がビクビクする理由
- 背中がかゆい
- ノミやダニ
- 皮膚病
- けいれん発作
単に背中がかゆい場合のビクビクは勿論心配ありません。しかし、猫がビクビクする際心配なのがノミやダニ、そして皮膚病の時です。また、病気のためにけいれん発作で背中がビクビクする事が多くあります。
猫の尻尾がビクビクする理由
- マーキング
- 飼い主に愛情をアピール
- 興味津々
- 面倒な時の返事
しっぽを猫がビクビクと動かすのは、マーキングをする時によく行う行動です。縄張りを守る時に尻尾をピンと立てビクビクと震わせながらマーキング行為をします。
ご飯の時や、大好きな飼い主に「大好き」と表現するために尻尾をビクビク震わせ、飼い主の身体にスリスリしてきます。
また窓からカラスや虫が見えると、窓際によって尻尾を小刻みに震わせて「カカカカッ」と変わった鳴き声を出します。
眠っている猫や、寝ている猫に声をかけると、ぱたんぱたんと尻尾を揺らします。これは、「にゃー」と言うのが面倒な時に尻尾で返事をしているようです。
基本的に、猫が尻尾をビクビクしているのは通常の事ですので問題はありません。
猫が寝てるときにビクビクする理由
- 猫が寝てリラックス中
- 猫が病気で発作
猫が背中をビクビクする理由:リラックス中
- レム睡眠中
- 名前を呼べば反応する
レム睡眠中のリラックスしてる時に、ビクビクしたり「くー」と寝言を言ったりします。
猫は元々野生ですから、狩りのために睡眠中も何かあれば起きれるように待機しています。レム睡眠(浅い眠り)が8割とノンレム睡眠(深い眠り)が2割で、ほぼ人間の睡眠とは逆です。時間は14時間ほど眠ります。長いので呑気と思われがちですが、眠る事は猫の仕事なのです。
ビクビクして心配な場合は愛猫の名前を呼んでみます。すぐに反応をすれば問題ありません。
猫が背中をビクビクする理由:病気のための発作
- 白い泡を吹く
- 名前を呼んでも反応がない
- 起きている時もビクビクしている
猫のビクビクが1分以上収まらない時、もしくは繰り返し猫がビクビクする場合は、病気によるけいれん発作が考えられます。
猫のビクビクに伴い白い泡を吹いたり、口からよだれを出し続けたり、飼い主の呼びかけに反応がない時も病気による発作の可能性が高くなります。発作が収まり次第病院を受診してください。そして、出来れば動画を撮影してください。
猫が背中をビクビクするときに考えられる病気
- 神経疾患
- 皮膚病
- 筋肉障害
- 感染症
- ストレス
- 知覚過敏症(FHS)
特に、知覚過敏症は原因が分からない病です。そして元になる病気によって引き起こされる症状でもあります。
特に、猫の種類の中でシャム、バーミーズ、ヒマラヤン、アビシニアンに発症しやすいと言われています。1歳から4歳までの猫に発症しやすいとも言われています。
猫の知覚過敏症の症状
- 背中がビクビクする
- 過剰なグルーミング
- 瞳孔が拡張
- 1点をずっと見つめる
- 鳴き方が頻繁
- 突然の威嚇や攻撃
- 過度にしっぽを振る
- 自分のしっぽを追う
- 突然走ったりジャンプする
- 自傷行為
- 恐怖
- 触るのを嫌がる
近くにいる人や物に、猫が突然に攻撃や威嚇をし始める事があります。猫がグルーミングをずっと行い、体の一部を血が出る程なめ続けたり、噛んだり自傷行為をします。突然に運動をしたり走り回るのも多い行動のようです。
猫の知覚過敏症は数秒から数分間続きます。
猫の知覚過敏症の原因
- はっきりと原因が分からない
- 環境の変化やストレスが引き金となる
- 特に音や匂いに反応して攻撃が始まる
猫の知覚過敏症の予防
- 猫が遊べる十分な空間を準備(キャットタワーなど)
- 猫のトイレを綺麗に保ち、出来れば2個以上設置
- 猫と毎日、15分程度飼い主が遊ぶ
- 猫の隠れ家を用意
何が引き金になるか分からない猫の知覚過敏症です。飼い主が不規則な生活をしたり、人の出入りが多い場合は、猫のペースを守れるような工夫も必要になります。
まとめ
猫がビクビクする理由と心理や可能性のある病気までお話をさせていただきました。
お腹を出しながら寝っころがり、背中をビクビクしても可愛いと思っていましたが、発作の場合があるとは考えてみませんでした。
猫は突然に走り回る事もありますから、知覚過敏症という病の存在を知らなければ疑問には思わないかもしれません。
これからも今以上に、愛猫の様子を観察しなければと思いますね。
30代 女性 みつえ
しかし、たいていお昼寝をする前にピクピクしていて何もない様子で寝てしまいます。
リラックスをしているようなのです!最初は、何かしらの病気かと思った時期もありましたが幸い問題ないことを知り安心しました。
背中をピクピクさせるのは病気の時もありますので、注意が必要ですね。神経の病気のときもあるようです。たまたま、うちの猫ちゃんは病気ではありませんでしたが、最初は獣医師に診察をしていただきました。何もなければ安心できますので、必ず受診しましょう。