猫が寝言をいう5つの理由と注意する事

猫が寝言をいう5つの理由と注意する事

寝言を喋るのは猫も同じです。スヤスヤと幸せそうに眠る愛猫が突然何かを言ったり叫んだりしたことに驚いた!そんな経験がある飼い主様も多いはずです。いったい猫はなぜ寝言を言うのでしょうか?寝言を言うことに問題はないのでしょうか?今回はそんな猫の寝言についてご説明します。

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監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

猫が寝言を言う理由5つ

夢を見ている猫
  • 猫が夢を見ているので寝言を言う
  • 猫が金縛りにあってパニックになった声を寝言と勘違いする
  • 猫が病気や呼吸器系に異常があり苦しくて寝言をいう
  • 猫が吐き気を感じて寝言をいう
  • 猫がてんかんや痙攣による寝言をいう

猫が寝言を言う理由1.夢を見ている

猫が寝言を言うことで最も考えられる理由は夢を見ているということです。遊んでいる夢、獲物を追いかけている夢、おいしいものを食べている夢、驚く夢、怖い夢、様々な夢があります見る夢によって寝言が「にゃー」「んー」「みゃう」「うー」と、可愛い声だったり、うなるような寝言だったり、叫ぶ声だったりと変わります。

猫が寝言を言う理由2.金縛りにあっている

猫が金縛りになった時、パニックになった猫が必死に助けを求めている声を寝言と勘違いしている可能性もあります。本当に人のような金縛りにあっているかどうかは確認のしようがないというのが本当のところですが、可能性としてはあるでしょう。

猫は1日16時間も寝る動物ですが、熟睡しているのはそのうちのわずか2割程度。残りの8割は熟睡していない状態、レム睡眠状態となります。レム睡眠とは体は眠っているが脳は起きている状態で、脳の影響により夢を見るのです。

このレム睡眠、体は眠っているのに脳は起きている状態のため時々脳と体の神経が連動せず目が覚めているのに体が動かない金縛りの状態になります。

猫が寝言を言う理由3.呼吸器系に問題がある

猫が寝ているときにイビキをかいている時寝言を言う事があります。いびきをかいている時は呼吸器系に問題がある可能性があります。例えば猫風邪の場合、鼻がつまって呼吸がしづらくイビキをかいている可能性があります。

鼻水、咳、発熱といった症状が出ていないか念のため確認をしてあげるようにしましょう。また寝る体勢により気道が狭くなっている可能性もあります。苦しそうならそっと首の位置や体勢を変えてあげましょう。

猫が寝言を言う理由4.吐き気を感じている

吐き気を感じている時も寝言を言ったりうなったりします。グルーミングにより飲み込んでしまった毛が、うまく便と一緒に排出できない場合は口から吐き出します。

その時に感じる吐き気が寝言のように聞こえることもあります。猫の毛が腸内にたまって吐き出せないと、毛玉が胃の中で溜まってしまう病気の毛球症になる可能性もあります。そのような症状を可能な限り予防するためにブラッシングをしてあげるようにしましょう。

猫が寝言を言う理由5.てんかん

猫は浅い眠りのとき、ピクピクと痙攣したような動きをすることがあります。これは夢の中で動いている時に、体も一緒に反応してしまっているので楽しい夢や激しい夢を見ているんだなと思って微笑ましく見守って頂いていいのですが、突然大きく痙攣する場合などは「てんかん」を疑ったほうがいいでしょう。

てんかんは急に痙攣を起こす病気で、痙攣が1分以上続く場合泡を吹いて意識障害となってしまう可能性もあります。

気持ちよさそうに寝ていたのに突然大きく痙攣をする、苦しそうにしている、大きな声で寝言をいうといった症状が見られた場合はすぐに獣医師に相談するようにしましょう。

猫が寝言を言っている時に見ている夢

ねずみを追いかける子猫

猫は夢の内容に合わせて寝言をいっている事もよくあります。猫が寝言を言っている時に見ている夢、楽しい夢なのか、おいしい夢なのか、怖い夢なのかはわかりませんが猫ちゃんが見やすい夢は「獲物を追いかけている夢」が一番多いと言われています。

猫の夢は脳の中の記憶を整理する過程でみると言われていますが、猫は夢の中で狩りの趣味レーションをしているというのです。

夢の中で獲物を追いかけているのでピクピクと手足を動かして走っているような動きを見せたり、獲物を見つけたような短い鳴き声をあげる寝言を言うのです。夢の中で元気にねずみのおもちゃを追いかける姿を想像したらとても可愛いですね。

猫が寝言を言いながら痙攣、叫んでいるときの対処法

叫ぶ猫
  • 落ち着いて観察をすること
  • 猫が寝言を言ったり、痙攣をしている時の動画を撮っておく

寝言をいいながら痙攣をしている時の対処法

眠る猫

猫が寝言をいいながら痙攣しているときの対処法は落ち着いて観察をすることです。猫が寝ている間に寝言や痙攣をしたら、まずは経過を観察します。このときに動画を撮っておくと診察時に症状を説明することができますので是非実行してください。

診療時間内、動物病院に電話がつながるなら獣医師の指示に従うのが一番ですが、痙攣が直らないようなら速やかに獣医師の診察を受けましょう。このとき、間違っても猫の口の中に手を入れないようにしましょう。誤って噛まれてしまい怪我をしてしまう可能性もあります。

猫が叫ぶような寝言を言っている時の対処法

咳をする猫

痙攣が無くただ寝言のように叫んでいる場合は猫ちゃんが怖い夢をみてパニックに陥ってる可能性があります。様子を見て優しく声をかけ起こしてあげ起こしてあげてから落ち着かせてあげましょう。このときも下手に手をだして引っかかれたり噛まれたりといった怪我に気をつけるようにしましょう。

猫の睡眠中、寝言以外で注意する事

熟睡している猫
  • 猫の呼吸困難
  • イビキをかいている時は病気の可能性もある

猫が睡眠中、寝言の他にに気をつけたいことはやはり痙攣でしょう。激しい痙攣は呼吸困難、意識障害を引き起こしてしまう場合もあります。目に見えて激しい痙攣は是非注意してあげましょう。

そのほかには呼吸にも気をつけてあげましょう。猫が肩で呼吸をしている、腹膜が激しく上下している場合は呼吸器系に問題がある可能性もあります。

さらにイビキをかいているなら病気の可能性は濃厚となります。その場合はすぐに獣医師に相談をするようにしましょう。是非注意深く見守ってあげるようにしましょう。

まとめ

眠る子猫
  • 猫が夢を見ているので寝言を言う
  • 猫が金縛りにあってパニックになった声を寝言と勘違いする
  • 猫が病気や呼吸器系に異常があり苦しくて寝言をいう
  • 猫が吐き気を感じて寝言をいう
  • 猫がてんかんや痙攣により寝言をいう

今回は猫の寝言についてご紹介しました。猫ちゃんが寝言を言っている姿は可愛いですしとても癒されますが、重篤な病気が潜んでいる場合もあります。愛猫の健康を守るためにも猫ちゃんをしっかりと観察して緊急性の有無を判断してあげるようにしましょう。

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