私がペットロスになった時の話~前編~

私がペットロスになった時の話~前編~

以前飼っていた猫が死んで、ペットロスになった話を書きたいと思います。今現在ペットロスで苦しんでいる方がいれば、少しでもペットロスから抜け出すヒントになればと思います。

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野良猫がやって来た!

ハチワレ猫

ちぃさん参上

我が家の近所には、何故か野良猫がたくさんいます。ご近所の方が餌をあげたり、避妊去勢手術に自費で連れていったりしているみたいですが、どこかで密かに産まれているのでしょうね。見かける度に色んな模様の猫さん達がいます。

ある日の事、私のバイクの上で気持ち良さそうに寝ているまん丸なフォルムの八割れ猫を発見しました。猫好きな私は、逃げられるのを覚悟で「おいでー」と呼びます。すると、驚いた事にその猫はしゃがんでいる私の膝の上に飛び乗ってきて、寝始めました!なんて処世術!!それ以来、時々見かけたら膝に乗せては撫でて癒される日々を過ごします。

それから数年。夏の暑い日の事でした。少しでも風を通そうと、窓を開けて玄関も少し開けて昼寝をしていた時です。「あれ?なんか気配を感じる」と、廊下に行くと、いつも膝に乗ってくる野良猫が、ちょこんとお行儀良く玄関の縁に座っていました。まるで「こんにちは、お邪魔します」と言わんばかりの行儀の良さに、思わず笑ってしまいました。

ハチワレ猫ちぃさん

ちぃさんうちの子になる

それからと言うもの、私が玄関を開ける音がするだけで、向かいのお家の軒下(そこが住処らしいです)から飛び出してきて、家に入れてくれとおねだり攻撃。あまりにしぶとく粘るので、根負けした私は、仕方なく玄関に入れて膝に乗せて、猫が満足するまで撫でてあげるようになりました。

そんな状態が数ヶ月続いて、ちぃさんが我が家に居座る時間がどんどん長くなり、朝の5時に玄関の前で大声で鳴く始末。ご近所迷惑になると思った私は、「これはもう、うちで面倒見るしかない」と腹を括り、家で飼うことにしました。

もとは野良猫だったので、完全室内飼いに慣らすまで一月程掛かりました。これが不思議なのですが、私はこれまで一度もちぃさんに餌も水もあげたことはありませんでした。なのに家に入れてくれとせがむのです。

今思うと、我が家は小学校の通学路にあり、子ども達にいじめられたりして、ちぃさんはどこかの家に飼われたかったのではないかと思います。子どもは遊んでいるつもりでも、猫や犬にしてみればいじめられていると感じることは多いでしょうからね。

運動神経ゼロ猫

ちぃさんは年齢不詳で、ヨダレを垂らしていたのもあり、すぐに病院に連れて行って検査を受けました。幸いなことに病気も何もなく、ヨダレもお薬を飲ませたらすぐに良くなりました。良かったね、ちぃさん。

そんなちぃさんは、猫とは思えない程の運動神経のなさでした。一度だけ台所に飛び乗りましたが、「駄目よ!」と注意したら二度と乗ることもなく、テーブルの上はおろか、こたつの上にすら乗りませんでした。

悪いところは、焼いた魚や肉(私のご飯)を、こたつの下から手を伸ばして泥棒してた事くらいです。ベッドの上もジャンプするのに一苦労。こんなに動けない猫は初めてで、面白かったです。運動と言えば、ネズミのオモチャで毎日30分程遊ぶくらいで、あとは本当にのんびりした子でした。

腎機能障害が見つかる

医者とハチワレ猫

4年後

ちぃさんとの生活もすっかり慣れ、大人しいことこの上ないちぃさんは野良猫だった頃の愛想はどこへやら、すっかり人見知りになり、友達が遊びに来ても隠れてしまうようになりました。

そんなある日のこと、ちぃさんが突然ご飯を戻すようになります。おまけになんだか元気もない。心配して病院に連れて行くと、脱水症状を起こしていて、すぐに補液してもらいました。

戻していたのは、今までのフードが合わなくなっていたようで、違うものに変えたらすぐ治まりました。我慢して食べてくれていたのでしょうね。申し訳ない事をしました。

しかし、ちぃさんの元気はゆっくりと、確実に無くなって行き、体重も4キロあった(メスなのでちょっと太め)のに、3キロまで落ちてしまいました。人間で例えるなら、体重40キロの人が30キロになるという事ですから、とんでもない事です!それでもなんとか持ち直してくれて、普段通りに生活していたのですが、不安になった私は再び病院へ行きました。

検査の結果

残念ながら、ちぃさんは腎機能に問題があることが発覚しました。腎臓に負担が掛かる猫にはとても多い病気です。

年齢不詳だった事に加え、私の猫の餌に関する知識不足のせいで、ちぃさんの腎臓に随分と負担をかけてしまっていたようです。先生からは、15歳以上じゃないと、ここまで悪い数値は出ない。と言われたので、ちぃさんはうちに来た時には既に10歳以上だったと考えられます。動かないのは年のせいもあったのですね。

それからは定期的に検査を受け、薬も色々と試し、ご飯も腎臓に優しいものに変えました。でも、ちぃさんは目に見えて元気が無くなって行きました。。

ちぃさんとのお別れ

寝ているハチワレ猫ちぃさん

自宅療養

ちぃさんは病院が嫌いだったので(ほとんどの猫が病院が嫌いだと思いますが)、先生と相談して、自宅で点滴を打って様子を見ることになりました。先生が言うには、かなり危険な状態だけど、点滴で持ち直すこともあるとか。おまけに入院するより、飼い主である私が側にいてあげた方が、ちぃさんもリラックス出来るだろうとの配慮で、点滴の打ち方を教えて頂き、自宅へと帰りました。

さよならちぃさん

自宅で点滴治療を始めて数日。体温も下がり、トイレも自力で行けない程足も弱ったちぃさん。少し前から耳も聞こえなくなっていたので、呼んでも答えられません。

ワンちゃん用のオムツを買って、尻尾の辺りに少し大きめに切り込みを入れました。オムツ姿のちぃさん。可哀想だけど、頑張ってほしい!その願いも虚しく、一生懸命頑張ったちぃさんは、私の腕の中で最後の時を迎えました。

一緒に過ごした時間は5年にも満たなかったですが、私は精一杯ちぃさんに愛情を注ぎ、可愛がったつもりです。自己満足かも知れません。それでも、ちぃさんと過ごした日々はかけがえのないもので、たくさんの思い出を貰うことが出来ました。

果たしてちぃさんにとって野良猫のままでいた方が幸せだったのか、私と過ごした方が幸せだったのかは分かりません。それでも、私はちぃさんを飼った事を少しも後悔していません。

まとめ

ハチワレ猫の横顔

現在年齢を重ねた猫や犬がいる方は、ある程度の覚悟をしていらっしゃると思います。私もそうでした。でも、ペットロスは思いもよらないタイミングで来てしまいます。次回は、私がペットロスになってしまい、どんな症状がでたのか、また、どのように対処していったかをお話出来ればと思います。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。まめこでした。

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