私がペットロスになった時の話~後編~

私がペットロスになった時の話~後編~

以前飼っていた猫が死に、ペットロスになった時の体験談です。もし、現在ペットロスと戦っている方がいらっしゃったら、少しでも参考にして頂き乗り越えるお役に立てたらと思います。

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ペットロスになる

墓にいる黒猫

私がペットロスになった時の話~前編~ の続きです。

食事が食べられない

ちぃさんが亡くなって、私は毎日泣きました。今も思い出しながら泣いてしまって、文字が霞んで良く見えません。何もやる気が起こらず、大好きなご飯を目の前にしても箸が進みませんでした。

今まで実家でも動物は飼っていたし、死んでしまって泣いたことは何度もありました。ですから、今回もちぃさんが死んでしまっても上手く対処出来ると思っていたんです。

でも、ご飯が食べられなくなったのです。何もしていないと思い出して泣き続けるので、気分転換にテレビを見たり、DVDを見たり、お友達に会ったりしましたが、気付くとちぃさんの事を思い出しては泣く毎日。ご飯が食べられないので、もちろん体重もどんどん落ちます。なんと、一週間で5キロも落ちてしまいました。

私、病院へ行く

あまりに急激に食事を食べなくなったせいか、面白いくらい何度も気を失いました。トイレの中、台所、廊下、布団の上、、家中どこでもです。

そして、過呼吸にもなりました。昔過呼吸になったことがあったため、自分で対処出来ました。ゆっくり呼吸をして、酸素が一度に入らないようにしました。そうすれば、過呼吸はしばらくしたら治まります。急になるので、周りの方もパニックにならないよう冷静に対処してください。

流石に命の危機を感じた私は、近所の内科へ行き、点滴を受けました。恥ずかしくて食事が食べられない理由は伏せました。

食べていないので力も入らないし目眩もすごく、近所なのに歩いて行くだけで一苦労。点滴のお陰で少し落ち着き、自宅に戻りますが、やっぱりまた泣き続ける日々。

持病があり、心療内科に通院している私は、ちぃさんの話を先生に聞いて頂きました。以前仕事帰りにちぃさんを連れたまま病院へ行ったことがあって(普通の病院では絶対やってはいけませんよ)、先生もちぃさんとは顔見知りだったので、慰めの言葉を頂きました。

流石にその時は鬱状態になっていたので、お薬を出してもらい、おまけで栄養ドリンクも出してもらいました(この栄養ドリンクが美味しくないんです)。

それでも変わらずご飯が食べられず、フラフラ、クラクラする毎日で、点滴も再び打ちに行きます。ちぃさんの死を受け止めているはずなのに、どうしてこんなに辛いのだろうと、その時改めて自分を冷静に分析する事にしました。

後悔

思い返せば、私は物心つく前から犬や猫、金魚やインコ、といった動物にまみれて暮らしていました。母の実家も、祖父が動物好きだったので、犬や鳥、エビやうさぎなど、色んな種類の生き物がいました。

子どもの頃は、猫は自由に外へ行き来していましたし、死ぬ前には猫はいなくなるので、死に目に会ったのは魚、インコ、室内飼いにした犬と猫数匹。

昔はご飯も猫はお米に味噌汁と鰹節を掛けた、いわゆる猫まんまをおばあちゃんがあげていました。それで、動物に対して、そこまで真剣でなかったのだと分かりました。

でも、ちぃさんは違いました。初めて自分一人で餌を買い、トイレのお世話をし、ブラッシングやお風呂も入れて病院にも連れて行きました。本当の意味で、私が飼った猫第一号だったのです。

食事も特に気にすることなく、どこでも買える大手の会社のキャットフードでした。これは実家の猫たちも食べていたし、その子たちは長生きしていたので何も疑問に思っていなかったのですが、ちぃさんが病気になって、初めて調べてから、市販のフードにも色々あることを知りました。ですから、もっと体に良いものを食べさせてあげれば良かった。という後悔があったのです。

食事に気を遣い、もっと状態をしっかりと見てあげていれば、ちぃさんの寿命ももっと延びたかもしれない。そういう自責の念で、私はペットロスになってしまったのです。

里親募集で癒される

冷静に自己判断をしたところで、一向に私の心は晴れません。何をやっても埋まらず、体重も戻りません。家族には鶏ガラと馬鹿にされる程でした。

時間が経ちご飯は随分と食べられるようになってきましたが、一度落ちた体重を戻すのはなかなか難しいですね。食べてもなかな太れないんです。

ちぃさんがいない、ぽっかりと空いた私の心を埋めたのは、子猫の里親募集の記事でした。産まれたばかりのちっこい子猫の写真を見ては、癒される毎日。

そんなある日、私は一つの募集記事に目を止めます。何が引っ掛かったのかは分かりませんが、何故か引かれたその記事の方にすぐ連絡を取り、その日のうちにお会いすることにしました。

八割れ猫!

伺ったお宅には、段ボールに入ってうねうね動く、産まれて間もない子猫が3匹。まだ目もあまり見えていないくらいの小ささで、可愛くて身悶えするほどでした。

その中に一匹、八割れ猫がいました。

「この子が良いです!」

すぐにそう言ってしまったのは、ちぃさんと同じ八割れだったからです。その子はオスでしたが、他の猫より小さくて、気に入ってしまいました。だって八割れだったのですから!

それから数か月後、その子猫を無事に頂き、家に連れて帰ります。それからはもう、大変でした。
んとまあ、悪い子で、家中破壊して回る、ちぃさんとは似ても似つかない猫さんだったのです‼

ペットロスが治る

ハチワレ猫

新しい家族を迎えて

子猫の大騒動のおかげか、手が掛かって仕方ないおかげか、ちぃさんの事でくよくよしている暇が無くなった私は、いつの間にかペットロスから抜け出す事が出来ていました。今は普通にご飯も食べられますし、体重も随分戻りました。子猫のおかげですね。

残念ながら、今は他の保護猫の面倒を見ないといけない事情があり、頂いた子は実家にいて一緒には暮らせていませんが、毎月帰って一緒に寝たり、テレビ電話で様子を見せてもらっています。あんまり電話をするので、母に面倒がられています。

片手に乗るくらい小さくて可愛かった子猫は、一年以上経ち、6キロにまで成長してくれました。
大きいくせに、気が弱くて、実家の他の猫にいじめられていますが、元気いっぱい育っています。
ずっしり重たい体を抱き締めて、嫌がるのを無理矢理頬擦りするのが楽しくてたまりません。

まとめ

寝ているハチワレの子猫

私はこうして、新しい子猫を迎える事でペットロスから抜け出す事が出来ましたが、皆さんそれぞれ色んな思いがあると思います。最近実家で飼っていた猫が8歳という若さで亡くなりました。その時もとても辛くて泣きましたが、他にも猫がいるのでくよくよ出来ません。

もう二度と動物は飼いたくない。と思う方もいることでしょう。私のように、新しい家族を迎えたい。と思う方もいることでしょう。

私からアドバイスがあるとすれば、自分一人で抱え込まない事です。お友達でも、メンタルクリニックのお医者さんでもいいです。正直な気持ちを全部吐き出してください。

そして、亡くなった子の事を覚えておいてあげてください。辛い時、悲しい時は泣いてください。そして、後悔しないように、一緒にいる間は、たくさんの愛情を注いであげてください。出来る限りの事をしてあげてください。

皆、ペットを亡くすという同じ経験を必ずします。その時にどうなるかは分かりませんが、私のように病院に行かなくて済むように、気持ちの整理をつけてください。ペットロスは、必ず乗り越える事が出来ます!

最後までお読み頂き、ありがとうございました。まめこでした。

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