猫の鼻が乾燥している時の対策と予防の方法
猫の鼻が乾燥しないよう湿度に注意する
病気が原因で鼻が乾燥してしまうことがありますが、病気の予防以外でできることもあります。まずは湿度です。冬場は湿度が40%以下にならないよう配慮しましょう。湿度が低いとき、特に冬は空気の乾燥で鼻がカサカサしやすくなります。加湿器の設置や濡れたタオルを部屋に干すなど、部屋を乾燥させない対策がおすすめです。
猫の鼻が乾燥しやすい暖房器具への対策
また、冬になると猫は暖かい場所へ行こうとしますが、暖房器具の前にいて鼻が乾燥することもあります。近づきすぎないようにガードを用意したり、直接温風に当たらないようホットカーペットを設置したり、そういった対策をとることで鼻の乾燥を防げます。
ただし、ホットカーペットで低温火傷をしてしまったり、こたつと併用して脱水症を起こしたりすることがあるので、使い方には注意が必要です。体質によって、鼻がカサカサになってしまう猫がいます。
猫の鼻が乾燥している時のケア
病院で相談の上、馬油や猫用クリーム、ワセリンを塗ることもできます。しかし、猫が鼻を舐めてしまうので、乾燥を予防するという大きな期待はできないようです。
猫の鼻が乾燥してひびわれがある時
乾燥がひどく鼻がひび割れていたり、ただれている場合は、鼻の病気や皮膚の病気が関係しているかもしれません。風邪や鼻炎など、鼻水が乾燥してカサカサすることがあります。乾燥した鼻に鼻水などがついている場合は軽く湿らせたコットンやガーゼで優しくふき取ってあげましょう。
猫風邪や高齢で鼻が乾燥しているとニオイが分かりづらくなるため、食欲が低下することがあります。まずは病院に連れていくことが優先ですが、自宅で看護をする時は、いつものキャットフードに、かつお節などのニオイの強い食べ物をトッピングして、食欲を刺激してあげると食欲がわいてくる事もあります。
体調が悪く鼻が乾燥している時は猫の体温を確認する
猫の体調が悪そうで鼻が乾燥している時は検温をして猫の様子を確認します。猫の体温はお尻や耳での計測が基本で、平熱は38℃~39℃です。動物用直腸体温計や動物用耳体温計があります。また、眠いときは暖かい耳が起きているときも熱かったり、おでこ、お尻がいつもより熱く感じたりすることで分かる場合もあります。
猫の鼻が乾燥して熱がある時の対処法
熱が急に上がり体調が悪い場合は、タオルにくるんだ保冷剤で体を冷やす応急処置をします。水を飲んでいないようであれば、水分補給をさせます。水分補給は、水を入れる容器を変えたり、ウェットフードを与えたりと様々な方法があり、その一つに飼い主が飲ませてあげるという方法もあります。
例えばシリンジやストローを使って猫の口に水を少しずつ入れ、飲ませます。このような対処法がありますが、なるべく早く病院へ連れて行きましょう。
猫の鼻が乾燥する原因
- 病気による猫の鼻の乾燥
- 猫が眠いとき鼻が乾燥する
- 寝ているとき鼻が乾燥する
- 起きたばかりのとき猫は鼻が乾燥する
- 運動した後は猫の鼻は乾燥している
- 猫の加齢による鼻の乾燥
猫の鼻が乾燥していて病気が疑われるケース
- 発熱
- 脱水
- 目がうるんでいる
発熱があるときは耳や額、お尻がいつもより温かい、熱いと感じることがあります。脱水が疑われるときは、水を飲んでいるか確認が必要です。目が潤んでいる場合は鼻の病気が考えられます。
病気以外で猫の鼻が乾燥しているケース
- 眠いとき
- 寝ているとき
- 起きたばかりのとき
- 運動の後
- 加齢
猫の鼻は寝ているときは乾燥しています。また、それ以外でも常に乾燥している場合、病気などがなければ、加齢によって鼻からの液体の分泌が低下した可能があります。
猫の鼻が湿っている仕組み
猫の鼻は触るとひんやりとしていて、湿っているか濡れています。鼻腔内の腺細胞から分泌される液体が鼻の表面を覆っているためです。この液体は少し粘り気があり、犬も同じく分泌される液体で覆われていますが、粘り気は少ないそうです。
鼻が濡れていることで、より多くのニオイ情報をキャッチしたり、ウイルや細菌などの増殖を抑えたりする効果があると言われています。
猫の鼻が乾燥ではなく濡れすぎているとき
猫の鼻が乾燥ではなく濡れすぎている場合は、鼻炎や猫風邪などの病気で鼻水が出ている可能性があります。鼻水の他に咳やくしゃみ、食欲などをチェックして、病院を受診しましょう。
鼻水が乾燥して固まり、鼻まわりがガサガサになってしまうこともあります。固まってしまった鼻水はとりにくく、鼻の入り口をふさぐようになることもあります。
室内の湿度を高くし、濡れたガーゼなどでふやかして取り除きますが、力を入れないようにするのがポイントです。アルコールウェットティッシュは猫にって有害ですので、使用しません。
まとめ
猫の鼻は湿っていてひんやりと冷たいですが、何らかの理由で乾燥してしまうことがあります。「猫が寝ているときの乾いた鼻を触るのが好き」という、飼い主さんも多いのではないでしょうか。
しかし、場合によっては猫の体調不良から鼻が乾燥していることもあります。発熱や飲んだ水の量、その他の理由や体の様子などで対処が変わってきますが、いずれの場合も早めに病院を受診しましょう。鼻がカサカサしてしまうのは体質だと思っていたのに、副鼻腔炎が原因だったという猫もいます。
鼻の乾燥の予防は、加湿をすることが大切です。部屋に湿度計を用意すると分かりやすくなりますね。また、猫は暖かい場所が大好きです。暖房器具によって猫の鼻が乾燥してしまうこともあるので、使い方や設置の仕方が猫の健康の害になっていないか、チェックしてみはいかがでしょうか。
30代 女性 しおり
猫ちゃんにも、害がないですしオススメです。
けっこう、効果が出るのが早くて鼻がつるつるになります。
病気で鼻が乾いているのかどうかは日頃と何か動作が違ってないかを見て判断して、不安だったら獣医師に診ていただくことを、オススメします。